FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

格安SIM導入で終わらない、通話料を下げる方法【2021】

マネーリテラシー高い人にとって、ふるさと納税、つみたてNISA、そして格安SIMというのは3種の神器です。ただ、格安SIMのほうはけっこう奥が深くて、かつ動きも速いので、追求するといろいろとさらに節約できる技があります。

 

今回はそんな格安SIMの中でもコストがかかる、通話料について

結構高い格安SIMの通話料

格安SIMで基本料金を月額1000円くらいに抑えても、通話してしまうと意外と通話料金がかさむものです。大手3キャリアの基本プランなら、「5分以内の通話料無料」なんてのが付いていますが、格安SIMは基本的に通話料無料プランがないからです。

 

そして通話料は22円/30秒が基本。10分通話しようものなら110円かかるわけで、格安SIMのメリットなんて簡単に吹き飛んでしまいます。

 

もちろん、追加のコストを払えば——例えばワイモバイルなら770円で10分以内無料、1870円でかけ放題となるわけですが、これではどんどん大手キャリアプランにコストが近づいてしまいます。

 

ahamoなら2970円で5分無料がついてくるわけで、20GB使えることを考えると、「ahamoでいいじゃん」ということになりかねません。

IP電話を使わなくても、今なら楽天モバイルがある

以前であれば、この通話料をセーブする方法はIP電話を使う手法が中心でした。例えば、Smartalkを使えば、8円/30秒まで通話料を抑えられたものです。

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ところが、今の時代には楽天モバイルがあります。楽天モバイルは、なんと「楽天LINK」アプリを使った通話なら、何時間でも通話料無料。これぞ、最安の通話手段です。

でも楽天モバイルをメインにはできない

でも、メイン電話を楽天モバイルにするのは、ちょっと待った! という感じです。当初こそ、楽天モバイルはKDDIとローミング契約を結んでおり、圏外の場所ではKDDI回線で通信できました。ところが、この契約は徐々に縮小しており、特に都内などではほとんど使えなくなっています。

 

楽天モバイルのサービスエリアマップを見ると、下記の感じで、都内であればほぼ網羅しているように見えます。一見。

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ところが新興キャリアあるあるなのですが、マップ上エリア内になっていても、実際は建物の陰などでは使えなくなってしまうこともしばしば。密度がまだまだ薄いわけです。だから、現時点では楽天モバイルをメインに使うことははばかられます。

 

もう一つは、GB単価でみると、必ずしもお得ではないことです。下記の記事で研究したとおり、20GB超ならば楽天モバイルはお得ですが、それ以下であれば、格安SIMのほうがお得な場合が多くなります。表はIIJmioのギガプランですが、8GBくらいの利用ならば、600円も安くなるわけです。

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メインにギガプラン、サブに楽天モバイル

というわけで、現時点でのお勧めは、メイン回線にギガプランを使い、サブ回線に楽天モバイルを持ってくる方法です。楽天モバイルはデータ通信1GBまでは料金無料。つまり、サブ回線ならコスト負担なしで利用できるわけです。

 

都合良く、楽天モバイルはeSIMに対応しているので物理SIMとしてギガプランを使い、eSIMに楽天モバイルを入れる。そして、下記の記事でも書いたとおり、ギガプラン主回線、楽天モバイル副回線に設定するわけです。

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ちなみに、サブ回線としてeSIMに対応しているスマホは、iPhoneの場合は下記。

  • iPhone XS/XS Max
  • iPhone XR
  • iPhone 11シリーズ
  • iPhone SE2
  • iPhone 12シリーズ

Androidの有名どころだと、下記になります。

  • Pixel 4/4XL
  • Pidal 4a/4a(5G)
  • Pixel 5/5a(5G)
  • OPPO A73
  • OPPO Reno5 A(ワイモバ版除く)
  • AQUOS sense4 lite

ちなみに、Rakuten mini/Hand/Bigなどの楽天端末は、eSIM対応ですが物理SIMに対応していないので、今回の用途には使えません。

実際の運用法

このような環境を整備すると、コストとしてはギガプランだけで済みます。なおギガプランのいいところは、「家族間でデータ容量を共有」「余った容量を翌月に繰り越せる」機能が付いているから。一人暮らしならば別のキャリアもありですが、家族持ちならギガプランはかなり便利に使えるはずです。

 

そして、通話したいときは、楽天LINKアプリを立ち上げて電話をかけます。ドコモ圏外かつ楽天圏内というところしか、楽天のギガは減らないので、基本的に月間1GB以内に収まるはずです。楽天LINKから電話をかけると、相手に通知される電話番号は楽天モバイルのものになってしまうのが玉に瑕。それでも、通話料無料は魅力ですね。

 

ちなみに、ギガプラン含むIIJmioは9月11日から、通話料を11円/30秒と従来の半額にすることを発表しました。無料の楽天モバイルにはかないませんが、使い勝手の悪い専用アプリ「みおふぉんダイアル」を使わなくても半額というのはうれしいものです。

 

また楽天モバイルを契約すると、楽天ポイントがけっこうもらえるのと、楽天SPUもアップするので、無料回線だと思って保有しておくのが吉です。あ、一人で2回線目を用意した場合、ユニバーサルサービス料4.4円が毎月かかるのには注意かもしれません。1回線目で、月間1GB以内ならばこれもかかりません。

 

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