FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

3月優待クロスポジションの状況 39銘柄【2020年】

優待の1年最大の山場である3月の優待権利付きが、来週27日に迫っています。優待クロスも佳境です。3月のクロスポジションの状況です。

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39銘柄のクロスポジション 

3月は、現在39銘柄のクロスポジションです。正確には、日興証券で翌週まで指値売りを行ったものも含まれています。JAL、平和、高松G、第一興商、KDDIです。ほかは、もはや貸株料もわずかなので、ミスを恐れてポジションを取りました。

 

下記は、現在取っているポジションの、優待の売却価格に対する表面利回りです。株価がかなり下落したので高く出ているものが多いですが、早期にクロスしたものについてはもっと悪い利回りです。また、貸株料がかかっているので、実質の利回りはもう少し悪くなっています。

  • アサックス(8772) QUO2000/3.33%
  • ユナイテッドアローズ (7606) 15%引き4枚/3.15%
  • 日神不動産(8881) QUO1000/2.82%
  • グローセル(9995) QUO1000/2.71%
  • オリックス(8591) カタログギフト/2.59%
  • 平河ヒューテック (5821) QUO2000/2.54%
  • JAL(9201) 半額券/2.38%
  • エフテック(7212) QUO1000/2.31%
  • 九州リースサービス(8596) QUO1000/2.22%
  • JSP(7942) QUO3000/2.20%
  • エイチワン(5989) QUO1000/2.15%
  • 東海運(9380) QUO500/2.07%
  • 電算(3640) ギフト4000/1.93%
  • 河西工業(7256) QUO1000/1.90%
  • コロワイド(7616) 1万円×2/500株/1.90%
  • 東京鐵鋼 (5445) QUO2000/1.88%
  • ルネサンス(2378) 無料券2枚/1.88%
  • ヤマダ電機(9831) 利用券1000円/1.84%
  • フコク(5185) 米2kg/1.78%
  • 日産東京販売HD (8291) QUO1000/1.71%
  • ネツレン(5976) QUO1000/1.69%
  • 平和(6412) ゴルフ件8枚@400株/1.68%
  • 菱電商事(8084) QUO2000/1.58%
  • パイオラックス(5988) カタログ3000/1.54%
  • 立花エレ(8159) QUO2000/1.52%
  • 高千穂交易 (2676) お米券3kg/1.43%
  • MUTOH HD(7999) ギフト3000/1.43%
  • エクセディ(7278) ギフト3000/1.41%
  • タカラレーベン(8897) お米券1g/1.34%
  • トリドールHD(3397) 丸亀2000円/1.22%
  • リコーリース(8566) QUO3000/1.16%
  • 高松G(1762) コシヒカリ5k/1.15%
  • カッパクリエイト(7421) 食券3000円/1.11%
  • タチエス(7239) QUO1000/1.10%
  • 第一興商(7458) 利用券5000円/0.94%
  • 全国保証(7164) QUO3000/0.93%
  • 日本管財(9728) ギフト2000円/0.92%
  • KDDI(9433) ギフト3000/0.69%
  • 日本水産 (1332) 商品3000/0.63%

クロス作成の基準

3月はかなり優待銘柄が多いため、クロス作成の基準を厳しくしています。具体的には、取引手数料と貸株料を含めた利回りが1%を超えたものを、クロスしていく感じです。

 

ただ19日まで来ると、もう優良銘柄はほとんどなくなってきているので、最後まで残りそうな大型銘柄で、0.5%以上取れそうなものもクロス予約を入れています。

 

今回使った証券会社は下記の通りです。

  • 日興証券 最初から最後までメイン
  • 楽天証券(長期) 貸株料がわずかですが安いので早期クロスが必要なもの
  • 楽天証券(短期) 積極的に選ぶ必要なし。メイン口座のため資金管理上楽なので
  • GMOクリック(短期) 在庫がなくなっていた銘柄。優待による手数料割引の活用

異名義クロスもあるので、管理はかなり難儀しました。GMOクリック証券は、クロスを作る時、売りと買いが同量でないと注文を受け付けてくれません。GMOで売って、一部はGMOで現物保持、一部は他名義で現物保持、というようなことをしようとすると、いったんGMOでフルクロスした上で、タイミングを見て売却、同時に他名義で現物購入が必要になります。なんかうまい方法はないものでしょうか。

株価乱高下で意図せぬ約定

日興証券は、週末期限で信用売りの指値注文ができるという稀有な業者です。1000円の株価の銘柄に対して、1300円で指値売を入れておき、期限が切れる金曜の段階で成り行きに変更してクロスを完成させるという操作が可能です。これをうまくつかうことで、一週間分の貸株料を節約できます。ところが、指値売には問題があります。

 

値幅制限上限いっぱいに指値すると、約定はめったにしない代わりに、株価が下落すると指値額が値幅制限から外れてしまい、注文が失効することがあります。逆に、上限から余裕をみて指値を入れておくと、株価が急上昇して思わぬ約定があります。

 

今回、カッパ・クリエイトでそれが起こりました。先週末の1057円から今週金曜日は1400円へと約40%の上昇です。

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これはおそらく優待額の倍増が効いたのでしょう。でもおかげで、指値注文が勝手に約定してしまい、早く処理しないと大損という状況になりました。

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これまで単なる乱高下による意図せぬ約定ならば、反転して急落した時点で返済買いすることで、逆に利益が出たりもしたのですが、一方向に動く場合、早い損切り、またはクロス組成が必要です。こうした約定は日中の忙しいタイミングに起きることが多く、参りました。

資金面ではなんとか

3月は年に一度の山場のため、手持ち資金が足りるかも心配だったのですが、幸い狙いたいものはすべていけそうです。昨年末から円のキャッシュボジションを増やしてきたことが奏功しています。

 

ただし、異名義の場合、資金移動にいろいろと難があります。振り込み手数料(というか無料回数の消費)もありますし、タイムラグも面倒です。そのため、資金保有を楽天銀行に統一して、やりとりを容易にしました。

 

次のステップは名義の拡充です。法人名義の証券口座を作成し、資金効率を最大化しようと考えています。

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