三井住友カードが、常時5%還元の対象店舗からファミリーマートの除外を発表しました。最高11%超まで還元率がアップする素晴らしい施策だったのですが、残念。12月16日からは、ファミマだけ意識して別の方法を使わなければいけません。そこで、いろいろ考えてみました。
ファミペイが熱いキャンペーンをやっている
ふと見ると、ファミペイが11月5日から熱いキャンペーンを実施しています。これは、ファミペイを使い、5か0が付く日にPOSAカードを買うと、追加で1.5%を還元するという、POSAキャンペーンです。
概要は下記の通りで、ここにファミペイの通常還元率0.5%が乗るので、合計2%の還元となります。
- 11月5日から終了期間未定
- 期間限定ポイントで付与(有効期限6カ月)
- 上限3000pt(利用上限20万円
- 5と0の付く日が対象
PayPayカード、マネックスカードからチャージしよう
ではファミペイにどうやってチャージするのがいいでしょうか? ファミペイはチャージ可能なクレカをけっこう制限していて、現在はファミマTカード(0.5%)のほかはJCBブランドでのみチャージ可能。
JCBブランドの高還元カードといえば、PayPayカード(1%)や、マネックスカード(1%)があります。ちなみに、楽天カード(1%)やリクルートカード(1.3%)はファミペイはポイント対象外のようです(それぞれ個人的には未検証)。このルートでチャージすると、
- 【3%】PayPayカード/マネックスカード(1%)→5と0の日(1.5%)→ファミペイ(0.5%)
と3%還元状態で、POSAが手に入ります。
問題は10月27日に、ファミマTカード以外にチャージ上限がかかったことです。月間2万円ということは、年間24万円しかチャージできません。
というわけで、月間2万円まではPayPayカードかマネックスカードで。それを超えて使うなら、還元率は下がるもののファミマTカード(0.5%)を用意という感じです。
楽天キャッシュを購入
POSAといえば、応用範囲が広いのが楽天キャッシュです。要するに購入できる楽天ポイントのようなもので、上記の方法で購入すれば、2%還元状態でスタートできます。例えば、楽天証券の楽天キャッシュ積立に使うとか、楽天ペイで使うなどが主な用途になります。
これまで、楽天キャッシュ積立は、下記のルートを使うことで、まぁ最大でも2.5%還元程度でした。
- 【1.0〜2.5%】クレカ(0.5〜2.0%)→au PAY(0.5%)→モバイルnanaco→POSA購入
ところが、11月からauPAY→モバイルnanacoルートが還元対象外になり、
- 【0.5〜2.0%】クレカ(0.5〜2.0%)→au PAY(ー)→モバイルnanaco→POSA購入
と減少していました。
ここに今回の新ルートでは下記の3%ルートが利用できます。問題はチャージ上限絶対額が低いこと。月間2万円では、ちょっと微妙です。
- 【3%】PayPayカード/マネックスカード(1%)→5と0の日(1.5%)→ファミペイ(0.5%)
そのため、ファミマTカードを使えば2.5%とちょっと還元率は下がりますが、いくらでも利用できる感じです。
- 【2.5%】ファミマTカード(0.5%)→5と0の日(1.5%)→ファミペイ(0.5%)
楽天ペイで支払うと、4.5%還元に
続いて2.5〜3%還元で手に入れた楽天キャッシュを、楽天ペイで使ってみましょう。楽天ペイは、楽天キャッシュでの決済なら1%の還元が付きます。つまり、3.5〜4%の還元が得られるわけです。
あらあら。楽天ペイというのは還元率では他の方法の一歩後ろを歩いており、あまり高還元ではありませんでした。ところが、ファミペイPOSAルートを介すことで、超高還元なコード決済になったのです。
さらにこれをファミマで使えば、楽天ポイントが0.5%追加還元され、合計4.5%。下記のとおり、なんとポイント5重取りが実現することになります。
PayPayカード/マネックスカード(1%)
↓
ファミペイ(0.5%)
↓
POSAカード 5と0の日(1.5%)
↓
楽天キャッシュ
↓
楽天ペイ(1%)
↓
店頭楽天ポイント(0.5%)
さて、POSAカードの1.5%還元はあまりに美味しすぎるため、長期に続く気がしません。それでも、このルートが複雑ながらなかなか面白いルートであることも事実。上限金額があまりに低いことを除けば、結構魅力的ではないでしょうか。