FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

S&P500が5000突破、日経平均はバブル超え間近

これだけ強烈に利上げされたのに、いやはや経済が力強い。その上インフレが収まりつつあって利下げが見込まれることから、株価はさらに勢いづいています。S&P500はついに5000突破、日経平均はバブル時の最高値更新までもう少しです。

株価絶好調

直近1年の株価指数推移を見ると、まぁどれも上昇著しいです。上からNASDAQ100(+64%)、S&P500(+40%)、MSCI ACWI=オルカン(+33%)、日経平均(+33%)、TOPIX(+28%)です。感じとしては、強いのは大型株、特にハイテク大型が好調という感じでしょうか。

ただこのグラフは円建てです。ドル建てにすると下記のようになって、ちょっと風景が変わります。それぞれパフォーマンスが15%くらい下がる感じ。つまり為替で15%嵩上げされているということです。

 

ACWIなんてドル建て+17%、円建て+33%なんて、半分は為替ということです。

5年間で見ると

コロナ禍を含めた5年間のパフォーマンスをみるとこうなります。

  • NASDAQ100 +253%
  • S&P500 +152%
  • MSCI ACWI +127%
  • 日経平均 +81%
  • TOPIX +66%

コロナ禍からここまでの傾向は同じということでしょう。日本株が強いとはいっても米国株がずっと強くて、その中でもハイテク株が牽引している構造です。要するにGAFAM改めM7が強いってことですね。

バブル期から今まで

日経平均がバブル期最高値の3万8915円に迫る、3万6863円(あと2100円!)をつけたということで、その当時からのチャートを書いてみました。縦軸は対数。比較用にS&P500もドル建てで載せています。

対数チャートは、幾何級数的に(複利的に)上昇するときに直線になります。これを見ると、S&P500がまぁいい感じに直線になっていて、長期で見ると一定のリターンを継続してきたことがよく分かります。

 

一方で日経平均は20年近く、8000台まで下がりました。ここまで長期低迷というのもすごいですね。2012年からのアベノミクスからは右肩上がり。S&P500ほどではありませんが、正常上昇に入った感じです*1

 

ちなみになんでわざわざ対数にしたかというと、普通のチャートで%表示にするとこうなってしまうから。こりゃ日本人が株式の長期保有なんて考えなかったのがよく分かります。長期保有なんてしていたら全然儲からなかったんですから。

NASDAQスゲー!

さて、最後にもう少し個別銘柄も見ておきます。指数で比較するとNASDAQ100スゲーという感じなのですが、ここに直近の伸び盛りNVIDIAとかビットコインとかも入れるとこうなります。

 

NVIDIAはこの1年で+267%。ダントツ。続いてMetaが+199%。ビットコインが+145%。MicrosoftはNASDAQ100を18ポイント上回っていますが、それでも見劣りしてしまいます。AppleはNASDAQ100を下回り、このチャートだと日経平均と並んで見えてしまいますね。

もちろんもっと長期、5年で見ると少し変わります。といっても、Metaの伸びがNASDAQ100よりちょっと高いくらいまで下がり、Appleが浮上。そして、それでもNVIDIAは+2568%と圧倒的です。ビットコインも+1657%となかなかですけど。

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*1:日経平均は指数の計算方法が変わっているので連続性はありません。が、まぁ指数なんていろいろ恣意的ななのでそんなものです。