FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

バケツ戦略スタート 総資産はATH更新 2024年1月の資産状況

毎月恒例の投資成績コーナーですが、2024年からは装いを変えて「バケツ戦略」の視点から、資産の状況をチェックしていくことにします。総資産は、引き続き過去最高を更新中。正直、これだけイージーモードの相場が続くと、逆に怖くなります。

総資産は+1.65%

総資産は、12月末から1.65%増加しました。5ヶ月連続の増加です。FIRE後の実績をもとにした年間平均生活費に対して30.6年分の資産額になります。なお、今年からiDeCoや貯蓄型保険についても集計に入れて、過去分も集計し直しています。

もう少し長期、セミリタイアしてからの月次データを並べて見ると、まぁ悪くない感じで増えています。黄色は年度の区切り、ピンクは完全FIREしたタイミングです。セミリタイア後は、取り崩すことはあっても積み立てはほぼしておらず、完全FIRE後は常に取り崩し中という状況です。

各バケツの状況

ではさっそくバケツの状況を見ていきます。バケツ戦略は、FIRE後の資産管理に向いた手法です。目先の生活費を賄う現金同等物を入れる「短期バケツ」、資産増加を目指すというよりリスクを抑えた債券系で持つ「中期バケツ」、株式を中心にリスクをとって資産増加を目指す「長期バケツ」の3つに資産を振り分けて管理します。

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実際に各バケツに入っている資金量がどれくらいかを表したのが下記のチャートです。短期バケツには3年分を入れる想定ですが、少し足りていません。中期バケツのターゲットは7年分ですが、こちらもショートです。資産全体では、30.6年分の資産があります。

バケツ戦略から導かれるアクションは次のようになります。

  • 中期バケツから短期バケツを補充 短期を3年分に
  • 長期バケツの運用がプラスなら、中期バケツを補充 中期をできれば7年に

そして今月、長期バケツの運用はプラスでした。0.8年分増加したので、その分を売却して、短期を3年に、中期を6.8年分まで増やすというのが必要なアクションになります。

バケツの中身

少しブレイクダウンして、バケツの中身をチェックしておきます。短期バケツは現金と優待クロス用資金、中期バケツは太陽光/債券/ゴールド/米ドル/定期預金をカウントしています。長期バケツは、それ以外の保険/不動産/個別株/クリプト/インデックス株式で構成されています。

このそれぞれがどう動いたかというと、下記の通り*1。この値には売買で補正していないので、単に各セグメントが増えたか減ったかだけを示しています。例えば、「個別株」がマイナスになっているのは、Metaを一部売却したからです。パフォーマンスではなく比率の変化をみるためのものです。

L=Long=長期バケツが好調で増加しているので、売却が必要です。ただしLバケツの中で保険と不動産は取り崩しが難しい資産なので、個別株かクリプトを売ることになります。

 

クリプトは税金が問題なので、あまりまとめて売るのは望ましくありません。となると、個別株をもう少し売却するか……という感じです。少し考えます。短期バケツの補充には、ドルを少し売るのが適切な感じがします。このあたりも試行錯誤ですね。

ドル円レート=147.5円

ドル円は147.5円で計算しています。4.6%ほど円安に振れており、ぼくの資産の41%がドル建てなので、1.86%ほど総資産の押し上げ効果がありました。総資産の月間増加は+1.65%なので、ドル建てでは総資産は減少したということです。

通貨別アセットアロケーション

通貨別のアセットアロケーションも確認しておきます。リアルアセット2割、円金融資産3割、ドル金融資産4割、クリプト1割という構成。クリプトはもう少し比率を減らしたいですね。ただ売却すると税金がかかるので、できればほかの資産が増えてくれれば、クリプトの比率が減るのに……というのが本音です。

 

というわけで、バケツ戦略における状況レポートでした。続いては、長期バケツの中身について、パフォーマンスも交えて成績を見ていきたいと思っています。

 

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*1:初出で計算が違っていた(増減率ではなく、全体に対する比率の変化になっていた)ので修正。