年末、気温は低いですが風もなく穏やかで日なたはポカポカしますね。稼働中の2号基となる筑西発電所に、視察も兼ねて草刈りに行ってきました。
いまのところ好調な筑西2号基
10月15日に連系した筑西2号基は、いまのところシミュレーションを7%ほど上振れて発電しており、そこそこ期待が持てる発電所です。しかし、まだ稼働後の現地にいけていなかったので、やってきました。
冬の冬至前後ながら、開けた土地で、さんさんと輝く対応。おひさまが照っているとそれだけ発電するわけで、晴れは素直にうれしくなります。
現地に行ってみると、10月からの2カ月間でそれなりに草が。パネルに被さるようなものはありませんでしたが、草刈り機のテストも兼ねて、ざっと刈ってみました。
草刈りビフォー・アフター
草の名前は詳しくないのですが、複数種生えていて、それなりに伸びています。これは春になったら、グイグイ伸びますね。
さっそく草刈りです。けっこう下手ですが、これは片手でカメラを構えているため。刃物を扱っているときは、片手で撮影なんてしてはいけません!良い子は決して真似をしないこと。
パネルを遮るほどではありませんが草がありました。ざっと刈ったところ、こうなりました。やっぱりキレイに草がなくなると気持ちがいいものですね。
筑西2号基のスペック
さて連系したものの、スペックなどをまとめていませんでした。
- パネル JAソーラー JAM60S01-300/PR 300W単結晶 324枚
- パワコン オムロン KPV-A55−J4 5.5kw 9台
機器のスペックは、木更津1号基と同様ですね。モジュール発電量は97.2kW。18円案件で、こちらも表面利回りは11%超えです。
土地のあれこれ
実は連系こそ10月ですが、土地自体は前年の2019年12月に購入を済ませていました。東京在住の土地所有者が年配の方で、土地を処分したいということで、現地の不動産屋が間に入った物件です。
とはいえ仲介という形ではなく、不動産屋から直接購入の形になりました。そのため仲介手数料なし。ただし、その分利益を乗せていたんでしょうけど。ただ不動産屋らしく、一刻も早く売却したいようで、「先に土地の決済だけ済ませませんか?」と連絡をもらい、「ディスカウントしてもらえるなら」と交渉して、5%ほど値引きしてもらいました。
太陽光発電の場合、連系が終わるまで、どんな罠があるか分かりません。当然、発電ができなかった場合、同条件で買い戻すという一筆を契約書に入れた上で、売買契約を結び、購入しました。キャッシュアウトだけ10カ月ほど先行してしまった形ですが、ディスカウントもあったので良しとしています。
この土地、それなりの街道沿いにあって、南半分は山林、北半分は宅地という珍しい地目。そのため農転の必要もなく、経産省と東電の調整だけで工事となりました。街道脇にトランスがあり引き込みも容易かな?と思っていたら、「敷地内に電柱の設置が必要です」という話で、電力負担金はほかと変わりませんでしたが、土地の一部を東電に貸し出すことに。そうすると、東電が土地使用料を支払ってくれるんだそうです。3年分でわずか1万円弱ではありませんが、土地のレンタル料を受け取りました。
一つ誤算だったのは、宅地であるために固定資産税がそこそこ高いこと。土地に建物を新築するならディスカウントもあるのですが、フルに払うため1万7000円弱。そこそこな税金ですね。
草刈り装備
今回草刈りに行ってみて思ったのは、意外にパネルが汚れているな? ということ。どのくらい影響があるのか分かりませんが、鳥のフンなどはできればキレイにとってしまいたいものです。
また、草の種類によるのでしょうが、秋に実をつけた種が、服にくっつくタイプのもので、はたいても取れず、たいへんなことになりました。ナイロンかケバのない綿などの作業着(できればツナギ)が必須ですね。また長靴も必要です。
別の発電所で、脇に立っていた木の枝が伸びてきていて、パネルに掛かっているのも見つけたので、ノコギリも用意したいところ。視察兼草刈りメンテの際には、掃除含めていろいろとやることがありそうです。
今回は、下野(予定地視察)、筑西(草刈り)、白子(工事視察)、いすみ(視察)、木更津(視察)と5箇所を巡りましたが、朝8時に東京を出て、帰着は19時過ぎ。各所で草刈りをしていたら、とても1日では回りきれません。こりゃ、朝は5時くらいに出ないといけないなと思った次第です。
ちなみに県外への出張なので、当然出張手当を会社の経費として用意する予定です。