FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

2023年9月の投資成績とポートフォリオ 嵐の前の静けさ?

毎月恒例投資成績コーナーです。9月は嵐の前の静けさ? ぼくのポートフォリオは凪の状態でした。どんな状況か、見ていきましょう。

資産全体は▲0.04%

資産全体は0.04%のマイナス。ほぼほぼゼロって感じですが、生活費の取り崩しを考慮に入れると、運用としてはわずかにプラスという感じでした。年初来だと15.75%のプラス。直近12ヶ月だと11%のプラス。2023年は一応、いい感じで推移はしています。

ただしリターンのほとんどが為替だということには注意が必要。ドル建てでは一応年初来プラスではありますが、1月からはずっと横ばいです。為替は先月の145.53円から149.38円へと介入注意ラインまで円安が進んでいます。円安は2.65%進んでおり、ぼくのドル建て資産は42%なので、為替による資産額押し上げ効果は1.12%もありました。つまり、為替を無視すれば1.16%のマイナスだったということです。

総資産の通貨別比率はまぁまぁ心地良いバランスです。ただちょっとクリプトが多いかな? このところクリプトの未来に失望しつつあり、半分くらい売却してもいいかなと思っています。



ポートフォリオ全体の比率は次のようになっています。目指すアセットアロケーションとして、

  • 株式30%
  • リアルアセット25%
  • 債券20%
  • ヘッジ10%
  • オルタナティブ(現金)15%

としていますが、それに近づきつつあります。株高のうちに少し処分して債券を買おうか迷うところ。

ポートフォリオを商品別にまとめると次の通りです。東小岩は不動産、ほかの地名は太陽光発電所です。

セグメント別リターン

続いて、各セグメントをブレイクダウンして見ていきます。現金およびマーケットニュートラルの短期売買を行う「オルタナティブ」、金と仮想通貨の「ヘッジ」、太陽光と不動産の「リアルアセット」、そして「株式」「債券」の5つです。

 

今回、株式と債券がわずかに減少。一方でヘッジとリアルアセットの増加によって相殺されています。

9月の売買は、各証券会社でのインデックス投信クレカ積み立て(楽天証券(キャッシュ/カード)、SBI証券、マネックス証券、カブコム証券、tsumiki証券、CONNECT証券)の合計35万円。

 

またこれからの利下げを想定して、超長期米国債のTLTと、長期米国債ETFの東証版1656を購入しました。

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が、その後再び長期金利は上昇し、含み損が拡大しています。

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株式セグメント ▲1.47%

株式セグメントは先進国株式が足を引っ張り、日本株式が上昇するという珍しいパターン。


グロース株ではGoogleもAmazonも不調で、NVIDIAに至っては12%も減少しましたが、Metaが上昇するというまちまちな展開でした。

株式のポートフォリオは下記の通り。上位5銘柄がインデックスで、そこにMeta、Google、Amazonが続く形です。

債券セグメント▲1.87%

債券は1.87%の減少でした。なんというかボロボロです。特にTMFは一ヶ月で24%も減少。なんてこったって感じです。

便宜的にARCCを債券セグメントに組み入れているのでパフォーマンスが良くなっていますが、全般的によろしくない状況です。

ちなみに債券ポートフォリオがボロボロなことについては、下記でまとめています。

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リアルアセット +5.36%

リアルアセットは5%ちょっとの増加でした。リアルアセットのパフォーマンスは、DCF法による資産価値+当月生まれたキャッシュの合計で計算しています。太陽光がこのところ絶好調なので、平均パフォーマンスがアップし、平均パフォーマンスから将来CFを推計していることが影響している感じです。

リアルアセット資産の内訳は次のようになっています。

ヘッジセグメント +3.75%

ヘッジセグメントは3.75%の増加でした。クリプトが上昇し、金はわずかに減少です。

Bitcoinは上昇し400万円を超えてきました。2日に突如急上昇し420万円を超えてきましたが、数日で下落。なかなかにボラの激しい動きです。相変わらず。

ヘッジセグメント全体の推移は次の通り。金がジリジリと価値を上げ、クリプトも増加基調ではあります。

今後の方針

さて今後の方針です。先月「取り崩しに向いたポートフォリオ設計をやる」と書いたものの、全然取り掛かれていません。FIREして暇になるかとおもいきや、全然忙しい感じ。早く方針を決めなければ。

 

個別のポートフォリオでいうと、債券がいろいろ難しい局面です。一気にポートフォリオ内の債券比率を上げなかったのは正解でしたが、いまから買うべきかどうか、微妙に悩むところ。

 

同時に為替も怖いところです。いまの資産高のほとんどは円安効果によるもの。もし米国で利下げが始まったり、日銀が利上げを行ったら、為替は一気に反転する可能性があります。120円台までいくかもしれません。でもだからといって為替をヘッジするのも怖い。さすがに150円を超えてくることはなく、それは日銀的にも防衛ラインっぽいので、そこでショートを入れる……というのは誰でも考えることなので、逆に難しいかも。とか考えすぎてしまいます。

  • このポートフォリオには、生活防衛資金、企業型DC、各種貯蓄性保険、年金、家族の資産は入れていません
  • 株主優待は現金化したもの以外、資産計算していません。取得コスト分だけ資産にマイナスの影響が出ています(ここは今後検討です)
  • 含み益も資産として計算されているので、ここから税払いが発生する場合があります
  • 法人と個人の資産を合算しています

 【先月、2023年8月の成績とポートフォリオ】

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