10月の優待クロスが終わりました。先ほど現渡しが実行され、あとは資金の回収を待つばかりです。今回獲得した銘柄について、まとめておきます。
10月は5銘柄24個
枯れる月である10月ですが、獲得したのは5銘柄でした。
- ロック・フィールド(2910) 0.41%/おそうざい1000
- 巴工業(6309) 0.40%/ワイン1本
- モルフォ(3653) 0.39%/議決権QUO500
- 学情(2301) 0.37%/QUO500
- 神戸物産(3038) 0.21%/JCBギフト1000(増量あり
ロックフィールドは10月の中では比較的利回りが良い銘柄ですが、建てたのは10月15日。約2週間のクロス期間でした。巴工業は15日の段階で確保できたのはわずか100株。こちらは少し余裕を見過ぎました。巴は貸借銘柄ではないので、制度クロスもできません。
モルフォは株主優待があるわけではなく、例年議決権行使を行うと500円のクオカードが送られてくるという隠れ優待銘柄です。21年もあるかは不明ですが、こちらは権利付き最終日に制度クロスです。逆日歩は、想定通りゼロでした。
神戸物産は10月16日週にごそっと出て、22日にクロスしました。正直利回りは低いのですが、余った資金を使うにはいいと考えています。
制度クロスの学情
学情は、クオカードがもらえる銘柄ですが、今回は制度クロス。過去の逆日歩を見ると、下記のとおり、なんとかクオカード500円の中には収まっています。
- 17年 300円
- 18年 5円
- 19年 295円
- 20年 240円
それでもリスクを取ってクロスしたのは、こちら比較的高利回りの銘柄で17円配当を予定していること。株価が1179円というところなので、1.4%。制度クロスによってこの15%を得られるので、100株あたり255円の配当差額を得られる計算です。これならば逆日歩がついてもなんとか相殺できます。
そしてもう一つは、異名義でクロスすることで、利益移転ができること。
- 名義A ショート株価値下がりによる利益+配当調整額支払い
- 名義B ロング株価値下がりによる損失+配当受け取り
ただ今回は値下がりが1174円→1149円(25円)あります。
そして結局、逆日歩は240円でした。
- 名義A ショートにより+2400円+配当調整額▲1445円+逆日歩▲240円 →+715円
- 名義B ロングにより▲2400円+配当1700円 →▲700円+優待
となってしまい、利益を他に移転するはずが、損失を移転する形になってしまいました。まぁ総体としては利益が出たのでよしとします。
11月と12月
11月は引き続き枯れる月ですが、そのあとの12月は山場です。高利回りの人気銘柄が大量にあり、横目で見ながら対応しなくてはなりません。
11月で取ってあるのはEJホールディングス。1カ月早いですが、それによる貸株料を入れても単純利回りで0.8%出ます。後から取れるかは分からないので、神戸物産に資金を費やすくらいなら、先に取ってしまえという判断をしました。
- EJホールディングス(2153) 0.91%/QUO1000
- 千趣会(8165) 2.01%/買い物件1000
- ビーロット(3452) 1.68%/QUO1000
- フジオフード(2752) 1.57%/食事券3000
- すかいらーく(3197) 0.88%/食事券17000
千趣会、ビーロット、フジオフードは、利回り1%を超える12月の人気銘柄。こちらは10月半ば時点でクロス済みです。貸株料を考慮に入れると利回りは下がりますが、それでも1.3〜1.7%。取れないよりはいいです。
すかいらーくは、優待改悪で以前ほどの人気がありません。それでも、利回りは0.8%近くて、残り2カ月の時間があることを考慮しても0.6%程度の利回り。現時点では在庫は豊富にありますが、29日の夜には消える可能性もあります。まぁ、それでもまた大量補充されるような気もしますが。ぼくの場合、一応週末まで売り予約中です。
資金が分散した10月
10月は優待クロスが枯れていることもあり、下記に資金を分散させました。
そのせいもあって、そこそこ資金はカツカツ。とはいえ、異名義の資金をあんまりグルグル回すのは管理がややこしくなるのでしたくなかったので、個人はカツカツ、法人はそこそこ潤沢という、いつもとは逆の形になりました。