FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

楽天優待モバイルを使えば、音声+30GBで1年間無料スマホ生活

楽天モバイル事業の赤字で無配に転落する楽天グループが、優待にどでかいタマを持ってきました。楽天モバイル回線を1年間無料で提供するというのです。しかも音声付き、月間30GBデータと盛々。これはうまく使えば、ほぼ無料スマホ生活になるんじゃないでしょうか?

概要

今回改定された株主優待は、以前発表していたデータ通信専用eSIMの提供をアップグレードするものです。音声付きに変わるほか、保有株式数によらず1年間利用できます。つまり楽天G株主ならば、ずっと優待モバイルが無料だということです。

corp.rakuten.co.jp

 

概要は次の通り。

  • 2023年12月末日の1単元(100株)以上保有株主が対象(途中の保有株式数は考慮しない)
  • 詳細は3月上旬に公開
  • 3月上旬〜下旬に申し込み
  • eSIM送付 4月下旬から順次
  • 5月1日から利用開始
  • SPUは対象外
  • 利用期間終了後は自動解約
  • RakutenLINK(無料通話ソフト)は利用可能

注意点としては、MNPの扱いが書かれていないこと、それから音声回線ということですが、通話料金の支払い方法が不明(別途クレカ登録?)といったところです。

本優待での特別仕様のSIMのため一部機能はご利用いただけません。あらかじめご了承いただけますと幸いです。

と書いてあるのも不気味です。

どのように活用するか?

これはけっこうお得な優待だといえます。音声+30GBの回線といえば、ドコモのahamo(音声+20GB・2970円)に匹敵します。エリアに課題を残しているとはいえ、日常的には不自由ないレベルには達しています。つまり、1年間で3万6000円以上の価値があるって感じです。

 

ただ気になるのはMNP可能なのかということと、期間終了後、自動解約されてしまうということ。つまり、メイン番号を優待モバイルにMNPしてしまうのはかなりリスキーという感じです。

 

となると、下記の構成がベストプラクティスになる感じがします。

  • メイン:povo2.0でだいたい無料運用
  • サブ:優待モバイルでデータ+RakutenLINKで無料音声

最大の課題

最大の課題は楽天が優待を継続するとは限らないこと。今回だって、データ専用eSIMを発表したのは12月26日のこと。そこから2ヶ月足らずで今回の改定です。さすがに改悪ではないものの、5000株とか1万株を買った人にとっては、100株と同じ扱いになってしまって「ええええ!!」っていう気持ちでしょう。

www.kuzyofire.com

さすがに1年提供って書いてあるので、1年は無料で提供すると思いますが、翌年も継続する可能性は低いと思います。楽天Gは、速攻見切りを付けて、たとえ改悪であっても強行する会社です。優待モバイルに最適化した回線構成にするのはあまりにリスキーだといえます。

 

さて、色々検証してみたのですが、ぼくにとっての最大の課題に気づきました。なんと、12月の楽天Gの優待、全く獲得していないではないですか! 5000株取ろうかと思案したものの、結局取らずに終えたようなのです。なんてこった。今回の1年間の優待モバイルも、ぼくにとっては夢と消えてしまったようです。

 

www.kuzyofire.com