ドコモがちょっと微妙なキャンペーンを開始です。d払い(タッチ)で支払いを行うと、+20%還元。上限は1500ptというもの。キモは「d払い(タッチ)」にあります。
キャンペーン概要
キャンペーンの概要は下記の通りです。
- 要エントリー、先着10万人
- 期間 1月29日10:00〜3月31日23時59分
- 還元上限1500pt(期間・用途限定)のdポイント
- 支払い方法:d払い(タッチ)(Androidのみ)
20%還元の上限1500ptなので、利用額は7500円が上限ということになります。
さて、問題はd払い(タッチ)です。これは、iD加盟店で「iD払いで」伝え、スマホをかざすとd払い経由で決済できるというもの。つまりソースはd払いを介して決済手段としてはiDになります。一応、コード決済のd払いよりも加盟店の数は多いといえるかもしれませんが、あれiDでオワコンじゃなくて、まだ頑張るんだ? という感じ。
そして現在これが設定できるのはAndroid端末のみ。というわけでさっそく設定してみました。
dカードか電話料金合算払いのみ
設定しようとして、最初につまづいたのは支払い方法です。d払い(タッチ)を使うのは、まずd払いの支払い方法を「dカード」または「電話料金合算払い」に設定しなければなりません。ほかの高還元カードから支払えないのです。
ちなみに電話料金合算払いは、spモードなりに対応したドコモ契約が必要。というわけで、仕方なく還元率の低いdカードを紐づけ直しました。
ここでdカードを登録しようとしたら、以前はなかった3DSのパスワードを求められます。改めてdカードのページから3DSを登録しようとしたら、NTTデータが提供するスマホアプリ「ワンタイムパス」を利用するそうです。このアプリ、世界標準と微妙にズレているので嫌なんだよね。。
ちなみにWebで登録するとメールが送られてきて、そこからアプリをダウンロード。続いてメール本文の「トークン発行」を押してアプリを自動起動させ、トークンを読み込ませるという流れです。普通にQRコード発行とGoogle(互換)OTP仕様にしてほしいものです。
本人確認も必須だった
d払い(タッチ)はこれで終わりではありません。さらに銀行口座も紐付ける必要があります。そしてそのためには本人確認書類を使った本人確認も必要です。幸い、マイナカードの署名用電子証明書を使って本人確認ができるので、こちらはまぁ簡単でした。いつもの免許証とかを撮影するeKYCは、精度の面でなかなかクリアできないことがあって、あまり好きではありません。
ちなみに登録する金融機関を選ぶ画面では、楽天銀行も住信SBIネット銀行も登録不可。ちょっとダメすぎですね。
iDはGoogleウォレットで管理される
ここまでやってなんとかd払い(タッチ)が利用可能に。ちなみに、d払い(タッチ)のiDはGoogleウォレットで管理されます。
このあたりは、なぜか自社アプリで管理して、Googleウォレットと競合し、起動するたびに「ウチをデフォルトアプリにしますか?」と言われる楽天Payより全然素直な仕様です。というか楽天Payはなんでこうした?
しかし、dカード→d払い→iD払い って意味あるのかな?
それにしても、このd払い(タッチ)って意味あるんでしょうか? 以前、d払い(iD)というすっごく似たようなサービスがあって、現在は新規募集終了しているのですが、これとほとんど同じ。違いは、支払い方法にdカードと残高が使えることと、バーチャルカードが発行されることくらいでしょうか。
確かにiDに対応することで、利用できる加盟店は広がるのですが、キャンペーン以外にあまりメリットを感じられません。そもそもdカードでiD払いできるし、dカードをスマホに登録してiD払いもできるんだけど? たぶん銀行口座からチャージしたd払い残高を、iDで決済に使ってもらいたいというサービスなんでしょうけど、ブランド名が整理されていないので、とっても概念が複雑になってしまっています。
とりあえず、期間限定とかのdポイントの利用も20%還元なので、消費にはもってこいです。
直近のキャンペーン
さて、これによって現在開催中の汎用的キャンペーンは次のようになりました。支払い方法でバリエーションがあって、なかなかいいです
- 楽天カードタッチ決済 10%還元 〜3/31 利用額上限22,222円
- JCBカードS QUICPay 20%還元 〜3/31 利用額上限15,000円
- d払い(タッチ)iD 20%還元 〜3/31 利用額上限7,500円