太陽光発電所の中でもエースの発電実績を誇る4号基白子発電所。全く草が生えず、優等生だなぁと思っていたら、「草がすごいんですけど」という電話が。敷地の外まで草が出ていて、まずい状況のようです。これの草刈りに行ってきたのですが……。
4カ月ですごいことに
白子発電所は全然草が生えず、これはもしかして草刈り不要な発電所? とちょっと夢を見ていました。こちらの写真は4月末のものです。
地面も固くて、周りの更地を見ても草なし。このままいければいいいなぁなんて思っていました。パネルとパネルの間にあるちょっとした緑は、その前に蒔いておいたクローバーです。これが、広がって一面クローバーの発電所になれば……。
さて、4カ月たった8月の本日。行ってみると、こんなことになっていました。エース発電所が草の海に沈んでいます。
梅雨と夏の日差しは恐ろしいモノ。このフェンスの入り口にたどり着くまでに、そこそこの草を刈って道を作る必要がありました。ここから必死で草刈りです。パネルは3列しかないので、3列をひたすら刈っていきます。以前の反省で、マキタ電動草刈り機の予備バッテリーを刈ってあるので、バッテリー交換とともに、急速充電機をパワコンのコンセントにつないで充電します。休憩を挟んで、良い感じで刈り続けられる環境が整いました。
今回は、朝3時半に起きて車で現地に移動し、6時前から刈り始めたのですが、早くも太陽が昇ると激アツ。全身をガンガン太陽が照らします。半ば熱中症になりながら、必死の草刈り。なんとか大枠刈りきってここまでいけました。
刈っていて思ったのは、草がまばらで刈りやすいところがあること。どうしてだろう?と思って地面をよく見ると……。
見えるでしょうか? クローバーがポチポチとはえて生き残っています。上を背の高い雑草が覆っていて、クローバー全滅かな?と思っていたのですが、頑張って育っています。草刈り後、このクローバーがもっと広がってくれればいいのですが。あとは冬の間に広がってくれるかどうかですね。
3号いすみ発電所で事件が
白子発電所をきれいにして、そこからクルマで1時間ほどのいすみ発電所に向かいます。こちらも最初は全く草が生えていなかったのに、次回いったら草の海になっていたところです。
ただし、前回7月上旬に草刈りに来ていて、そんなに伸びていないだろうと思ったらそのとおり。新しく生えてきた雑草も、膝下くらいの高さなので、ささっと刈り込んで、帰ろうとおもった矢先でした。
やってしまった。ついに……。太陽光パネルが発電した電力は、ケーブルを伝って埋没させたパイプに入ってパワコンに向かうのですが、勢い余ってパイプを草刈り機で直撃してしまったのです。
パイプだけで済んでいるか……と思い中を覗くと。最悪なことに、電力を流すケーブルが真っ二つになっていました。あーあ。このストリングからの発電は遮断状態す。なんてこった。
幸い、切断時に感電もなければ、中の確認時も無事。いまのところ発火もしていません。が、切った後は少し注意すべきでした。ここで感電して倒れてしまったら、まさに草の海の中で野垂れ死ぬことになっていた可能性もあります。怖いものです。
すぐにEPC業者に連絡して、補修を依頼したものの、納期とコストはいったいどれくらいになるのでしょう? 夏の発電が見込まれるタイミングにまったくの損失です。
草刈り機に除草剤を併用か?
ケーブルには注意していたつもりなのですが、草の中に埋まっていて、今回はまったく存在に気づきませんでした。まぁ、パネルの柱に隣接しているものなので、パネルのそばは草刈り機ではなく、鎌を使うとか除草剤を使うとかするほうが良さそうです。
次は除草剤も用意して、草刈り機と併用するかなんて、現在検討中です。道具を買ってしまえばあとは肉体労働だけでコストのかからない草刈り機と違い、除草剤はけっこうなコストがかかります。これが果たしてどんなものか……。
次回は、修理の顛末と、除草剤研究でもやってみようと思います。