FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

クレカの海外旅行保険で、家族も保障する方法【2023年版】

前回の「クレカの海外旅行保険はどこまで使えるか 利用付帯の裏技と自動付帯カード一覧」では、海外旅行においてどんな保険を重視すべきで、それをクレカで賄うにはどうしたらいいか検討しました。しかし問題が一つあって、これは自分ひとりが出かけるのにはいいのですが、家族全員を保障するには足りません。その方法を考えてみました。

クレカ保険で家族も保障する方法

クレカの海外旅行保険で家族も保障する方法は大きく3つあります。一つはもちろん、家族それぞれにカードを作ってもらう方法、2つ目は家族カードの発行、3つ目が家族も保障対象(家族特約つき)のクレジットカードを選ぶことです。

 

これら年齢によって手法が分かれますが、だいたいは18歳を超えないとクレジットカードは作れません。15歳を超えたら(ただし中学生は除く)デビットカードを作るという方法は、ちょっとした裏技です。

下記の「ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカード」は年会費無料のデビットカードながら、海外旅行保険が自動付帯で疾病保障が150万円付いています。高校生の子供には、これは便利そうです。

スルガ銀行ANA支店/ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカード|ANAカード|ANAマイレージクラブ

家族カード

家族カードというのは、本人の与信のもと家族にカードを発行するものです。引き落としは本人の口座になります。例えば、ぼくの持っている三井住友カードゴールドで、妻に家族カードを作ると、妻名義のカードが届きます。保険などのサービスは本人と同等のものが適用されます。決済で利用するとぼくの銀行口座から引き落とされるという仕組みです。

 

ただし、カードによって発行できる対象はだいたい「生計をともにする18歳以上の子供や配偶者、両親」という感じです。発行できる枚数と、年会費はさまざまです。

 

家族カードが発行できる対象なら、これが一番簡単かもしれません。下記の海外旅行保険が無料(※無料にできるゴールド含む)のカードは家族カードの年会費も無料です。

  • リクルートカード 100万円 
  • 三井住友カードNL 50万円
  • JCB CARD R    100万円(リボ払い専用カード)
  • JCB CARD W   100万円(39歳以下限定)
  • JCB CARD EXTAGE 100万円(29歳以下限定)
  • 横浜インビテーション 200万円 自動付帯
  • Delightジャックスカード 200万円 自動付帯 
  • エポスカード 疾病270万、傷害200万 自動付帯 家族カードなし
  • Exciteマスターカード 200万円 自動付帯 家族カードなし
  • 楽天カード 200万 ※現地利用NG
  • セゾンブルーアメックス 300万円(25歳以下無料)自動付帯、※現地利用NG 1100円
  • DCカードJizile 30万円 自動付帯
  • ビックカメラSuica 50万円 自動付帯 家族カードなし
  • ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカード 150万 自動付帯
  • 三井住友カードゴールドNL 300万円(5500円、修行で年会費無料) 家族カード無料
  • エポスゴールド 300万円、自動付帯(5000円、インビテーションで無料) 家族カードなし
  • ミライノカードゴールド 500万(3300円、リボで年会費無料)家族カードなし
  • UCゴールド 200万 自動付帯(1万1000円、永年無料キャンペーンで取得した)
  • イオンゴールド 300万 (インビテーションで無料)
  • セゾンゴールドプレミアム 300万円(インビテーションで無料) 1100円
  • 三井住友プラチナプリファード 家族カード無料

エポスゴールドカードに家族カードがないのはあれ? と思いますが、実はエポスカードは家族をゴールドカードに招待することができます。「エポスファミリーゴールド」という仕組みです。招待すると、家族は年会費永年無料でゴールドカードを持てるだけでなく、引き落とし口座を同一口座にまとめることもできます。

家族特約の違い

それでは3つ目の家族特約です。これは、カードを持っている人の家族に保障が付くというものです。家族カードは18歳未満の子供にはつくれなかったので、これが実質的に唯一の方法になります。

 

注意点はいくつかあります。まず家族特約の対象です。子供についてはだいたい対象ですが、配偶者や両親などは対象になるものとならないものがあります。また、家族の保障額は本人よりも小さくなります。また家族特約が付いているのは基本的にゴールド以上です。一般カードで家族特約が付いているカードはほとんどありません。

 

では、年会費が無料にできるカードを中心に、いくつか家族特約のあるカードを見ていきます。

  • ミライノカードゴールド 両親/配偶者も対象 家族の傷害疾病治療250万円
  • 三井住友カードゴールド 両親/配偶者X 家族の傷害疾病治療200万円
  • UCゴールド 両親/配偶者X 家族の傷害疾病治療200万円
  • プラスハッピーUCカード  両親/配偶者X 家族の傷害疾病治療100万円 年会費無料

 

年会費がかかっていいなら、けっこう魅力的なカードもあります。

  • 住信SBIプラチナデビット 両親/配偶者も対象 家族の傷害500万、疾病350万 自動付帯 年会費11000円
  • セゾンゴールド・アメックス 両親/配偶者も対象 家族の傷害疾病治療300万円 利用付帯 年会費11000円
  • 三井住友プラチナプリファード 両親/配偶者X 家族の傷害疾病治療200万円
  • UCSカード 両親/配偶者も対象 家族の傷害疾病治療100万円
  • NTTグループカード 両親/配偶者X 家族の傷害疾病治療200万円 自動付帯

ぼくの場合

では、ぼくの場合、どんなモデルケースになるでしょうか。まず個人用が下記のような疾病傷害保障でした。

  • 自動付帯
    • エポスゴールド(300万)
    • UCゴールド(200万)
    • ビックカメラSuica(50万円)
  • 利用付帯
    • プラチナプリファード(300万)
    • ミライノカードゴールド(500万)

妻については次のようにします。

  • 自動付帯
    • エポスゴールド(300万) :エポスファミリーゴールド
    • UCゴールド(200万)
    • ビックカメラSuica(50万円)
  • 利用付帯
    • プラチナプリファード(300万) :家族カード
    • ミライノカードゴールド(250万):家族特約

子供についてはこうです。

  • 自動付帯
    • UCゴールド(200万)
  • 利用付帯
    • プラチナプリファード(200万) :家族特約
    • ミライノカードゴールド(250万):家族特約

これで合計がどうなるか。

  • 本人 1350万円
  • 妻  1100万円
  • 子供 650万

まぁ医療費の高いアメリカだとちょっと不安ですが、それ以外の国ならばまぁ大丈夫な感じではないでしょうか。

 

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