日常の支払いを最も高い還元率で行うための方法の研究です。11月版は、TOYOTA Walletの改悪を含めて、どのようにするのが良いか検討してみました。
- 11月アップデート
- 使えるところならnanaco(3.2%還元)だったが……
- 使えるところならQUICPay(3%還元)
- プラスチックカードなら6gram(2.5%還元)……次点LINEクレカ(2%)
- ネット通販ならTOYOTA Wallet(2.7%還元)
- PayPay、d払いなら6gram(2.5%)
- 交通系ICには6gram (2.5%還元)
- コンビニ、マクドナルドなら三井住友NL(5%還元)
- Amazonならギフトカード(5.2%)
- サイフの状況
11月アップデート
11月に入って、環境として変わったことは下記の通りです。
- TOYOTA Wallet、還元率が1.5%→1%に
- nanaco、WAONがiPhone対応、Apple Payでチャージ可能に(10/21)
- 6gramが3Dセキュア対応(10月)
TOYOTA Walletが1.5%還元終了を発表したのは衝撃でしたが、ふたを開けてみれば1%還元は確保。自社カードからチャージすると+1%ということで、「最大2%」をうたっているのはご愛敬です。これでも中間ルートとしては高還元で、まだまだ活用の余地があります。これらを踏まえて、最高還元率の組み合わせを考察します。
使えるところならnanaco(3.2%還元)だったが……
まず、地味ながらnanacoがApple Payチャージに対応したのが大きいです。下記のルートが開通しました。
- エポスゴールド(1.5%) ※要年間100万円支払い
- Kyash(0.2%) ※月間5万円まで
- TOYOTA Wallet(1%)
- nanaco(0.5%)
合計すると3.2%。月間3万円を超えると3%に還元率ダウンですが、nanacoは税金も払えることが特徴です。支払用紙をセブンイレブンに持って行きnanacoで払えば、税金でも3.2%還元となるわけです。
なお、エポスゴールドで年間100万円に達しなかったり、逆に100万円を超えてしまった分は0.5%還元に減ってしまいます。その場合合計2.2%。こういう人は、楽天カード(1%)を代わりに使うのがいいですね。Tカードプライム(ぼくは不所持)を使えば日曜チャージで1.5%なので、これも代用になります。
ただし、TOYOTA Walletは11月9日から、nanaco/WAONへのチャージを停止します。というわけで、3.2%/3%確定で使いたいなら、それまでにnanacoにチャージですね。幸いなことに、Apple Payでは内部にnanacoカードを最大8枚まで作成できます。1枚当たりの上限残高は5万円です。
代わりに、下記のルートで3%還元になります。Apple Pay nanacoへのチャージは、Apple Payのウォレットを使います。
- エポスゴールド(2.5%) ※mixi登録、要年間100万円支払い
- 6gram
- nanaco(0.5%)
このルートが塞がれない限り、税金については高還元が続きますね。
使えるところならQUICPay(3%還元)
続いてもっとシンプルな還元として、セゾンアメックスのQUICPay払い。こちら常時3%還元です。最近は自販機でも使えるところが増えてきたので、けっこういろいろなところで使えます。
プラスチックカードなら6gram(2.5%還元)……次点LINEクレカ(2%)
とはいっても、普通の店舗の場合、プラスチックカードにしか対応していないお店もけっこうあるものです。ここで候補に挙がるのが、B/43です。下記のルートでチャージして使います。
- エポスゴールド(1.5%) ※要年間100万円支払い
- Kyash(0.2%) ※月間5万円まで
- TOYOTA Wallet(1%)
- B/43(ー)
と思ったら、こちらのルートも封鎖されていました。先ほどTOYOTA Walletからチャージをしようとしたら「できません」と。なかなかに厳しいですね。
というわけで、下記のルートです。
- エポスゴールド(2.5%) ※mixi登録、要年間100万円支払い
- 6gram(リアルカード支払)
エポスゴールドは「選べるポイントアップショップ」登録で還元ポイントが3倍になります。つまり1.5%。そしてエポスゴールドは年間100万円利用で1万ポイント付与なので1%。合わせて2.5%という形です。
