10月の発電量がまとまりました。これまで表形式でまとめていた発電量などのデータを、今回改めてDB形式に変更しました。そこからピボットテーブルで必要なデータを引っ張ってきて、グラフなども作成する形。だいぶ自由度が増しました。
10月の発電量
10月の発電量は、4万1715kWhでした。新フォーマットによる推移のグラフは下記の通り。ダン、ダンっと減って、昨年の10月よりも9%も減少しています。
計画に対しての状況も芳しい感じがしません。全体では計画比84%となかなか厳しい数字。唯一石岡だけが100%に達していて、石岡は意外と優等生です。
連系から現在までの各発電所の予実比をまとめました。やっぱりもっとも成績がいいのが白子で、次が石岡。山の中の木更津と君津は大きく計画を下回っています。数百万円土地が安いからといって、山奥を買うとダメですね。
データフォーマットを変えたことで、さまざまなグラフが簡単に作れるようになりました。今回は新フォーマット記念に、各発電所の月次発電量の変化を。
木更津は3年目も間もなく終わろうとしています。比較的発電量にブレがあるのはやっぱり山奥だからでしょうか。
ウチのエース白子は高いところで安定しています。なかなか1万kWhを超えないのはしかたないとして、下限が7500kWhあたりで踏ん張っているのが素敵です。
連系から3年めに突入した筑西は、年を追うごとに発電量が伸びている感じがしませんか? 10月は落ちちゃいましたけど。
最後に連系した石岡も、2年めに突入です。実はパネル枚数は白子よりも石岡のほうが多く、下限も安定していますね。
君津の困ったところは、1万kWhなんてめったに出ないこと。冬の落ち込みも大きい。それでいて電柱建てるのに200万くらいかかっていたり、返済額はけっこう大きかったり、なかなか困ったちゃんです。
一発の発電量では随一なのがいすみ。1万2000kWh発電することもあります。でも冬は微妙に弱いかも。とはいえ、これまでの月間発電量を平均で見ると、もっとも高いのがいすみだったりします。
発電所ごとの月間平均発電量がこちら。ならすと8612kWhなので、月間93万円あまり稼いでいてくれるわけです。
売電とCFの状況
売電売上からローン返済額を引いた粗CFの状況です。10月はぐぐっと下がって、わずか14万4000円あまり。なんと過去最低を更新してしまいました。マイナスの木更津も、赤字幅過去最大です。
発電所評価額
DCF法に基づく発電所の評価額は横ばいでした。これまでの発電実績を基に将来の発電量を予測し、それを基に将来CFを計算。割引率6%で割り引いて、現在価値を算出しています。発電実績が安定してきたので、ほぼブレがなくなったという感じです。
各発電所のIRRはというと、このようになっています。
各太陽光発電所のスペックは次のとおりです。
- 1号基 木更津発電所 2020年3月連系
- 2号基 筑西発電所 2020年10月連系
- 3号基 いすみ発電所 2020年12月連系
- 4号基 白子発電所 2021年1月連系
- 5号基 君津発電所 2021年3月連系
- 6号基 石岡発電所 2021年7月連系
FIT単価はいずれも18円。システムのスペック(パネル/パワコン)は次のようになっています。
- 木更津発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
- 筑西発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
- いすみ発電所 JAソーラー(98.8kW)/オムロン
- 白子発電所 JINKO(87.42kW)/オムロン
- 君津発電所 JINKO(97.2kW)/オムロン
- 石岡発電所 Qセルズ(98.8kW)/オムロン
↓9月の太陽光発電パフォーマンスはこちら。