FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

FIREしてから3ヶ月後の心境


セミリタイアしてから5年、完全FIREということで会社員でなくなってから3ヶ月が経ちました。得難い経験でもあり、その心境をまとめておきます。

完全FIREから3ヶ月

セミリタイアを決断したのが2018年の春。そのタイミングで、このブログを書き始めました。実際にセミリタイアしたのが2018年の秋。そしてその5年後、2023年の6月についに退職し完全FIREすることにしました。

 

実際のところ、6月と7月は有給消化で、8月から無職。いわゆる会社のコントロール下から離れて3ヶ月が経ちました。下記は6月頭、7月頭、8月頭のタイミングでの心境を綴ったものです。

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8月25日は給料日

なぜ今日、FIRE後の心境をアップデートしようと思ったかというと、給料日だったからです。といっても、ぼくの勤めていた会社は「月末締めの当月払い」という仕組みなので、7月分の給料は7月25日に支払われて完了。8月25日は、7月分の交通費が支払われただけではあります。

 

ちなみに企業の給与支払いはいくつかバリエーションがあります。

  1. 当月締めの当月払い 25日締めの30日払いなど
  2. 当月末締めの翌月払い 末日締めの翌25日払い
  3. 当月末締めの当月払い 末日締めの25日払い

この中で最も企業側に不利なのは(3)ですね。25日に給料は支払うわけですが、残り3〜6日分は払ったあとに働いてもらう前提なわけですから。ちなみに公務員は、この(3)の当月末締めの当月払いが多いそうです。

 

閑話休題。そんなわけで、ぼくの勤務先も7月分は7月25日の給料が支払われて終わり。じゃあなぜ8月25日に給料が入ってきたかというと、7月の残業分と交通費です。といっても、残業については悪名高い「みなし残業手当」となっていて7月分で受取済み。交通費だけが8月分に支払われました。

 

交通費はなにかといえば、リモートワーク化にともない出社時の交通費は実費精算となり、かつ退職当日は備品の返却などのために出社する必要があったからということです。

実は単なる専業主夫?

FIREとか偉そうにいっても、実はぼくの妻は正社員として働いています。なので、気分的には「あれ? もしかしてぼくが専業主夫になっただけ?」というところもあります。家族の生活費とかは全部ぼくのほうで出していて、妻の給料は妻が全部自分で使っているので、「家計を支えているのは僕だ!」という思いからはFIREといって差し支えないような気もしますが。

 

そうはいっても、妻がフルタイムで働いているのに、ぼくが家でゲームをしているのはちょっと気が引けます。たまにですが昼ごはんを作ったり、夕ご飯を作ったり、子どもも勉強を見たり。こういうのは自然と僕のタスクとなります。というか、本当は全部ぼくがやらなくちゃいけないのかもしれません。

 

家事の分担は全然いいのですが、「どうせ暇なんだから家事くらいやってよ」みたいな目で見られると、なるほどそうかも……という気持ちも起きてしまいます。

 

というわけで、生活費をだれが工面しているかは関係なく、暇そうな人が家事をするべきだという観点では、ぼくはただの専業主夫のような気もするわけです。妻も仕事を辞めてくれれば、そうでもなくなるのでしょうけど。

やりたいことばかりで時間がない

FIRE後は、フルタイムの仕事がなくなって暇すぎてつらいという話をよく聞きます。が、いまのところその兆候は全くありません。というよりも、やりたいことが多すぎて、毎日が忙しいくらいです。

 

じゃあ具体的に何をやっているのか? と聞かれると、ブログを書く時間も取れていなかったり、読書が進んでいるわけでもなく、あれ?いったい何で時間が過ぎているんだろう? とも思ったり。でもそこまで時間に追われることもなく、その日その日で好きなことをして過ごすのは本当に心地良いものです。

 

FIREを志した頃、リタイア後は大学生の頃に戻るようなものなのではないか? という記事を書きました。ぼくは大学生のころ一人暮らしだったので、家族がいるとそれよりは自由度がなくなっているというのはあります。

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それでも、学生の頃よりも知識も経験もお金もあり、なんとかまだ体力も残っているので、当時よりはやりたいことをやれるという実感もあります。とはいっても、学生のときは朝から晩まで、というか翌朝までぶっ続けで本を読んでいたりしたので、あの頃の情熱と体力はなかなか得難いものだったわけですけど。