FIer: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIerを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

2021年の特定口座損益を事前計算 損失額を見積もる

2021年もあと20日ちょっとで終わり。となると、気になるのが納税です。12月の優待クロスポジションはまだまだあるので、これが完了しないと税金計算も完了しないと思い子で板野ですが、なんと、特定口座の損益計算は約定ではなく受け渡しで計算するんですね。というわけで、ほぼ2021年の損益状況が見えてきました。

特定口座の損益計算

確定申告は1月半ばが期限で、毎年1月に入ってから送られてくる取引報告書を元に集計をやっていました。しかし、税金のコントロールを考えると、それはすでに確定している数字であって、もういじりようがありません。遅くとも12月のうちに、年間損益を確認しておく必要があります。

 

しかし、12月といえば大型優待クロスの月で、たくさんのポジションを抱えています。こちらの権利付き日は28日、ポジションを解消する権利落ち日は29日。そうすると現段階では損益状況は確定しないと思い込んでいました。

 

ところが、本日知ったのが「特定口座の計算は受け渡し日」基準だということです。

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株式等は、いつまでに売却すれば年内の税金計算の対象となりますか。

となると、優待クロス以外取引をしないのであれば、現時点で2021年の損益状況は確定しています。12月優待クロスの受け渡し日は翌年4日だからです。

現時点の特定口座損益を確認する

というわけで、売買を行った主な証券会社で、特定口座損益を確認してみました。それぞれの損益状況が確認できるページは下記の通りです。

  • 日興証券 「残高の確認」タブ→特定口座情報 譲渡履歴  
  • 楽天証券 マイメニュー→特定口座損益(譲渡益税)
  • SBI証券 「口座管理」→取引履歴→譲渡損益税明細
  • GMO マイページ→清算表→「特定口座譲渡益税情報」
  • 松井証券 資産状況→特定口座損益

実は株式売買にかかわる利益には、貸株料が含まれていることにはちょっと注意です。こちらは雑所得なので、特定口座の損益計算には含まれません。そのため、単に取引明細とか清算表を見ただけでは、いろいろなものが混じってきてしまうのです。

実際の損益額

というわけで、各証券会社の特定口座損益額を調べてみました。じゃん。

  • 日興証券 ▲1,980,889
  • 楽天証券 ▲3,691,067
  • SBI証券   ▲3,087
  • GMO    223,505
  • 松井証券  194,366

全部合計すると、▲5,257,172円です。これはもらった配当を足し込んだ上での損失です。よくまぁ損失を積み上げられました。偉い。GMOと松井でそこそこ利益が出てしまっているのはご愛敬です。下記は参考までに日興証券の結果。

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「すげー投資が下手な人!」と思うかもしれませんが、ごめんなさい。松井やGMOのようにPOによって利益が出てしまったものを除くと、マイナスを付けている各証券の損益構造は次のようになっています。

  • クロス売り+現物買い※+信用コスト+配当金※+配当落調整金

これは優待クロスの損益構造です。クロス売りと現物買いは同量であれば損益が一致してゼロになります。配当金と配当落調整金も同様です。そして、信用コスト(貸株料、金利、売買コスト)よりも優待品の価値が大きいために、優待クロスが成り立っています。というわけで、通常はここではわずかな損失が生まれるだけのはず。

 

にもかかわらず大きく損失が生まれているのは、異名義クロスがあるからです。例えば、法人Aで現物を買い、個人で売った場合、上記の(※)部分が法人に移ります。この中でも配当金が移動するのが大きいです。例えば合計500万円のポジションでも、配当利回り2%なら10万円です。法人側で10万円を得て、個人側では配当落調整金として10万円を支払う。この繰り返しで損失が貯まっていくわけです。

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というわけで、個人単体で見れば500万円少々の損失が出ていますが、実質的には利益を法人などに移転しただけで、全体としては損失は出ていません。信用コストは確かに損失ですが、それを上回る優待品を得ているので、総体としては大きなプラスというわけです。

 

なお、この損失すべてが優待クロスによるものではなく、そのほかにも帳簿上だけ損失を生み出すテクニックをいくつか実行しています。

支払う税金はどうなるのか

さて損失はこれだけではありません。昨年2020年にも同様の損失が出ており、その繰越額は▲1,497,456円。合計すると、▲6,754,628となり、この額までは利益を消し込めます。

 

ただし残念(?)なことに、2021年は一般口座のほうでこの額を上回る利益が出てしまっています。つまり納税が必要になってしまうわけです。これは困った。この利益はすでに確定しているので、あとはできることは更なる損失出ししかありません。

 

シンプルな損出し手法としては、手持ちポートフォリオから損失が出ているものを売却して損を確定させ、必要なら翌日買い戻すことです。今なら、5万円の損失があれば、その20.315%、つまり10,157円がノーリスクでゲットできることになります。無茶苦茶美味しいですね。

 

幸い(?)なことにただいま株式は全般に下げています。ぼくのポートフォリオは毎年損出しをしてしまうこともあって、だいたい常に含み益のポジションしかないのですが、10月に買った現物ブロードリーフが14%もの損失状態です。

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何バカなことをやっているんだ……という感じではありますが、この損失を使わない手はありません。▲165,300ということは、この損を確定させるだけで、33,580円もゲットできるということだからです。

 

そのほかにも、損失が出ているポジションがないか目を皿のようにしてチェックして、あればすかさず損失確定。それだけで20%ゲットです。そして、利益が出ているポジションは絶対に利確してはなりません。どうしても利確したいなら、両建てにして2022年まで持ち越しです。

 

どうにもすべての利益は消し込めなさそうですが、できる限り頑張って損失を増やしたいと思います。

 

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