FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

AmazonとFacebookを一部売却してリバランス

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昨晩、AmazonとFacebookの株式を一部売却しました。両者の将来に不安を抱いたわけではなく、ポートフォリオに占める割合が大きくなりすぎてきたので、リバランスの一環です。

 冴えなかった1年だが、それでも+7%〜30%

この1年は特にFacebookにはさんざんな年でした。7月に決算不調から株価が20%も急落し、その後もデータ流出問題などが尾を引きずるずると値を下げてきました。

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しかし2019年1月の四半期決算で業績絶好調が伝えられると株価は復調。ちょうど1年前の株価に戻しています。

 

一方で、Amazonは絶好調。2018年8月には初めて2000ドルを超え、2018年末から2019年頭には時価総額で世界一の座を競う状況でした。ただし株価指数に連動するような形で株価は上下してきています。

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直近1年の株価推移を見ると、Amazonが+30%、Facebookが+7%。それなりに値段を戻しました。ちなみに、株価指数との相関を示すβは、Amazonが1.71、Facebookは1.2とAmazonのほうが敏感になっています。

ポートフォリオで大きくなりすぎたAmazon

ちなみにぼくがAmazonを最初に買ったのが2008年。この時の株価はわずか44ドルでした。その後、2013年に買い増しましたがこの時点で260ドルです。続いてさらに2014年にも350ドルで追加購入しています。

 

2017年に半分を処分、そして2019年に再び半分を処分しましたが、当初の44ドルの投資から見ると、実に42倍。十分に報われた投資でした。

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Facebookは、2012年の上場直後の下落で購入です。26ドルでした。2017年に半分を処分したときは170ドル。今回も一部を処分です。こちらも、6倍程度になっており、十分に利益の出た投資でした。

 

グロース株をこのように徐々に処分しているのは、ポートフォリオの中で比率が高まり過ぎてきたためです。つまりリバランスですね。総資産の7%がAmazon株となっており、さすがに心が持ちません。世界経済の減速も伝えられており、いつ暴落するかとハラハラしなくてはいけないので。今回の売却で、4%弱まで低下したので、不安に感じることも減るでしょう。 

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米ハイテクITの未来はまだ明るい

個人的には、米ハイテクIT大手の未来は明ると思っています。収益率もさることながら、各社イノベーションの塊だからです。現在のポートフォリオでは、Amazon、Google、Facebook、Teslaを所有していますが、これらは比率は変えても持ち続けるでしょう。

 

一方で、米ハイテク大手の中で持たない、持ちたくない企業もあります。例えばAppleです。確かに収益性は抜群、ハードウェアからサービス企業への転換を図っているのもなるほどという感じです。でも、やはりジョブズ後はイノベーションが失われたと思わざるを得ません。

 

急速にコモディティ化しているスマホ市場で、ブランド力とエコシステムを背景に価格を上げることで利益を出している企業。それが僕のAppleの見立てです。

 

継続して利益を出し続ける成熟企業としての魅力はありますが、ならば特別に持つ必要もありませんね。どうせインデックスの中でけっこうな比率を占めており、S&P500のETFなら中身の3.7%は実質的にAppleなのですから。

 

Twitterもイノベーションを感じない企業です。各国の政治家や起業家が、発表のプラットフォームとしてTwitterを使うことが普通になっており、社会インフラとしての地位を確立しつつあります。しかし、サービスをどんどん改善していくというより、収益化に全力で取り組んでいるというイメージばかりです。実際株価もずっと横ばいですね。

 

今後、継続的にイノベーションを生み出す仕組みを持った企業が登場したら、ぜひ投資を検討していきたいと思っています。