株価は軟調ですが、なぜかBitcoinが急上昇です。70万円を超えて一時は90万円近くまで上昇しました。
急上昇して90万円近くまで
下記が2月末からの3カ月のチャートです。ぐいぐい伸びているのが分かります。
下記の3カ月チャートはというと、200万円にタッチした2017年末の時のものです。
前回の急騰のときのチャートと並べたからといって、だから上がるとか下がるとかはいえないのですが、気分的に2017年を思い出して並べてみました。
いつものごとく、仮想通貨には何かしらファンダメンタルズがあるわけでもなく、ユーザーの思惑で買われたり売られたりします。唯一言えるのは、長期的に見ると、デジタルゴールドである得る可能性があって、通貨がこれだけジャブジャブに緩和されている中、仮想通貨の価値は上昇するだろうということです。
もちろん、仮想通貨自体にセキュリティの問題が起きたり、コミュニティの分裂で信用が失われるリスクもあります。その意味では、過去10年にわたり数々の攻撃に耐え、最も価値の大きい仮想通貨であることを維持しつづけたBitcoinは、最もデジタルゴールドに近いものだと考えられます。
長期では底入れか?
こちらは2017年からの2年少々のチャートです。2018年の価格まで戻してきたのが分かります。ちなみに、これは対数グラフなので、上昇角度がちょっと緩やかに見えますね。
対数グラフではなく通常のグラフにしたのが下記です。
ぼくの場合、仮想通貨をトレードして利益を得るつもりはありません。あくまで、他の資産と相関しないアセットクラスの一つとして、ポートフォリオの分散のために保持しています。
同様の使い方として金(ゴールド)もよく使われますが、ゴールドは現物でもETFでも管理費用がけっこうかかり、かつ配当などはないため、持っているだけで減価していくというイヤな性質があります。
ところが仮想通貨は、保持についてはノーコスト、売買手数料もかなり安く、さらに保有している仮想通貨を空売り用に貸し出すことで年率3%ほどの手数料を得ることもできます。
金に比べて価値が不安定で、セキュリティや各国の規制次第では価値がゼロになる可能性もありますが、逆に金とは違い、将来大ブレイクする可能性もあります。というわけで、資産のごくわずか(現在は3%ほど)を仮想通貨として持っている具合です。