FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

2023年は26.1%の資産増加でした

詳細な分析の前に、速報ベースということで2023年の投資成績を振り返ってみます。結果的には2023年は、投資家にとってたいへん素晴らしい年になりました。総資産は12月も1.3%増加し、その結果、2023年は1年間で26.1%、資産が増加しました。

資産額が過去最高に

これにより、総資産額は過去最高を更新しました。2007年を1とすると、21倍に増加しています。

ちなみに、総資産の計算方法にはいろいろあります。株式や債券はみんな時価評価でしょうが、不動産などはいろいろです。購入時の価格を資産額とする人もいれば、そこから負債額を引いて純資産とする人もいます。また購入時価格ではなく、減価償却を引いた簿価で計算する人や、市場価格を調査して時価評価する人もいます。

 

ぼくの場合、太陽光や不動産については、将来の想定キャッシュフローを割り引いて合計するDCF法で資産額を計算しています。この場合、割引率によっても金額がかなり変わりますが、6%で計算しています。

運用リターンは27.7%

運用のリターンはどうだったかというと、27.7%です。過去16年間の中で、4番目に高い年間リターンでした。

あれ? 最初に資産増加率26.1%って書いてなかったっけ? と思われたかもしれません。実は運用リターンの計算においては、入金額を差し引いて計算しています。2023年は入金額がマイナス(取り崩し)だったので、運用リターンは資産増加額よりも高くなったということです。

 

運用益の推移は下記のようになります。2022年のマイナスを取り返して、かつ少し上乗せできたという感じです。運用益の絶対額ではコロナ禍からの復活のあった2021年に少しだけ及びませんでした。

ちなみに入出金も含めたインベスターリターンは下記の通り。

取り崩しを始めた

2023年は8月に完全FIREしたため、資産の取り崩しを始めています。これもいろいろな計算に反映させました。総資産の推移を入金額と運用益に分けたチャートがこちら。入金額には日々の積み立てのほか、ストックオプション(SO)も含んでいます。

現状、SOも含めた入金額が、運用によって3.3倍に増加した形です。なお取り崩した額は、入金額計から差し引いています。

3種類のリターン

さてこれまでの運用を自己評価するにしてもリターンの計算はけっこう複雑で、過去の年間リターンを単純に平均した算術平均リターンもあれば、複利計算を入れ込んだ幾何平均リターンもあります。入金額を差し引いた、純粋な運用成績を示す運用リターンもあれば、入出金額も含めた資産の増減を意味するインベスターリターンもあります。そして、途中の入出金をタイミングも含めて計算に入れる内部収益率(IRR)もあります。

 

今回、改めて各リターンを計算し直したのが下記になります。インベスターリターンはいずれも20%を超えており、入金を含むと平均3〜4年で資産が倍増してきたことが分かります。16年で21倍になっているので、ちょうどそんな感じです。

一方、運用については平均14.6%。幾何平均で計算しても12.2%になりました*1

 

2023年はたいへんよい成績で終わった感じですが、資産額が大きくなると、相場が悪化したときの減少額も大きくなります。取り崩しステージに入っているのでそろそろポートフォリオを調整しながら、リスクをコントロールしていきたいと思っています。

 

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*1:前回計算したものよりも大幅に上ブレしているのですが、うーん。こっちのほうが正しいです。前回の数字はどこかで計算を間違えたか。。。。