4号基となる白子発電所は、EPC業者がおまけとしてエコめがねを付けてくれました。こんなのいらないよね?と最初は思っていたのですが、病みつきになるほど面白いですね。
エコめがねとは
エコめがねは太陽光発電所に特化した発電量チェックサービスです。NTTスマイルエナジーというNTTグループの会社が提供しています。持ち株NTTが100%出資するNTTアノードエナジーの子会社となっています。
低圧発電所の監視システムとしては出荷量No1をうたっていて、7万2000件に導入されているということです。
契約プランは月払いのレンタルと10年プランがあります。代理店経由の販売ということもあって、Webには料金は直接掲載されていませんが、10年プランで30万円程度のようです。ここには計測機器の代金とサービス利用料、保証料、通信に使う4G回線の利用料が含まれています。
エコめがねで分かること
エコめがねはWebページにアクセスして、登録のIDとパスワードでログインして使います。分かることはとってもシンプルで、ほぼリアルタイムの時間ごとの発電量、FIT単価をベースにした売電額です。また、各パワコンの稼働状況も確認できます。そのほか、地点の天気も表示されるのは地味にうれしいですね。
データはCSV形式でダウンロードすることもできます。複数発電所の登録も可能で、まとめて確認できるようです。
また、発電量のチェックから異常検知&通知機能も持っています。
毎日、発電停止・通信停止等が無かったかをチェックし、異常・エラーを検知した場合は当日中にメールでお知らせします。発電量低下があった月にもメールでお知らせします。売電ロスを最小限に抑え、トラブルの早期発見をサポートします。
・発電停止(毎日チェック)
・パワコン停止(毎日チェック) ※パワコン接続タイプの商品のみ
・通信停止(毎日チェック)
・発電量低下(毎月チェック)
ぼくのプランはモバイルパックRS
遠隔監視システムにはいくつかの種類があって、パワコンから系統電力に送電する電線に取り付けて、電流値や発電量を計測するCTセンサータイプと、パワコンに直接接続するタイプがあります。
CTセンサーのほうが安価で接続できるパワコンを選ばないというメリットがありますが、パワコン接続のほうが詳細な情報が得られる代わりに高価です。
ぼくのプランはモバイルパックRS(パワコン接続タイプ)。接続図は次のようになっています。
パワコン接続型だけに、各パワコンの稼働状況も確認できます。冬ではありますが、9時には複数のパワコンがマックスまで稼働し、4番、7番、8番はピークに達するのに時間がかかっているのがわかりますね。
ほかの発電所にも何かしら入れようか?
こうやってリアルタイムに発電状況が分かると、ついついスマホでアクセスしてチェックしてしまいます。「あ、今日は6000円発電した!」「曇りだとここまで売電量が落ちるのか……」とかですね。
本当は、パワコンの異常など発電に問題があったときだけチェックできれば、実用上は十分で、その日やその時間の発電量なんて、株価の変動をついつい見てしまうようなものではあるのですが、面白いのは事実です。
1〜3号基については何も付けていないので、これを機にほかにも何かしら入れようかしら。考えてみたくなるアイテムでした。