昨日の決算内容が悪かったことを受けて、Facebook株が急落しています。時間外取引で217ドルから166ドルへと25%近くも落ち込みました。
一夜にして失った時価総額は1230億ドルだそうで、これはbitcoinの全時価総額に相当します。Twitterの時価総額は330億ドルで、その4倍の額になります。これだけのダウンは、過去最大といえるでしょう。
ただし、Facebook株がこのところ急上昇してきたのも事実です。166ドルというのは今年の5月頃の水準です。3ヶ月で20%以上も上がり、今回3ヶ月前の水準に戻ったということです。
ちなみに、業績が悪かったといっても、売上は昨年同期比42%増という恐ろしいほどの伸びです。四半期売上が130億ドルに達する規模の企業で、42%増というのはすごいことです。さらに、営業利益率も40〜50%で推移しており、成長率とともにたいへん素晴らしい利益率だということがわかります。
急落の原因は、GDPRなどの影響により欧州でのDAU(Daily Active User)が減少したこと、そして米国でのDAUの伸びが止まってしまったことにあるでしょう。今後、成長率が20%台にまで鈍化すること、費用の増加により利益率の減少も予想されています。
こうした成長株の場合、成長に疑いが見えただけで株価が下落するのが面白いですね。