FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

久々のマイナスリターン 2024年4月の運用成績

4月も資産は増加してATHを更新中です。前回の総資産バケツチェックに続き、どの資産がどれだけのリターンを出したのかを見ていきます。

 

現在バケツ戦略に基づいて資産管理を行っています。4月の資産状況についての分析は下記のとおりです。

リスク資産の月間リターンは▲2.3%

バケツ戦略の中でリスクの高い長期運用資産を取り扱うのが「長期バケツ」。短期と中期のバケツがリスクを抑えて10年分の生活費を確保するのに対し、リスクを取って資産を増加させるためのバケツです。現在、生活費27.6年分の資産が入っています。

 

この長期バケツの月間リターンは▲2.3%(税引前・配当除く)となりました。このところずっと増加してきたのですが、ちょっと調整が入った感じですね。資産の内容は次の通り。比率の大きい順に、不動産、インデックス、クリプト、クリプト、インデックス……となっています。3月からクリプトが2.7ポイント減少、その分ほかの資産の比率が増加しました。

内訳は下記のとおり。オルカンは唯一購入し続けている銘柄ですが、なかなか全体の比率からすると増えないものです。

リターンはバラバラ

実のところ4月のリターンは銘柄ごとにバラバラです。クリプトは一斉に下がり、BTCで11%、ETHは14%減少しましたが、ほかはさまざま。大きく上昇したのはGoogleで、好決算+配当開始を背景に13.7%の上昇を見せました。

 

なおこれは円建てでの増減になりますので、為替の影響を受けています。為替は3月計測の151.3円→157.6円に円安が進んでいるため、為替だけで4.1%の増加となっています。

 

インデックスでは米国株はほぼ横ばいでしたが、新興国(EEM)は4%の上昇、日経平均は4.9%の下落です。

4月の資産増分だけの絶対額を銘柄別に見ると、下記のようになります。生命保険のようにドル建ての支払い額が確定している商品は、為替の影響を直接受けます。それが現れています。

インフレ対応的な中期バケツは▲1.8%

これまで中期バケツの増減をチェックしてきていませんでした。下記が現在の中期バケツの内訳です。金インゴットのほか、債券、太陽光発電所で主に構成されています。

これらをもう少しブレイクダウンすると次のようになります。全体の27%がドル建てとなっており、為替変動の影響を受けます。残りの5割は円建てであり、為替は影響を受けません。

下記が中期バケツのリターンです。金はたいへん好調で月間で7.4%も上昇。一方で長期債は壊滅的です。銘柄によってはドル建てとなっていて、為替による上方修正を4.1%受けていますが、ヘッジしている銘柄だとそれさえもありません。

4月の売買と今後

4月はクレカ積立だけです。全部で70万円、ほぼすべてオルカンを購入しています。5月からはさらに5万円追加して75万円/月の積立とする予定です。

  • 楽天証券 15万円(オルカン)
  • SBI証券 10万円(オルカン)
  • カブコム 10万円(オルカン)
  • マネックス10万円(オルカン)
  • tsumiki 10万円(ひふみ)※5月からセゾングローバルに
  • コネクト 10万円(オルカン)
  • PayPay 5万円(オルカン)※5月から10万円に

それ以外の売買は現在のところは考えていません。米国のインフレ懸念は強く、しばらくは利下げも行われなそう。金利先物が織り込む今後の利下げは、ここまで後ろ倒しになりました。

これまでのところ、円高ヘッジ施策はいずれも裏目に出て、円安のメリットを受けられなくなってばかりでした。とはいえ集計時月末に157円をつけた為替は、財務省介入もあり、一気に円高に振れています。GW真っ只中の本日5日は約153円。一ヶ月前の水準から比べるとまだ少し円安ですが、一時160円までいったところからは戻ってきました。

為替については、あまり振り回されないほうがいいというのを本当に肌で感じているので、ここは意図的にノーアクション。ただ、少しずつ投資先の種類を減らしていこうかなとは思っています。

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