2019年が終わりましたので、12月の成績とポートフォリオ状態を確認するとともに、この1年間の成績も振り返ってみます。
全体は+1.4% YTDでは+12.3%
資産全体の月間推移はプラス1.4%となりました。
では年間ではどうでしょうか? 厳しかった2018年に対して、19年は月次でマイナスとなったのは5月と7月だけ。ほかはすべてプラスという成績です。年初来(YTD)では+12.3%という結果となりました。
中身を見てみると、インデックスセグメントが+17.3%、グロースセグメントは5.4%です。配当などを含めたトータルリターンでみても、インデックスが20.1%、グロースが5.7%となっています。
VTが22%超、S&P500が27%超、NASDAQは34%超というリターンをもたらした2019年だということを考えると、ちょっと見劣りするパフォーマンスではあります。
ポートフォリオとしては、ほぼ変化なし。現金とオルタナティブとの間で増減がありますが、これは優待クロスのために現金を使ったからです。2020年は、このあたりを正確に捉えられるよう、現金+優待クロス+FXその他で一つのセグメントとして見ていきます。
総資産の推移としては、18年8月のピーク時の資産にまだ戻っていません。思えばこの最高額の直後にセミリタイアを実行し、グロース株式が急落して資産減少という憂き目に会ったのでした。それを徐々に取り返してきています。
ドル円の比率では直近円高となりました。109.65円から108.66円となり、円建てとしては0.9%の下落です。総資産は+1.4%でしたが、為替要因で0.4%ほどロスしています。
12月の売買
12月も「野村つみたて外国株投信(毎月購入) 」を続けています。ほかはひたすら12月末の優待クロスを行ってきました。それ以外、売買はありません。
インデックス +1.1%
インデックスセグメント全体では先月から+1.1%です。実は途上国が一ヶ月で4%以上上昇しており、それに引っ張られて全世界株式も伸びました。S&P500は1%程度、日本は0.4%といったところ。
IVV(S&P500)も伸びましたが、EFA(先進国)、EEM(途上国)がぐっと伸びました。逆に、債券系は横ばいか少々下落でした。
配当は、IEF、MBB、PFF、BNDのおなじみの銘柄に加えて、EEM、EFA、IVVの株式インデックスから入りました。総資産の0.158%にあたります。
年間の配当や貸株によるインカム収入は、総資産の1.07%となりました。年間リターン12.3%のうち、8%程度はインカムによるものになります。
グロース +1.4%
グロースは先月から1.4%の増加です。Amazon、Facebook、Googleともに上昇しましたが、Fb、Gogが最高値更新する一方で、Amazonは18年8月の2000ドルを超えた高値を回復できていません。
年初からで見るとそれぞれ20%を超えるリターンとなっており、特にFacebookは年初からなら50%を超える上昇と優秀でした。
にもかかわらず、YTDでのグロースセグメントのリターンがわずか5.7%なのは、ひとえに自社株が年初から大きく下落し、それを夏から秋にかけてすべて処分したせいです。この変動要因がなくなったので、20年以降の運用は安定してくるとおもっています。
オルタナティブセグメント
オルタナティブはこのグラフにしてもあまり得るものがありませんね。FXは安定してリターンを出していますが、年末年始はスワップが付くタイミングが違うので、ちょっと計算がやっかいです。1月6日以降、改めてスワップ状況を確認しようと思います。
仮想通貨は引き続き下落です。先月から▲3.9%でした。ポートフォリオバランスは変わりませんが、価格は軟調です。
リアルアセットは金上昇
リアルアセットセグメントは近価格が上昇しました。先月から3%ほどの上昇です。
アセットアロケーション
最後はアセットアロケーションです。状況は先月から変わりません。
今後の方針ですが、昨日書いたとおり、これまでの構成を変更して、5セグメントで資産を管理していく方針です。
注意書き
下記の目論見書に従って運用をしていきます。
また、計算上の注意があります。
- このポートフォリオには、生活防衛資金、401k、各種貯蓄性保険、年金、家族の資産/NISA口座は入れていません
- 株主優待は資産計算していません。取得コスト分だけ資産にマイナスの影響が出ています
- 含み益も資産として計算されているので、ここから税払いが発生する場合があります
- 法人と個人の資産を合算しています
【11月のポートフォリオ】