先日BITMAXは「暗号資産10万円購入で1万円分のLINKプレゼント」をやったばかり。その攻略法と実践は記事にしました。ところが今回、さらにそれがパワーアップ。なんと、10万円の買い付けを6回やって、BTCを入金するだけで7万円相当の仮想通貨プレゼントです。
実際の利益はどのくらいなのか、リスクは注意点はどこにあるのか、考察してみました。
毎週10万円のBTCを買って売るだけ?
まずは概要の確認から。キャンペーンは大きく3つに分かれています。すべてクリアすると7万円相当の暗号資産LINKがプレゼントとなります。
- 毎週、10万円以上の仮想通貨購入で、5000円相当のLINK ✕6週
- 2週、3週、4週、5週、6週達成で、それぞれ5000円相当のLINK
- 1週達成+1BTC以上入庫で15000円相当のLINK
すっごく簡単にいえば、次のようにすれば5万円程度の現金を獲得できるはずです。
- 1〜10万円入金
- 10万円BTCを購入(10万円に達するまで売買)
- 5000円分LINKゲット
- BTCとLINKを売却
- 毎週、1〜4を繰り返す
- (オプション)どこからか1BTCを入庫する
買って(もらって)すぐに売却すれば、価格変動によるリスクはあまりないはず。ハズレのない鉄板のキャンペーンです。しかも必要な資金は数万円+αだけ。さらに100万円用意するかどこかから1BTC調達すれば、追加で1万5000円です。やらない手はないですね。
ちなみに、1週目はすでに始まっています。来週月曜の12時がタイムリミットです。
- 1週目…2020/9/7(月)12時00分〜2020/9/14(月)12時00分
- 2週目…2020/9/14(月)12時00分〜2020/9/21(月)12時00分
- 3週目…2020/9/21(月)12時00分〜2020/9/28(月)12時00分
- 4週目…2020/9/28(月)12時00分〜2020/10/5(月)12時00分
- 5週目…2020/10/5(月)12時00分〜2020/10/12(月)12時00分
- 6週目…2020/10/12(月)12時00分〜2020/10/19(月)12時00分
収益額は?
さて手法の検討に入る前に収益額の確認です。すべて達成した場合、得られるのは7万円ではなく7万円分の暗号資産LINKです。前回確認したように、LINKは売買価格に大きな開きがあり、売却しても入手できる円は23〜24%が引かれます。つまり、5万3200円程度だということです。
もちろんすぐに売却しないで保有していれば、LINK価格が上昇する可能性はありますが、下落する可能性もあります。今回のキャンペーンで大量のLINKがばらまかれ、そうでなくてもインフレになる上に、もらった人の多くはすぐに売却するでしょうから大きな売り圧力になります。キャンペーン獲得狙いなのに暗号資産のトレードをやってしまっては本末転倒です。ここは売却ですね。
コストは?
ではこの5万3200円を獲得するためのコストはどのくらいでしょうか。ざっとまとめると次のようになります。
- 入金コスト LINE Payから:110円 銀行振り込み:0円
- 出金コスト LINE Payへ:110円 銀行出金:400円
- 暗号資産の売買コスト
- 1BTCの入庫出庫コスト
まず入出金コストですが、前回のキャンペーン時はLINE Payへの入出金が無料でしたが現在は有料に戻っています。LINE Pay残高は銀行に出金するのにさらに175円かかることは覚えておきましょう。
暗号資産の売買コストは、BITMAXは手数料は無料です。ただしLINK同様、買う値段と売る値段に差(スプレッド)があり、それが実質コストになります。下記のとおりどの暗号資産を売買するかでスプレッドが違います。ここは最も低いビットコイン(BTC)一択でしょう。
10万円分の売買を6回繰り返す必要があるため、60万円分。その約2.6%なので1万5600円もスプレッドで取られることになります。正直言って高いコストですね。
最後の1BTCの入庫出庫コストです。ご存知のとおり、暗号資産はそのまま取引所間やウォレットとの間で送金が可能です。ただしこの送金にはコストがかかります。一般的なところで、送金には0.001BTC=1000円少々のコストがかかります。
BITMAXに送ったビットコインをどうするかですが、これをBITMAXで売却してしまうと、スプレッドの約半分、1.3%程度のコストがかかってしまいます。1BTCは100万円前後なので1万3000円ものコスト。これはいただけません。他の取引所では、スプレッドや手数料は0.1%クラスなので、絶対にBITMAXで売却してはいけません。BITMAXからの出金コストは0.001BTC。ここでまた1000円少々かかることになります。
- 入出金コスト合計 400円程度
- BTC売買(6回)コスト 1万5600円
- 1BTC入庫出庫コスト 2000円
合計すると1万8000円程度です。BTC入庫はハードルが高いとして、それを除くと次のような利益が見込まれます。
- 収益:4万1800円 コスト:1万6000円 利益:2万5800円 (1回あたり4300円相当)
1BTC入庫まで行うとこうなります。
- 収益:5万3200円 コスト:1万8000円 利益:3万5000円
ほぼノーリスク、資金はわずかで1BTCを調達できれば圧倒的な利益です。
注意点と上級編
では注意点をいくつか。まず具体的な操作法はキャンペーンページに細かく載っているので、それを参考にするといいと思います。その上で、
- 10万円ぴったりの資金で買付を行うと、わずかに足りない場合あり。10万5000円分くらいを目安にするといい
- 5万円×2回、3万円×3回、2万円×5回というのもあり。手数料ゼロでスプレッドなので
- 買ったら(もらったら)すぐに売らないと、価格変動リスクあり
- 6週連続で売買するので、資金をLINE Pay残高や銀行に戻すと手数料がかかる。6週間は置きっぱなし
- 1週間の日程が決まっているので、初回は9月14日12:00までに行うこと
さて、前回よりも複雑な今回のキャンペーンですが、ちょっと考えるだけでもさらにコストを節約できる方法がありそうです。上級編ですね。利益に対してかなりコストが大きいので、コスト節約は効果が大きいはず。
上級編は気が向いたら書きますので、よければTwitterなどでリクエストしてみてください。
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