無駄なコストを抑えるためにも、銀行選びは重要です。数回に渡って、ぼくが現在どんな銀行を使っているのかをまとめてみます。新生銀行に続いては、貯蓄用の銀行として使っている楽天銀行です。
マネーブリッジが秀逸 金利0.1%に
楽天銀行といえばマネーブリッジです。これは楽天証券の連携させて、株などを買う時に楽天銀行口座から直接買い付けでき、配当などが楽天銀行に入ってくるという仕組みです。楽天証券の現金口座が楽天銀行に置き換わったくらいのイメージですね。
そんな単純な話なのに、なんと普通預金の金利が0.1%にアップするのです。メガバンクやゆうちょ銀行では、定期預金でも金利は0.01%。0.1%の凄さがわかります。
ちなみに、銀行口座と証券口座を連携させる機能は他の銀行でも提供しています。特にGMOあおぞらネット銀行は、同様の「証券コネクト口座」に入れた場合、0.11%の金利をつけています。
ただし、これはGMOクリック証券をメインにしている必要がありますね。僕の場合、楽天証券がメインなので、0.01%の金利差のために変更しようとは思いませんが、GMOクリック証券がメインの方は1つの選択肢だと思います。
楽天ポイントがけっこう貯まる
楽天銀行は当然楽天経済圏の一員です。ということで、利用すると楽天ポイントがたまります。けっこう複雑ですが、基本的にはお金の出し入れがあるとポイントが付与され、ポイント額はステージによって変わる感じです。ステージは、利用頻度や預け入れ金額で変わります。
ぼくの場合、例えば4月のポイントがどうだったかというと、次のような感じです。たかだか20ポイントですが、手数料を取られるどころか還元されるわけですからお得しかありません*1。
楽天自体の還元率もアップ
さらに楽天銀行の利用で楽天の還元率が上がることも忘れてはいけません。楽天カードを作り、引き落とし口座を楽天銀行にすることで、楽天スーパーポイントの還元率が+1%アップします。
通販は基本的にAmazon派なのですが、お買い物マラソンのときなど、楽天を利用することがあります。そうしたときに還元率がアップするのはありがたいところです。EC利用が楽天メインの人なら、当然のように必須ですね。
さらに預金残高などのステージが上昇すると、さらにスーパーポイントの還元率がアップします。最大3倍ですね。
ATM利用や振り込みは利用制限厳しい
ポイントは大盤振る舞いの楽天銀行ですが、ATM入出金や振り込みは、手数料無料の条件がけっこう厳しくなっています。最高でも、ATMは7回まで、振り込みは3回までと、新生銀行に比べて大きく見劣りします。給与や年金の受取口座にすると、無料振り込み回数が+3回となりますが、それでも新生銀行より少ないですね。
セキュリティやペイジー利用は面倒くさい
便利な楽天銀行ですが、ネットでの利用はセキュリティがちょっと面倒です。ログインするだけでも、合言葉を聞かれたり、口座番号を改めて入力せよ、という場合がけっこうあります。もう少しスマートな本人確認の方法をとってほしいところです。新生銀行のほうが優れている点です。
FX口座などへのクイック入金にはペイジーを使う場合がありますが、このときのセキュリティも煩雑です。ワンタイムパスワードがメールに送られたり、生年月日を入力したりする必要があります。果たして生年月日がセキュリティ向上にどのくらい役立つのか? と最近疑問です。しかも、スマホのホイール上のピッカーで選ぶので、かなり面倒です。
2要素認証ならスマホのプッシュ通知などをうまく活用してほしいところ。今後の改善が期待されます。
*1:ふと、あれ?最高ステージなのになぜスーパーポイントの獲得が3ポイントではなく2ポイントなのかな? と思ったのですが、ステージの計算は平均残高ではなく「毎月25日終了時点のお預かり資産残高」なんですね。先月は現金の多くを使って優待クロスをしたので、25日時点の現金が少なくなっていたのが理由のようです