BITMAXが実施していた「暗号資産貸出サービス」のキャンペーン金利10%が終了しました。その後の金利について公開されたので、今回の貸し出しの出口戦略と併せてまとめておきます。
0.5BTC貸し出しで4000円ゲット
今回の暗号資産貸出サービスは10月7日スタートでしたが、ぼくは少し出遅れて10月10日から貸し出しを開始しました。1周年記念キャンペーンの「1BTC入庫で1万5000円分のLINK」と組み合わせて、ほかから1BTCを入庫して、そのうち上限の0.5BTCを貸し出しました。
結局、10月30日までで0.00287658BTCを貸借料としていただきました。現時点のレートで約4006円相当です。また、その後Ethereumも20ETHを入庫して貸し出し、10月14日からの貸し出しで0.09315065ETHを貸借料としてゲットしました。こちらはETHがBTCほど値上がりしていないので3619円相当です。
キャンペーン終了後の利率はBTC2.7%、ETH4.6%
これにてキャンペーン金利は終了。これからは日々変動する通常金利になります。どんな利率でしょうか。一覧表示されている利率は次の通りです。
- BTC 2.7%
- ETH 3.4%
- XRP 2%
- BCH 2.7%
- LTC 3.1%
ただイーサリアムの「履歴」ページを見ると、2020.10.31時点として貸借料が4.6%と表示されいてます。いったいどっちがどのような意味なのか、わからないですね。
ちなみに、BTCの2.7%は他のレンディングを行っている業者よりも低め。ただロック期間がなくすぐに取り出せるのはメリットですが、海外でよければロックなしでもっと利率の高いところもあります。
ETHは4.6%ならばこのままおいておいてもよいかも。
出金戦略
さて10%キャンペーンが終わったので、このポジションもクローズです。具体的には次のようにします。
- BITMAXからGMOコインに出金(手数料0.001BTC)
- GMOコインで売却
- 同時にTAOTAOでショートヘッジしていたポジションの解消
- BITMAXにある日本円はLINE Payに出金(110円)
- LINE Payから銀行口座に出金(176円)
BITMAXから直接銀行口座に出金することもできますが、手数料が400円かかるので、いったんLINE Payを経由するのが王道です。また、複数のアカウントで今回のキャンペーンに参加している場合は、LINE PayからLINE Payへの送金は無料なので、さらに手数料を抑えることができます。
今回の反省
なかなかに美味しいキャンペーンでしたが、最大の反省はTAOTAOでのショートヘッジでした。当初の目論見は、1BTC入庫するにあたり、Bitcoinの変動をヘッジするために、同額をTAOTAOでショートするというものでした。当時TAOTAOはBTCショートのファンディングコストがゼロで、売買スプレッドしかコストがないためこの作戦を取りました。
ところが、10月14日からBTCショートだけレバレッジ手数料(ファンディングコスト)が増大。1日あたり0.007%、0.004%、0.014%と来て、1BTCあたり2000円前後もコストが掛かってしまいました。これではBITMAXのレンディング金利の半分くらいを持っていかれてしまいます。
なかなかに難しいものです。0.004%固定のbitFlyerなどを使っておけばよかったと、いまさらながらに反省する感じです。
なお、このポジションを建ててからBitcoinが急上昇したため、ヘッジのショートポジションはまるまる大きな損失になっていますが、まぁこれは結果論。同じくらい下落する可能性もあったわけで、気にしないことにします。