資産から生まれる現金(CF)を集計するインカムゲインCFのコーナーです。3月のインカムはどうだったでしょうか?
現在実行中のバケツ戦略では、生活費を賄う「短期バケツ」に、他のバケツからのインカムゲインCF=配当や分配金が流れ込みます。生活費に比べてインカムCFが少なければ、バケツの中身が減ってしまうわけで、インカムCFは大事。今回はそれをチェックします。
- 3月の資産増減
- 3月の生活費
- 3月の資産からの現金収入 ※本記事
- 3月の資産からのリターン
3月のインカムCF状況
資産から生まれる現金収入=CF、3月は先月よりも増加したものの、昨年を下回って氏ました。このところずっと、対前年では増加が続いていたので、対前年マイナスはちょっとショック。まぁ理由は分かっているので、いいんですけど。
では何が原因で、昨対からマイナスになったのか昨年3月のインカムCFとの違いを、インカムソース別に見てみます。配当と分配金はちょっとですが増加。大きく減少したのは不動産でした。
昨年3月の不動産は、満室での経営が続いていただけでなく、複数室の更新があり、更新手数料が得られたというボーナスステージでした。さらに、3月は退去があり、1週間ほどのクリーニング期間を経て、予約待ちの顧客が入ってくれたので、空室らしい空室は出ていません。ただ諸費用などのマイナスは出るわけです。
さて3月の配当は、下記のように米株と米ETFから。IVVは配当利回りが落ちましたね。それだけ株価が上昇しているということでしょう。
- S&P500ETF IVV (配当利回り1.32%
- 生活必需品ETF XLP(配当利回り3.01%
- 全世界株式ETF VT(配当利回り1.60%
- Microsoft(配当利回り0.73%
- NVIDIA(配当利回り0.02%
他方の分配金は利回りが上がっています。これも利下げが遠のくことで債券価格が下落したことが影響しています。
- 米超長期債券ETF TLT(利回り4.20%
- TLTの3倍レバレッジ TMF(利回り2.80%
- ハイイールド債ETF HYG(利回り 6.26%
太陽光については下記にまとめています。
ちなみに、3月のインカムCFによって、生活費の61%を賄えています。
対前年で初のマイナスに
インカムゲインの推移を見ると、年初からの累計で昨年を割れていますね。ちょっと残念な状況です。利回りを年換算すると1.64%。昨年は最終的に2.36%の累計利回りがでたので、けっこうビハインドしています。
2月のインカムCFはこちら。