日経マネー2023年5月号にて、取材いただきました。今回は「儲かる債券投資 徹底ガイド」のコーナーにて。
債券の時代到来?
マネー誌の花といえば、やっぱり株式。当然メイン特集は「特選10倍株」です。しかし今回は債券投資ということで、やっぱり注目されているんですね。担当編集の方が「債券は初めてで……」とおっしゃっていたのが、印象的でした。
ぼくの場合、個別社債は購入していないので、債券ETFとして2ページにわたり掲載いただきました(下記は雰囲気だけつかめるよう、粗い解像度で)。
債券投資の注意点など
さて、債券投資がなぜ今注目されているのでしょうか。それは2つの点があります。
まず、米国の急速な利上げで、債券利回りも急上昇したこと。利回りが高いということは、株でいえば配当が高いことというわけで、人気も上昇です。
- 2年もの 4.6%
- 5年もの 3.96%
- 10年もの 3.7%
- 30年もの 3.7%
株の配当と違うのは、国債であれば減配のリスクはないこと。満期まで、この利回りが継続します。また満期まで持ちきれば、元本も戻ってきます。というわけで、リスクはインフレと為替だけ。それで3〜4%得られるなら美味しいというところでしょうか。
ちなみに、この金利水準は2008年のリーマン・ショック直前の頃の利回りに近い数字です。さらに、当時も長短金利が逆転する逆イールドが発生していました。そこからほどなく株価は大崩れし、リセッション入りしたのはご存知のとおり。
そしてリーマンショックで起きて、金利には何が起きたかというと、利回りが急降下しました。これが何を意味するかといえば、債券価格が跳ね上がったということです。
リセッション入りすれば、今度は利下げが行われ、すると債券価格は上昇します。高利回りだけでなく、価格上昇によるキャピタルゲインも期待できる。これが、いま債券投資が美味しい2つ目のポイントです。
九条の場合
そんなわけで、九条の場合は、下記の債券を保有しています。
- 生の米国債
- HYG(ハイイールド債ETF)
- TLT(超長期債ETF)
- TMF(超長期債3倍レバETF)
クレディ・スイスの破綻もあり、一口に債券といえず、いろいろ大バーゲンがありそうです。チェックしていきたいですね。