FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

高額年会費のカードほど法人で作りたい ラグジュアリーカードの検討

クレカがステータスではなくなったと書いたばかりではあるのですが、ステータスという意味ではなく変わったカードの所有欲を満たしてみたいという意味で、金属製クレカに興味を持っています。

 

Appleカードは国内上陸していないので、選択肢はアメックス・プラチナ/センチュリオンかラグジュアリーカードになります。

 インビテーションなしで申し込める3種類

これらの中で、アメックス・センチュリオンとラグジュアリーカード・ゴールドはインビテーション制。自分から申し込むことはできません。自ら申し込めるのは、アメックス・プラチナとラグジュアリーカード・プラチナ/ブラックの3種類になります。

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ぼくが持っているクレカは、基本年会費無料なので、なんというかバカ高いですね。ここまで高いと別のサービスのようにさえ感じてしまいます。不思議なものです。

金属……というかプラチナは何が違う?

 世間のクレカのランクは、年会費で大体決まっていて、ランク順に次のようになっています。

  1. 年会費無料カード
  2. 通常年会費カード
  3. ゴールドカード
  4. プラチナカード〜

ゴールドカードの最大のポイントは、海外旅行にあります。死亡保険がだいたい5000万から1億円つくほか、家族特約が付くものが多いのがゴールドカードです。また空港のラウンジを使えるようになるのもゴールドカードからです。

 

ではその上のプラチナカードは何が変わるのかというと、保険が豪華になったり、上位のラウンジが使えるようになるという違いもありますが、やはり大きな違いはコンシェルジュサービスです。

 

ホテルの空室探しや新幹線、飛行機のチケット予約、旅行プランの作成など、旅行や出張に関連したもの。またプレゼントの手配や鑑賞チケットの手配などをしてくれるそうです。アメックスはT&Eカード(Travel & Entertainmentカード)と呼ばれますが、まさのこの領域について、電話をかけるとやってくれる秘書のようなものです。

 

逆にいうと、T&E以外の頼み事は基本的にやってくれません。オンライン秘書サービスなら、月額5000円程度から、旅行手配以外にも仕事関連の調査や資料作成、翻訳などもやってくれるので、本当にコンシェルジュが必要ならこうした秘書サービスを検討するのも良いかもしれません。

 

また、クレカのコンシェルジュサービスは、電話メインだというのもネックです。どうやらメールのほうが対応が大変なためのようですが、レストランの予約にしても旅行の手配にしても、電話でのやりとりは逆に面倒。メモしなくてはなりませんし、会議中などは依頼もできません。

 

ちなみに、ラグジュアリーカードのブラックとゴールドはメールで、ダイナース・プレミアムカードはフォームへの入力で依頼をかけることができるようです。ラグジュアリーカードはちょっと前まで、プラチナでもメール対応していたようなので、そこは改悪ですね。

ラグジュアリーカードは新生銀行で入会キャンペーン中

というわけで、ちょっとラグジュアリーカードに関心を持っていたのですが、新生銀行に入会キャンペーンのページがありました。ラグジュアリーカードは「どこ得」などで検索してもヒットしないので、こうした入会キャンペーンは要チェックです。

 

ざっと見ると、年会費10万円のブラックカードで5万円還元、年会費5万円のチタンで2万円還元のようです。また、ラグジュアリーカードの発行は新生銀行傘下のアプラスなのですが、ユーザーは自動的に新生銀行のプラチナステージになるというのもメリットです。

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でも申し込むなら法人カード 

ちょっと検討したのですが、こちら「個人のお客さま専用」なんですね。何かというと、こうした年会費が高額なカードこそ、法人で作りたいからです。

 

アメックスビジネスもラグジュアリーカードもそうですが、ぼくが入会しているオリコのビジネスカードのように、法人として与信を通すのではなく、個人として与信と審査を行い、決済口座だけ法人名義にするというカードが増えています。

 

申し込む側のメリットは、設立間もない法人でもカードを作れること。個人としてカードを作るので当然ですね。決算書の提示なども必要なく、個人のカード申し込みと同じ用に作成依頼ができます。

 

一方で、年会費は当然法人の経費にできます。税率が25%だとしたら、年会費の25%分は節税されて戻ってくるという算段です。法人ではさまざまな経費をカードで処理しますが、そこにポイントが付くのもメリットです。

 

ラグジュアリーカードは、個人向けとまったく同じ条件で法人カードが作れるのが特徴で、還元率も法人カードの中ではトップクラスです。

  • チタンカード 1%
  • ブラックカード 1.25%
  • ゴールドカード 1.5%

資産管理法人を作っている人なら、これは美味しいですね。

デポジットが使えるアメックスビジネスは素敵

ぼくの場合、そこまで法人決済金額が大きくないのですが、法人で多額の経費をカードを支払う人にとって、問題となるのが限度額です。ラグジュアリーカードでは、個人への与信なので、多くても300万円くらいになるようです。

 

ところが、アメックスの法人カードアメックスビジネスでは、事前に入金を行っておけば限度額無制限でカード決済が可能です。デポジット機能と呼ぶようです。これを使えば、経費をすべてカードで決済して記帳手続きなどを簡略化しつつ、ポイントも貯まるというわけです。

旅行も出張も接待もない……

このようにチェックしてみると、多額の経費をクレカで払ったり、旅行や出張が多かったり、接待の機会が多い場合はプラチナカードを作るメリットもあるかもしれません。逆に、ぼくのように旅行も出張も接待もない場合、これぞ宝の持ち腐れという感じです。

 

コンシェルジュサービス自体に魅力を感じるなら、それこそオンライン秘書サービスを検討してみるのもありかもしれないと、逆に思いました。

 

唯一考えるとしたら、金属製カードというものへの興味ですね。クレカは全くステータスにはならないと思っていますが、金属製カードという変わったものには興味を惹かれます。あとは、これに年会費5万5000円の価値があるかどうかです。