楽天アンリミット(UN-LIMIT)のサービスが開始されています。遅ればせながら、こちら申し込んでみました。
- 料金1年無料、国内通話かけ放題 損はない?
- 気になる弱点は?
- 初期費用などは楽天ポイントで還元
- さてせっかくなので、どの端末を同時購入するか
- そこそこ魅力的なOPPO端末
- 購入から契約はオンラインで簡単 「5のつく日」に購入
- この回線を何に使うか
料金1年無料、国内通話かけ放題 損はない?
楽天アンリミットは、ドコモ、KDDI、ソフトバンクに次ぐ、第4のキャリアとしてマンを持して参入した楽天のサービスです。特徴は次の通り。
- データ通信使い放題
- 専用アプリ利用で、国内通話かけ放題
- 1年間料金無料
- SMSも無料
- 縛り、解約違約金なし
うーん。なんというか、料金面だけで見たら、何もいうことありません。なにしろ無料ですから。1年間の数え方は、開通後1年間ということなので、契約が遅くなったから損ということもなさそうです。
気になる弱点は?
では損はしないまでも、弱点はどこでしょう?
- iPhoneは動作保証外
- エリアは首都圏でも限定的。エリア外はパートナー回線資料
- パートナーはKDDI 月間5GB制限(超過後は1Mbps)
- LINE年齢認証不可
現時点では会員数も少ないため、スピードが問題になることはないでしょう。エリアは限定的で、調布や三鷹あたりはエリア外ですし、千葉方面だと市原、佐倉、成田、埼玉だと流山、越谷、川越あたりはダメです。都心オンリーなら一応エリア内です。
ただしこうした新規キャリアにはよくありますが、マップでは圏内でも、ビルの影や屋内などはけっこう電波が入らないことが予想されます。あまりエリアは期待できません。とはいえ、KDDIのエリアを使えるので、大きな問題はなさそうです。
LINEの年齢認証が使えないのは、意外に不便です。ここは、Y!モバイルなどのほうが便利ですね。そして、最大の課題はiPhoneが対象外ということです。動作保証外なだけで、SIMを挿せば使えるという話も聞きますが、通話については専用の「Rakuten Link」アプリが必要なので、通常の20円/30秒がかかってしまいます。
初期費用などは楽天ポイントで還元
基本料金などはすべて1年無料ですが、それでも初期費用はかかります。契約事務手数料として3300円がかかりますし、別途SIMフリーの端末を用意しなくてはなりません。
ただしそこもポイント経済圏を持つ楽天です。税込みの3300円をポイントで還元するほか、オンライン申し込みで3000ポイントプレゼントです。さらに、楽天アンリミットを契約しておけば、SPUのポイントが+1倍になるというメリットもあります。
すごく極端な話、申し込んで1年間寝かせておいて解約しても、3300円の手数料支払いで、6300円分のポイントはもらえることになります。Android端末についても、楽天から購入すれば、機種に応じて、5000〜1万4500ポイントの還元があります。
さてせっかくなので、どの端末を同時購入するか
端末については、ポイント還元は4月30日までとなっています。もっとも、契約者数は想定のスピードを下回っているので、5月以降の還元はさらに加速する可能性もあります。
ラインナップは下記の通りです。ただ気をつけなければいけないのは、この価格は税別だということ。例えば「OPPO A5 2020」は2万6182円で、9500ポイント還元されるので、実質1万6682円で買えるように見えますが、実際は消費税が乗るので、1万9300円になります。
それでも、ポイント還元率が大きいので、購入した端末をすぐにフリマで売却すれば、利益が出るかもしれないと思い、試算してみました。ちなみに、ポイントによる割引率が最も大きいのはGalaxy A7で、なんと41.8%にも達します。
ただし本当にどれだけお得かは、フリマ価格と見比べなくてはいけません。ざっと直近の売却価格を調べて入れたものがこちらです。
さすがに、すぐに売却して利益を出すのは厳しいですね。唯一、OPPOの上位モデル「Reno A 128GB」は、純利益が1600円期待できるかもしれません。ちなみに純利益については、フリマ価格で売却した際、フリマ手数料10%と送料600円がかかると想定して計算しています。
そこそこ魅力的なOPPO端末
この中でコストパフォマンスが光るのはOPPO端末です。OPPOは世界シェア5位の中国メーカーで、ファーウェイの影に隠れがちですが、中国メーカーらしい安価で高性能という感触です。A5 2020とReno Aはミドルレンジの端末ですが、性能は十分という感じ。簡単に比較表を作ってみました。
楽天アンリミットの端末に何を求めるか? によりますが、メイン端末として考えた場合、やはりReno Aが魅力的です。特にFelica(おサイフケータイ)の対応の有無は個人的に重要です。解像度が高く、軽いのもReno Aはいいですね。
一方で、A5 2020は、5000mAhという大容量のバッテリーが特徴でしょう。しかも、USB-Cの特徴を活かし、このバッテリーからの給電も可能。つまり、簡易的なモバイルバッテリーになるということです。サブ端末として見た場合、このバッテリーは魅力です。
なお2〜4万円台という価格ながら、USB-C採用といい、ダブル〜クワッドカメラといい、スペック的にはかなり高級です。OSはAndroidをカスタマイズした独自のColor OSというものになりますが、Google Playストアにもつながるようで、「中国メーカーAndroid使えない危機」とまではいっていないようです。
というわけで、今回は、OPPO A5 2020 を、コストパフォーマンス含めて選ぶことにしました。税込み2万8800円。ポイント還元で実質1万9300円です。いざとなれば、フリマで売却すれば、ほぼ元が取れる価格という計算もしました。
購入から契約はオンラインで簡単 「5のつく日」に購入
実際の契約はオンラインで簡単に完了。端末購入後に契約画面になるのですが、サーバが重いのでしょうか? スマホ側で身分証明書のアップロードが何度やってもうまく行かず苦労したくらいです。
購入は楽天になるので、当然SUPポイント還元です。スマホアプリからの購入で1%アップなので、それを忘れずに。また「0と5のつく日」は楽天カードでさらに2%アップなので、こちらもチェックです。
この回線を何に使うか
さて、ちょうどリモートワークで光回線などを引いておらず、スマホのギガが苦しい……という声もよおく聞きます。楽天アンリミットはテザリングも可能なので、モバイルWiFi代わりに使うのもアリでしょう。自宅電話の代わりに、通話し放題の電話機として使うのもありです。
正直、現時点では1年間限定利用という想定ですが、iPhoneへ対応し、回線品質などがしっかりしていれば、メイン端末を移行する可能性もあります。少なくとも、通話無料はけっこうなコスト削減になりますしね。
↓楽天アンリミットの電話契約は、SIMを差し替えずに別の端末で利用することもできます。その裏技方法はこちら。
↓同時に1円で販売されたRakuten Miniを使ってみました。意外にいいサブ端末です。