FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

メルカリ vs ヤフオク vs ラクマ vs Amazon 販売ヘビーユーザーから見た違い

今日は、フリマサービス各社の違いについて書いてみます。メルカリ、ヤフオク、ラクマ、Amazonです。立場としては、購入する方ではなくて販売する方。ただし事業として販売しているのではなく、家庭内の不用品を販売するという立場です。

メルカリ実績1200件ちょっと

どのくらいからが販売のヘビーユーザーなのかははっきりとしませんが、世間のメディアの記事とかを見ていると、600件くらいでもヘビーユーザーなんてうたっているようなので、1200件あれば十分でしょうか? 1000件以上が販売です。

履歴を見ると、最初の売却は2015年12月。もう7年近く前になるんですね。

 

メルカリの大きな特徴は、次の2つです。

  • とにかく買い手が多い
  • 半ばゴミでも売れる

ほかのフリマアプリと併用している人なら、メルカリの買い手の多さは実感していると思います。とにかく売れる。実際は品物を登録していて通知がいって、それで買うのかもしれませんが、なんというか釣り堀な感じです。出品すると、30秒で売れるなんてことも多々あります。早く処分したいなら、とにかくメルカリ一択です。

 

もう一つは、買い手が多いが故になのか、ゴミのようなものでも買い手が付くということです。本当に「不用品」を出せば、買ってもらえます。例えば、不要なUSBケーブルとか各種の箱とか、粗大ごみにだすの面倒だな……と思ったら、メルカリを覗いてみると、意外と売買されているものです。

 

一方で、買い手が多いがために、おかしな購入者もいます。そしてヤフオクよりも、購入者を選ぶのが難しい。予めミュートすることはできるのですが、購入されてしまったら、売買のキャンセルを申請するしかありません。心理的にかなりハードルが高いのです。

 

でもおかしな購入者がいても、意外と運営がしっかりしているのがメルカリです。販売時、購入時ともにトラブルにあったことがありましたが、最終的には運営がカネで解決してくれました。「お互いに話あって解決してください」というスタンスのヤフオクとは違い、メルカリは良くも悪くも運営が間に入ってきます。ぼくとしては、ちょうどいいスタンス感です。

 

例えば、発送後にサイズがオーバーしていて、210円のメール便ではなく600円超の宅急便扱いになったとします。それによって、売上額よりも送料のほうが高くなってしまっても、差額は運営が負担してくれます。売上額は最悪でもマイナスにはならないのです。こうしたときに、別途販売者に請求がかかる(マイナスになる)ヤフオクよりも、運営ががんばっています。

ヤフオク……あまり使っていない

メルカリの前世代の覇者だったヤフオクは、実はあまり使うことがありません。オークションの仕組み自体も面倒だし、売買成立後、先方とやりとりするのも面倒。とにかく手間でした。いまでこそYahoo!かんたん決済しか使えませんが、昔は銀行振り込みとかをやっていたのです。

 

今でこそ、オークションではなくメルカリそっくりになり、先方とやり取りする必要もなく売買できるようになりましたが、タイミング的には遅かったかも。また、出品に際して、Yahooプレミアムに加入する必要があった(時期が長かった)ことも、離れる要因でした。

 

それでも今もたまに使うのは、出品制限が最もゆるいから。例えば、QUOカードとかはヤフオク以外では現在出品禁止になっていると思います。

 

ただし別の弱点もあります。金券類は現金支払でしか購入できないことです。そのため、意外と売れません。そりゃそうです。買い手はクレカで決済できないんですから。

ラクマ 手数料は安いが

楽天のラクマです。こちらは、買い手の人数はメルカリよりも少なく、UIやAI活用もメルカリに及ばず、たまに通知が来たと思うと、運営からのキャンペーンのお知らせばかりで、本当に売れない印象です。

 

それでも利点はあって、手数料が安いこと。

  • メルカリ:送料込み販売代金の10%
  • ラクマ:送料込み販売代金の6.6%
  • ヤフオク:送料込み販売代金の10%(プレミアム会員は8.8%)

ただ、3.4%値段を下げて出品しても、メルカリよりも反応が薄いのがラクマだったりします。

 

また、運営が強権的な印象も強いです。メルカリ、ラクマともに出品可能な品物の条件はちょくちょく変更します。そして、変更を知らずに出品すると、運営から出品禁止です&削除しましたメールが来るのですが、この対応がラクマのほうが厳しい。メルカリは何度か警告の上、24時間出品禁止などのことが多いのですが、ラクマはいきなり停止をやってきます(ぼくの場合)。

 

意図的にやっているならともなく、先日まで出品OKだったものを、今回出したらいきなりペナルティというのは、運営方針としてどうなのでしょう? 信用ならんと思っちゃいます。それこそAIで、「この品物は出品ができなくなりました」とか出してくれればいいのに。みんなそう思っているはず。

Amazon 今やプロの道具

Amazonは、実は最も長く使ってきたフリマサービスです。国内でAmazonマーケットプレイスのサービスが始まったのが2001年。ぼくが使い始めたのが2002年のどこかのようです。こちらも、セラーセントラルからだと2012年以前のトランザクションが確認できません。

 

今でこそ、FBAとの組み合わせで大口中心となり、フリマとしてはほぼ使えなくなったAmazonマーケットプレイスですが、当初は現在のメルカリ以上に釣り堀状態でした。中古本がネットで買えるという体験自体が珍しかったこともあって、出品すればすぐに売れる。

 

入金確認も購入者とのやり取りも不要で、注文があったら本を梱包して発送するだけ。いやはやなんて便利で簡単なのでしょう。今も覚えていますが、当時は平均して1日に3冊くらい出荷していた記憶があります。10年以上、恒常的に出品してきたので、冊数は数千件なのでしょうね。そんなAmazonマーケットプレイスももう使うことはありませんけど。

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