6gramのリアルカードは、Visaブランド、タッチ決済対応、ICチップ搭載、3Dセキュア対応と、必要な機能を備えているので利用に困ることはありません。唯一、保有上限が50万円で決済上限も50万円/回なので、高額な買い物には利用できないことくらいです。
ただ6gramはプリペイドカードなので、ホテルやガソリンスタンドなどでは支払に利用できない場合があります。そうした場合は、次点としてLINEクレカ(2%)の出番になりますね。
ネット通販ならTOYOTA Wallet(2.7%還元)
さて、ネット通販で利用するならTOYOTA Walletのバーチャルカードをそのまま使います。下記のルートです。
- エポスゴールド(1.5%) ※要年間100万円支払い
- Kyash(0.2%) ※月間5万円まで
- TOYOTA Wallet(1%)
3Dセキュアにも対応しているので、支払いで困ることはありません。ただし、サブスクリプションなどにはプリペイドカードのTOYOTA Walletは弾かれる場合があります。そうなると、やはり次点としてLINEクレカ(2%)の出番になりますね。
PayPay、d払いなら6gram(2.5%)
個人店舗などではPayPayしか受け付けていないところがけっこうありますね。そうしたところで払う場合は、PayPayにひも付けるカードが重要です。
- エポスゴールド(2.5%) ※mixi登録、要年間100万円支払い
- 6gram(ー)
- PayPay(ー)
6gramが3Dセキュアに対応したことで、月間5000円というPayPayの上限が突破できるようになりました。
また、d払いなら下記のようになります。
- エポスゴールド(2.5%) ※mixi登録、要年間100万円支払い
- 6gram(ー)
- d払い(0.5%)
d払いの場合、6gramを選んでも3Dセキュアが動かないという塞がれ方をしているのですが、「CokeOn」や「かながわPay」を使うと、Webの3Dセキュアを経由することで登録できるという裏技が登場していますようです。ただし、ぼくの環境(少々複雑なd払い環境)では、CokeOnでもかながわPayでもうまくいきませんでした。
交通系ICには6gram (2.5%還元)
同様に、電車やバスに乗るための交通系ICカードなら、下記ルートです。モバイルSuica/PASMOにはApple Payウォレットからチャージします。
- エポスゴールド(2.5%) ※mixi登録、要年間100万円支払い
- 6gram(ー)
- モバイルSuica/PASMO
モバイルSuicaにはこれといった還元はありませんが、モバイルPASMOの場合、メトポのポイントプログラムがあります。地下鉄を利用するなら、使い方によりますがざっくり1.7%〜2.3%が追加還元されます。
コンビニ、マクドナルドなら三井住友NL(5%還元)
特定ショップでは、異なる支払方法がベストです。特にセブン、ローソン、ファミマ、マクドナルドの場合、三井住友カードのNLをタッチ決済で利用すると5%還元です。Apple Payに登録して支払うのがベストですね。
Amazonならギフトカード(5.2%)
Amazonでの利用は、下記ルートを利用したギフトカードチャージになります。合計還元率は5.2%。Kyashの上限に達しても5%還元になります。
- エポスゴールド(1.5%) ※要年間100万円支払い
- Kyash(0.2%) ※月間5万円まで
- TOYOTA Wallet(1%)
- Edy(0.5%)
- Amazonギフトカード(2%)
ちなみに、ここでチャージしたEdyをリアル店舗でそのまま使うのもアリです。ただ、Android端末に入っているので、持ち歩く必要は出てきてしまいます。この場合の還元率は3.2%になります。
サイフの状況
そんなわけで、基本的には多くの支払いがスマホで完結するようになりました。それでもサイフにクレカを入れないわけにはいきません。入れるのは、2.5%がカタイ6gramのリアルカードと、いざというときのためにLINEクレカ。キャンペーンを除き、だいたいこれで対応できるはずです。
- コンビニ、マクド NLによるApple Pay Visaタッチ払い 5%
- QUICPayが使えるところ Apple Pay QUICPay 3%
- nanacoが使えるところ Apple Pay nanaco 3%
- Amazon ギフト券ルート 5.2%
- ネット通販 TOYOTA Wallet 2.7%
- その他の場合 LINEクレカ 2%