FIRE:投資でセミリタイアする九条日記

FIREを実現したサラリーマン。ETF投資を中心に、太陽光投資や不動産投資、オプション、VIX、FX、CFDまで使って資産運用をしています。

すかいらーくの異名義クロスの小技

4月は大した銘柄が取れなかっただけでなく、逆日歩で大ダメージを受けました。そんなわけで、6月は安心確実な一般信用売を先行させています。5月1日に日興証券ですかいらーくをクロスしました。今回は異名義なので、ちょっと小技を使っています。

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異名義のコストを抑える

すかいらーくは6月末優待銘柄です。まだ2ヶ月ありますが、過去の履歴を見ると、前回もちょうど2ヶ月前のクロス。この後在庫はまだまだ出てくるでしょうが、大量に確実に抑えるタイミングということで、クロス完了です。

 

1000で最も効率はよくなり、3000円カード1枚、5000円カード6枚の計3万3000円です。今回は、これを異名義からめて取得しました。問題は、信用売りができない口座も組み合わせた異名義だということです。

異名義クロスの方法

異名義クロスとは、異なる口座間で、信用売りと信用買いのポジションを建てる方法です。普通のクロスの流れは、

  1. 銘柄の信用売り
  2. 同銘柄の信用買い→現引き→現物
  3. 権利落ち日に現渡し

という流れになりますが、異名義ではこうはいきません。次のように、タイミングを合わせて、信用口座の売買と現物口座の売買を行うことになります。

  1. 口座Aで銘柄の信用売り2倍
  2. 口座Aで信用買い→現引き→現物
  3. 口座Bで現物買い
  4. 権利落ち日に、口座Aで現渡し
  5. 権利落ち日に、口座Aで返済買い
  6. 権利落ち日に、口座Bで現物売り

問題はコストです。現渡ならば、無料で行えますが、この場合だと、口座Aで信用返済買いコストが、口座Bで現物売りコストが発生します。

50万円以下に抑えて分割発注

そこで今回取った方法は、いったん口座Aですべて信用買いしておき、口座B側は50万円以下の小口に分けて毎日買い付ける方法です。図にすると、こうなります。

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信用取引可能な口座Aで信用で、売りと買いを建てておき、口座Bで買い付けるたびに、同量を信用買い返済売りしていきます。

 

この方法のメリットは、口座B側の買い付けを50万円以下に抑えることで、売買手数料をゼロ円にできることです。一方で、信用買いが発生するので、信用金利がつくことがデメリットです。

すかいらーくの場合

今回は、信用取引の口座Aに日興証券、現物の口座Bに楽天証券口座を使いました。すかいらーくの場合、株価は約1600円。300株で売買すると、約48万円と50万円の無料枠に収まります。一方で、信用買いはというと、制度信用を使い年利2.5%。1日あたり0.006%(0.6bp)、1000株で約110円/日のコストです。3日分まるまるかかっても329円なので、楽天証券で現物で取引するよりも低コストです*1。実際は、1日目300株、2日目で600株、3日目で900株移動するので、コストはさらに安くなります。

 

今回ちょっといやなのは、信用買いを建ててから返済売りするまでに土日が入ってしまうため、金利が2日分余計にかかってしまうことです。ちなみに、信用買い分を現物に変える方法もあります。つまり、いきなり現引きしてしまう方法です。これでもいいのですが、売却時に今度は信用売りを建てて、細かく現渡しして買いポジションを減らしていくことになります。この「信用売り」ができない場合があるので要注意です。

 

ちなみに、ポジションクローズ時は、逆回転させます。つまり、現物ポジションを50万円以下ずつ売却し、信用売りポジションを小口に分けて同量だけ返済買いしていく感じです。

面倒だがそこそこ効果は大きい

面倒といえば面倒です。ただし、100万円オーバーの現物売買は500円〜1000円のコストがかかるので、優待額に比べても影響がかなり大きくなります。この方法ならば、実質200円以下のコストで取引できるので、手間を厭わなければ、便利だと思います。

 

ただし、これは信用売買手数料が無料の口座を持っていることが前提です。つまり日興証券か、楽天証券大口です。

 

*1:100万円まで535円、150万円まで640円、3000万円まで1013円