FIREを自称していましたが、実際にはFinancial Independent(FI)の実現とセットで、自分の好きな仕事だけをやるというスタンスで、サラリーマンは続けていました。ただ、今回サラリーマンのほうも退職し、完全FIRE(?)することにしました。
セカンドキャリアの5年間
これまでのキャリアを降りると会社に宣言してからちょうど5年。そこからは、趣味としてサラリーマンをし、やりたい仕事だけを行うという方針で働いてきました。お金のためではなく、その仕事がやりたいから行うというものです。
ただこの5年で外部の環境も様変わりしました。2018年春にFIREを宣言して、その秋から管理業務から降りました。翌年2019年の春からは年号が変わり、平成から令和へ。ぼくのガチサラリーマン時代は平成の間だったと思うと、なかなかに感慨深い時代でもありました。
そして大きなライフスタイルの変化となったのはコロナです。武漢でコロナウイルスが見つかったのは2019年12月。それは次第に世界に蔓延して、2020年4月に緊急事態宣言が出されました。仕事のほうも完全リモートワークへと切り替わり、会社員ではあるものの、まったく出社がなくなりました。
そこから3年。出社がなく時間の自由も取れるという環境の中で、好きな仕事を続けるというありがたい状態を過ごしました。ただ2022年の秋に、社内で異動となり、少々ぼくのやりたい仕事とのズレが出てきました。
こうなると、仮にでも会社員である必要はありません。退職の意向を固め、会社にも申告しました。
- 2018年春 FIREの意思を固める(ブログ開設)
- 2018年秋 セミリタイア実施
- 2019年春 年号が令和に
- 2020年春 緊急事態制限、リモートワークに
- 2022年秋 社内で異動
- 2023年春 完全退職申告
- 2023年秋 退職予定
実際に、セミリタイアしていた期間は約5年。うち3年ちょっとはコロナのおかげで完全リモートワーク状態でした。会社員であるという制約もありましたが、たいへんよい環境で日々を過ごせたといえます。
資産のほうも、2018年にFIREを決定したときに比べて、1.75倍に増加しました。一応、年平均利回りでいうと10%ちょっとになるので、入金ゼロで引き出しを続けていた間の運用成績としては悪くない状況でした。
これで完全FIRE?
ぼくのFIREの定義は、経済的に自立(FI)した上で、退職に限定せず好きな仕事で働く(RE)というものです。FIerともいいます。なので、気分的にはFIRE済みなのですが、人に言わせると、「あれ働いてるってFIREしてないじゃん」ともなっていました。
今回退職することで、完全FIREに近づいたとも言えるのかもしれません。なぜ”近づいた”というかというと、好きな仕事ができる環境を提供してくれるところがどこかないか、一応、探しているということと、投資とは別の副業的なアレコレが、サラリーマンとしての給料の50〜100%くらいになっているからです。
副業が結構稼げて、さらに投資でも収入があるわけで、こうなると一体FIREって何? となるわけですが、なのでぼくは経済的に自立(FI)した上で、退職に限定せず好きな仕事で働く(RE)ことがFIREだと思っています。
それにしても、退職というのはなかなかに大きなイベントですね。本当にいろいろと考えることがあります。今回、今後のFIRE志望者のためにも、どんな論点があって、どういう対応をしていったのかを、ブログにまとめておきたいと思っています。