仮想通貨をマイニングすると報酬が手に入ります。Bitcoinを筆頭に、膨大な演算を行なってマイニングをするProof of Work(PoW)が主流ですが、「膨大な電力消費が課題」ともいわれています。そんな中、EthereumはPoWから、保有量に従ってマイニングを行うProof of Stake(PoS)への移行を計画しています。
EthereumのPoS移行スケジュール
Etheruemは未来に向けた移行スケジュールが出ており、最終段階が「Selenity」と呼ばれるものです。ここでは、PoSの合意形成アルゴリズムがBeaconチェーンという名前で導入される予定です。早ければ2019年末にも始まるようです。しばらくはPoWも使われ、並行する形です。
このBeaconチェーンに参加するには、32ETHを用意してステーキングに参加し、ロックアップ(使えない状態にする)必要があります。これによって、ノードになることができます。
報酬額、利回りは?
ネットワーク全体の報酬は一定なので、ノードの数が多いほど、ノードあたりの報酬は減ります。年間の報酬額は利回りにして、0.8%程度から8%程度までノード数に依存します。
出典:EthHub
一方で、ノード向けにロックアップされるということは、その分流通するETHが減ることも意味します。実質的にインフレになるわけで、価格の上昇も期待できます。
こちらのサイトで期待報酬額が計算されていましたが、1ブロクあたりの報酬が変わらずブロック生成時間も変わらないという前提だと、発行額の20%がステーキングに利用されると、32ETHあたり年間11ETHが得られる見込みです。30%が利用されると7.6ETHと計算されています。
32ETHを用意
PoSには批判も多く、また新規発行がなくなり発行上限が定められるようです。果たしてプラスに働くか、マイナスに働くか分からないPoSですが、EthereumはBitcoinに次ぐ世界第2位の仮想通貨であり、ワールドコンピューターを実現するというビジョンにも多いに賛同できます。
この歴史的なアクションに参加するために、取り急ぎ32ETHを用意しました。Ethereumの今後に期待です。