3月の優待クロスが終わりました。過去最大級の資金をつぎ込んで向かった、年間の中でも最大の山場です。実は、まだ異名義クロスの解消が終わっておらず、明日4/1でも終わらず、最終的にポジションアンワイドは4/4までかかる見込みですが、それだけ大がかりな月だったということでしょう。
52銘柄286個
3月優待で獲得したのは52銘柄286個でした。いや、3月銘柄というなら15日のカワチを8個取得しているので、53銘柄294個というのが正確でしょうか。昨年の3月クロスは70銘柄195個だったので、銘柄数は18減、個数は91増。つまり利回りが向上したということです。
もっとも、昨年は利回り0.5%を切る銘柄には手を出さず、資金をセーブして配当クロスに行ったので、昨年のほうがクレバーだったかもしれません。
建てた銘柄をざっと眺めると、まず早期に建てたのがこちら。
- シュッピン(3179) 2.62%/5000円割引券
- グローセル(9995) 2.14%/QUO1000
- AOKIHD(8214) 1.93%/20%引き券
- JSP(7942) 1.80%/QUO3000
- 平河ヒューテック (5821) 1.69%/QUO2000
- カッパクリエイト(7421) 1.41%/食券3000円
- ユナイテッドアローズ (7606) 1.20%/15%引き4枚
- 大日塗料(4611) 1.17%/QUO1000
- 立花エレ(8159) 1.13%/QUO2000
- 三菱ロジネクスト(7105) 1.11%/QUO1000
- ヨロズ(7294) 1.10%/QUO1000
- 菱電商事(8084) 1.08%/QUO2000
- シモジマ(7482) 0.97%/QUO1000
- カナデン(8081) 0.94%/QUO1000
- 早稲田アカデミー (4718) 0.92%/QUO1000
- DNC(4246) 0.92%/QUO500
- 安田倉庫(9324) 0.90%/お米券2k
- ウィン・パートナー(3183) 0.90%/QUO1000
- さくらインターネット(3778) 0.88%/QUO500
- eBASE(3835) 0.86%/QUO500
- 東プレ(5975) 0.84%/QUO1000
加えて、3月25日に建てた銘柄は次の通りです。
- 三越伊勢丹(3099) 5.10%/10%引き上限3万
- モーニングスター(4765) 4.17%/2500XRP
- イエローハット(9882) 1.24%/商品券3000
- フジテック(6406) 1.17%/プレ優待2.5万
- 丸三証券(8613) 1.13%/のり1000円
- ゲオ(2681) 1.09%/割引券2000
- トリドールHD(3397) 1.08%/丸亀3000円
- TPR(6463) 0.97%/お米券3k
- 高松G(1762) 0.95%/コシヒカリ5k
- みずほリース(8425) 0.94%/図書カード3000
- 青山商事(8219) 0.92%/割引券
- JAL(9201) 0.90%/半額券
- 四国銀行(8387) 0.88%/QUO1500
- さくらインターネット(3778) 0.87%/QUO500
- 共栄製鉄(5440) 0.66%/QUO1000
- ひろぎんHD(7337) 0.65%/ギフト500
さらに、翌月曜日となる28日に建てたのがこちら。
- ベネッセ(9783) 0.89%/カタログ
- 第一興商(7458) 0.71%/利用券5000円
- サンマルク(3395) 0.69%/20%引き券
- OBC(4733) 0.66%/QUO3000
- 大阪製鐵(5449) 0.60%/QUO1000
そして権利付き最終日となる29日には、下記の銘柄を制度で建てました。
- 進学会(9760) 2.54%/QUO1000
- ミツバ(7280) 2.12%/群馬特産
- 九州リースサービス(8596) 1.56%/QUO1000
- 東海運(9380) 1.53%/QUO500
- オリックス(8591) 1.24%/カタログギフト
- ヤマダ電機(9831) 1.13%/利用券500円
- ピーシーデポ(7618) 1.13%/1000円自社券
- 丸井(8252) 1.08%/エポスポイント
- カーリットHD(4275) 0.66%/金券500
- KDDI(9433) 0.52%/ギフト3000
- マルハニチロ(1333) 0.40%/水産物
制度はどうだったか
では今回制度で獲得した銘柄はどうだったでしょうか。まず、制度クロス最大のリスクである逆日歩は、下記の感じでした。括弧内は最大逆日歩です。
- 九州リースサービス 480円(560円)
- 東海運 330円(400円)
- オリックス 10円(2000円) 大勝利
- ヤマダ電機 0円(400円) 大勝利
- ピーシーデポ 0円(800円) 大勝利
- 丸井 215円(1920円)
- カーリットHD 0円(560円) 大勝利
- KDDI 500円(3280円)
- マルハニチロ 620円(2080円)
まぁ概ね勝利で、オリックスやヤマダHDは大勝利という感じでしょうか。
そして制度クロスは、配当の約15%(税前)を得られるというメリットがあります。その取得額は下記のとおり。九州リース、東海運を除けば、もらえる配当が逆日歩コストをカバーしていることが分かります。これらの銘柄マイナスコストでクロスできているわけで、確実に一般信用クロスよりも得でした。
- 九州リースサービス 130円
- 東海運 46円
- オリックス 704円 大勝利
- ヤマダ電機 276円 大勝利
- ピーシーデポ 214円 大勝利
- 丸井 398円 勝利
- カーリットHD 245円 大勝利
- KDDI 995円 大勝利
- マルハニチロ 613円
では九州リースや東海運は損が出たかというとそんなこともなくて、一般信用に比べると利回りは落ちますが、それぞれ0.97%、0.60%の利回りを出しています。一般信用在庫がない状況だったので、制度で取って正解でした。
ちなみに、これらの概要をまとめたのがこちら。ちなみに、一般信用は早期にクロスを建てるので資金効率が悪化しますが、制度の場合、権利付き日、または売り禁が予想されるならその数日前と、短期間で済むのもメリットです。