FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

ATH更新続く 4月もプラスリターン 2024年4月の資産状況

毎月恒例の投資成績コーナーは、2024年から「バケツ戦略」の視点で資産状況をチェックしています。まずこの記事で総資産の変化とバケツの状況を見て、その後「生活費がどうだったか」「資産からのインカム」「資産の運用リターン」をチェックしていく流れです。

 

4月は株価が不調で、日米ともに指数がけっこう下がりました。かといって債券が好調かというとそうでもなく、利下げが遠のいたことで下落。さらに仮想通貨も下落と何もいいことのない月でした。

 

ところが、あれ? なぜか資産は増加。なんか先月、現金の集計忘れがあったようなデータにも見えますが、まぁ仕方ありません。増えてるのだからいいとします。

総資産は+1.65%

総資産は先月から1.65%増加しました。年初からだと+16.5%。なんだかんだいって大変好調な推移です。

下記はセミリタイアしてからの資産推移。退職してFIRE後のピンクのあとも、しっかり資産が増えています。

各バケツの状況

では管理単位であるバケツの中身を見ていきます。バケツ戦略というのは、FIRE後にリスク資産比率を落とすのではなく、生活費のバッファを一定量用意する戦略です。もし市況が悪化しリスク資産が暴落しても、株価回復までの期間を現金中心の「短期バケツ」債券中心の「中期バケツ」で食い凌いで、株式を安いタイミングで売らないようにコントロールします。

 

現在、どのバケツに生活費何年分が入っているのかを示したのが下記のチャートです。現金同等物が入った短期バケツに3.5年分、債券中心の景気に左右されない中期バケツには7.8年分、そして長期運用前提のリスク資産が入った長期バケツには27.6年分が入っています。

 

先月と比べると、全体で0.6年分増加。要するにこのままひたすら取崩したとして0.6年資産寿命が伸びたということです。

 

バケツごとで見ると、長期バケツが0.7年分減少し、短期バケツが1.6年分増加しました。短期+中期で11.3年分となっており、ちょっと過多かな。9〜10年分が目安だと思います。

なぜ短期バケツが増えたかというと、うーん。なんか先月どこかで現金の記入漏れが合ったような感じなんですよね。下記は2月、3月、4月のセグメントごとの額の推移なんですが、ヘッジはクリプトが増えて減って、リアルアセットは横ばい、株式は微増、債券は上がって下がってと、それぞれ納得感のある推移なのですが、現金同等物のオルタナティブが凹んで戻っているのです。たぶん、先月どこかの記載を見落とした……のではないでしょうか。

売買でいうと、BlockFiからすこし戻ってきたUSDCとUSDTをETHに替え、そのうちの一部を売却しました。これが少しだけヘッジ減・オルタナティブ増には影響しているはずです。

 

またドルMMFの一部を売却して円に替えました。これは中期バケツの減少と短期バケツの増加につながっています。あとはクレカ積立でオルカンを70万円ほど買ったくらいでしょうか。

バケツの中身

続いてバケツの中身です。短期バケツは現金と優待クロス用資金、中期バケツは太陽光/債券/ゴールド/米ドル/定期預金をカウントしています。長期バケツは、それ以外の保険/不動産/個別株/クリプト/インデックス株式で構成されています。

全体で最も大きなポーションを占めるのはインデックスで、比率はコンマ3ポイント減少しました。ただし絶対額としては0.8%増加しています。またクリプトも2.7ポイント減少です。

ドル円レート、過去最高の157.68円

ドル円レートは、資産記録を付け始めてから最大となる157.68円。それに伴い円建ての資産はATH更新中です。先日は一時160円をつけたわけで、資産増加のかなりの部分を円安に負っているというのはちょっと気持ちが良くないですね。

通貨別アセットアロケーション

通貨別のアセットアロケーションは次の感じ。クリプトはまだまだ上がると踏んでいますが、ちょっと比率が高いです。頃合いを見て売却していきます。

こちらがバケツ戦略における総資産の状況でした。

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