12月4日、ビットコインが突如急落しました。3日までは650万円前後で推移していたものが、日が変わるとまさに坂を転げ落ちるように急落し、一時508万円に。実に20%を超える急落です。
久しぶりの急落
20%超という急落は久しぶり。ビットコインなどの仮想通貨はボラティリティが激しいことで知られていますが、このところ比較的穏やかな推移でした。それが突如の急落です。
4日は土曜日、5日は日曜日ですから、株式市場はお休み。株式のほうは、11月24日にオミクロン株などを発端に急落。S&P500は4700から4500近辺まで下落しています。ビットコインは株式同様、リスクオンで買われる資産でもあり、ある意味、株式と動きが近くなる傾向があります。
アルトコインも厳しいが……
ビットコインが下がれば当然アルトコインも下がります。軒並み20%近い下落となりましたが、個別個別でみると、意外と頑張っているコインもあります。過去5日の騰落率を見た場合、多少の違いが出ています。
- XRP ▲16%
- BTC ▲14%
- ETH ▲8.6%
- BNB ▲6.6%
XRPのようにビットコイン以上に下がって戻りが遅いアルトコインがある一方で、時価総額第2位のEthereumは回復が多少早く、BinanceCoinはさらに回復が早いです。
原因は不明。新手の仕手か?
まぁ毎度のことですが、仮想通貨の暴落は原因が不明です。ネットでは、ショートのためのデリバティブに大量の入金があったことが確認されており、新手の仕手か? なんて見方もあります。
それでも、確固としたファンダメンタルズがないのが仮想通貨の特徴です。常に思惑で上下するわけで、このくらいの急落はいつ起こってもおかしくありません。びっくりはするものの、まぁそういうものです。
この1年でみると、550万円まで下がっても、年初からのリターンは2倍以上。あまりに早いペースで上がりすぎるのは、逆に怖くなるものなので、このようにたまに急落が入って調整してくれるといいですね。