3月3日、太陽光発電所の第1一号基がついに連系しました。思い起こせば、こちらの物件を契約したのが2018年9月末。実に、1年半かけての完成です。
これまでの歩み
太陽光の物件を見始めたのが18年の夏。そこから一気に複数の物件を契約してきました。この木更津物件は、EPC業者との契約を済ませ、18年12月には東京電力から工事負担金の請求書も届きました。これはかなり順調。あと数ヶ月で稼働するのでは? と思っていました。
あとは農転許可を待つばかり……というところで発生したのが、建設予定地の一部に、携帯キャリアのアンテナ塔が立っており、土地を貸しているということの発覚です。地主さんから、「やっぱり売らん」と言われ、大慌てになったのが19年の春です。
その後、なんとか地主さんとの調整がつき、建設に目処がたちました。そして年末には、3年間の償却資産税がゼロになるという「先端設備導入計画」の申請を行い、受理されました。太陽光には厳しい条件を課す自治体が増えている中、ありがたいことです。
続いて年末から年始にかけて行ったのが、公庫からの借り入れです。正直、この金利と期間では信販に比べて有利とは言えないのですが、信販の枠が1つ空いたというメリットが重要でした。
建設日程も固まり、最後に行ったのが土地の決済。現地近くの司法書士さんのところに出向き、地主さんとも初対面です。30分で終わった決済ですが、いやはやなかなか面倒な体験でした。
スペック確認
3月3日連係だと、初回の売電収入振り込みは4月末になりそうです。朝目が覚めて、太陽が登っていると「今日も稼いでくれよ!」と感じられる幸せを噛み締めています。逆に、曇や雨だと、ちょっと残念という感じ。
さてこちらのスペックをおさらい的にまとめておきます。
- パネル JAソーラー JAM60S01-300/PR 300W単結晶 324枚
- パワコン オムロン KPV-A55−J4 5.5kw 9台
JAソーラーは元中国のメーカーでコストパフォーマンスに優れていると言われていますね。住宅用が多く、日本のパネルの8枚に1枚がJAソーラーだとか。パネルでは世界シェア10位、セルでは2位だそうです。300Wは少し前の製品になりますが、まぁコストとの兼ね合いですね。
オムロンのKPVも定番です。こちらも18年の製品で、現在は新型のKPWが出ていますが、こちらもコストとの兼ね合いです。
発電所全体としては、97.2kW、パワコン出力49.5kWの過積載になります。3月の発電シミュレーションは8400kWhとなっていますが、さてどうなるか。楽しみです。