2024年も幸先のよいスタートとなっていますね。1月の運用成績をチェックしておきましょう。
2024年から資産の管理方法を変えて、次の4つの観点で確認するようにしています。この記事は「株などリスク性資産の運用成績」になります。
- 資産全体状況を生活費単位で計測するバケツ戦略に
- その月の生活費のチェック
- その月の配当や太陽光、不動産など現金収入(インカムCF)チェック
- 株などリスク性資産の運用成績
リスク資産の月間リターンは+4.4%
ここで取り扱うのは、バケツ戦略でいう「長期バケツ」。約10年分の生活費とは別に、リスクを取って資産を増加させるPF群です。どれくらいの金額があるかというと、生活費の21.7年分になります。
この長期バケツだけを取ってみると、月間リターンは4.4%(税引前・配当除く)となりました*1。かなり幸先の良いスタートです。
この長期バケツにどんな資産が入っているかというと、下記の4種類。すぐに現金化が難しかったり(不動産や生命保険)、ボラティリティが大きく突発的な売却が難しい資産(株や仮想通貨)が含まれています。
- 不動産
- 株式
- 仮想通貨
- 生命保険
これらを種類別にまとめると、次のようになります。半分は株式インデックス、仮想通貨が15%、個別株が15%、不動産が15%という組み合わせです。
グロース株優勢な月だった
それでは、銘柄個別の月次リターンを見ていきましょう。全般に上昇した月でしたが、特に目立ったのが大手ハイテク銘柄(オレンジ)です。好決算のMetaが決算発表前でも17.2%上昇、NVIDIAも23%上昇です。他のGAFA銘柄であるAmazonやGoogleも6%前後上昇しています。
インデックスも好調で、MSCI ACWI連動のeMAXIS Slim全世界(オルカン)は5.6%上昇。年初に一括投資したわけですが、その選択が良い方に振れました。また日本株も好調でTOPIX連動投信は7.3%上昇しています。こちらは旧一般NISAが満期を迎えて特定口座に移管されたものですが、虫の知らせがあって、売却せず保有し続けていました。悪くありません。
一方で、仮想通貨(グリーン)はいまいちでした。ビットコインETFのイベントを通過し、事実売りが浴びせられています。BTCは+3.7%、ETH+3.1%と誤差にとどまりました。
1月の売買と今後
1月は大き目な売買が2つ。1つは記載済みの新NISA口座でのeMAXIS Slimオルカン買いです。積立枠で119万8900円、成長投資枠で240万円、合計約360万円購入しています。これにより、もともと持っていたオルカンと合わせて、そこそこなボリュームになってきました。
2つ目としては、Meta株の3分の1ほどを売却しました。これはMetaの比率が大きくなったことによる定期リバランスです。ただし売却後の決算がたいへん好調で、ちょっとマジか? というレベルの上げとなりました。タイミングの悪いときに売ったものです。
3つ目は、定常取引でクレカ積立によりeMAXIS Slimオルカンを40万円、ひふみプラスを10万円買い付けています。こちらは3月から1社あたり10万円に増額となる見込みのため、さらにオルカンへのシフトが増加する見込みです。
2月はさらに個別株とクリプトを売却したいところ。方向感としては、リスク資産を増やすのではなく、現金を増やす必要があるし、毎月のクレカ積立の50万円を確保する必要があります。税金を片目で睨みながら、価格を見つつ売却を進めます。
*1:入出金が一部記入が漏れていて、リターンを修正しました。