今年で従来の一般NISAが終了し、来年から新NISAに移行します。ということで、まだ今年が終わっていないのですが、10年間行った一般NISAの成績がどうだったのか、中間結果をまとめておきたいと思います。
評価額は約1000万円、受け取り配当は110万円
資産額などを基本的に公開していませんが、NISAばかりは投資可能額が決まっていので、今回は赤裸々に投資額や投資成績も公開することにしました。レアな記事です。
ぼくは2014年から2018年の5年間にわたり一般NISAで投資し、次の5年、2019年から2023年はロールオーバーして運用してきました。2019年分のロールオーバーは行えず、2024年早々に特定口座に払い出されることになります。
というわけで、10年分+9年分+8年分+7年分+6年分の運用結果は、評価額として1090万3491円、この間の受取配当金・分配金が110万5484円、現時点での含み益+実現益は633万7161円。投資した元本は567万1813円ですから、倍増ちょっとした計算になります。
ちょっと計算がややこしいのは、2014年と2015年の一般NISAは上限が100万円で、かつぼくはETFで購入したので満額使いきれなかったということ。2015年分を2020年にロールオーバーするとき、運用後110万円にしか増えていなくて、追加で資金投入してNISA枠120万円を使い切ったという歴史があります。そのため、本当のMAXは100万+100万+120万+120万+120万で、560万円になるはずなのですが、追加投資があったせいで567万1813円の元本になっています。
8.14%の平均リターンだった
では各年の運用成績をまとめておきます。2014年から10年が経過した分は、平均リターンで8.14%の運用結果となりました。悪くありません。含み益が105万7211円、配当が12万6232円。特定口座ならここから20.315%の税金=24万416円が取られます。今回NISAで運用したことで、24万円あまり得したことになります。
残りの分は、まだ非課税運用期間が終わっていません。が、ここまでの運用成績を見ると、けっこういいですね。11%とか13%とかの平均リターンを記録しています。
NISAで投資した銘柄
ではNISAで投資した銘柄もまとめておきましょう。このようになっていて、実は2014年、2015年については日本株に投資しています。そして2016年からは基本的に全世界株式です。
- 2014→10年運用
- TOPIX(1306)
- 2015→9年運用
- TOPIX(1306)
- 2016→8年運用
- VT
- TOPIX(1306)、上場MS世界株(1554)
- 2017→7年運用
- 上場MS世界株(1554)
- 2018→6年運用
- XLP
- 上場MS世界株(1554)
新NISAへ移行
このまま年を明けると2014年にNISAで運用を開始したTOPIX(1306)が特定口座に払い出されます。約200万円分ですね。払い出されたら、すぐに売却注文を出し、合わせて新NISAで成長投資枠での注文も出します。
すでに積立投資枠で120万円分の注文を出しているので、成長投資枠では240万円分。注文するのはいずれも「eMAXIS Slim全世界株式」になります。一般NISA売却額は約200万円なので、あと160万円分を何か売却して現金を用意する感じです。
一般NISAは、新規投資やロールオーバーができないだけで、まだまだ運用は続きます。
- 2015年投資分 あと1年 2025年払い出し
- 2016年投資分 あと2年 2026年払い出し
- 2017年投資分 あと3年 2027年払い出し
- 2018年投資分 あと4年 2028年払い出し
これらは払い出されたらそのまま新NISAに移行する形。新NISAは総額1600万円の枠がありますが、現一般NISAが1000万円分あり、残800万円も平均5年の運用期間があります。これを平均8%で運用できれば1175万円くらいになっているはずで、新NISAの1600万円を埋めるためには、別途225万円ほどあればOKということになります。
当初はいろいろと悩んで一般NISAを選びましたが、なんだかんだいって大成功といえるのではないでしょうか。