FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。投資歴20年以上。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家。ロジックとエビデンスを大事に、運と不確実性を愛しています。

2020年4月の成績とポートフォリオ公開 そこそこの戻し

4月に入り、株価がかなり戻りました。コロナ感染は特に日本では収まっておらず、海外でもロックダウンこそ終了の兆しはありますが、実体経済の再起動はまだこれからです。にも関わらず、株価だけが戻るというのもコワイ感じですが、どのくらい戻ったでしょうか。

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全体は+4.8% 年初来ではまだ▲5.8%

3月末からの変化は、+4.8%でした。年初来でみるとまだ6%近く下落したままですが、この一ヶ月の戻しはけっこう大きかったことが分かります。S&P500が底を付けたのが3月23日。そこから一ヶ月で、12%ほど上昇しました。

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総資産の推移は下記の通りです。コロナショックの爪痕を感じさせます。とはいっても、これで回復基調になるとは限らず、二番底に向けて落ちる可能性だってあるので、無理は禁物ですが。

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下記は、詳細なデータを取り始めた2018年3月からの2年間の推移です。いろいろな事情があるにせよ、シンプルな米インデックス全振りに負けていますね。いじればいじるほどパフォーマンスが悪化するという、いい例です(笑)。

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セグメント別リターン

5セグメントはそれぞれどうだったでしょう。今回はかなり濃淡が付きました。最も成績が良かったのは、金(ゴールド)と仮想通貨を中心とする「ヘッジ」セグメント。15%も上昇し、年初来でも+2.6%です。

 

続いて株式が12.2%も戻しましたが、年初来ではまだ7.5%マイナスです。戻りが遅いのが債券です。ARCCという信用リスクを取っている銘柄の比率がけっこうあるため、4月こそ+4.6%でしたが、年初来では▲10%です。

 

そして、リアルアセットが大きなマイナスになっていますが、これは太陽光を、これまでの簿価から、収益還元法(DCF)での評価に切り替えたためです。

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アセットアロケーションは次の通り。債券が大きく減って、株式が増えていますが、これは一部の債券を売って、株式の比率を高めたためです。詳細はのちほど。

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株式セグメント +12.2%

まっかっかだった3月とは打って変わって、全面ブルーです。特にグロース株(米ハイテク)がものすごい伸び方です。この枠組で先進国株式の戻しが悪いのは、これが「北米除く」インデックスだからです。

 

また途上国株式は、下げが一番大きく、戻しも悪いですね。

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4月には、さらに総資産の2%ほど、全世界株式(VT)を買い増しました。これによって、全世界株式の比率は、先月の18.6%から2.2ポイント増加しました。VTの比率も上昇し、株式セグメントの約10%まで上がっています。

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さらに細かく見てみます。グロースの伸びを牽引したのはAmazonです。3月もプラス4.3%でしたが、4月はさらに23.4%の伸び。年初でも20%以上の伸びとなりました。また、Facebookも大きくプラスとなり年初でもプラスに転じました。Googleは伸びが今ひとつで、年初ではマイナスのままです。

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楽天カードを使った投信自動買い付けは、「楽天バンガード全世界株式」を継続です。これまで積み立てていた「野村つみたて外国株投信」は、まだマイナス圏ですね。

一部債券を売却 +4.6%

債券セグメントです。大きなトピックは2つ。1つは、半減するほど下げていたARCCが17%程度戻したことです。しかし、年初来ではまだ30%超のマイナス。株式よりも、景気への感応度が高いですね。

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もう一つは、IEF(米国中期国債ETF)とMBB(米国モーゲージ債ETF)をすべて、BND(総合債券ETF)の一部を売却したことです。これは、債券ポートフォリオを整理し、シンプルなものに組み替える目的です。といっても、現在のタイミングでは現金として置いてあります。このあと、ポートフォリオを見直しつつ、買い付けを行います。

リアルアセット ▲11.7%

リアルアセットは11.7%のマイナスとなりました。こちらは、太陽光発電所がメインです。これまで、入金金額ベースの簿価に近い数字を資産として計算していましたが、第一号発電所となる木更津一号基が稼働しましたので、これについては収益還元法(DCF)で評価しました。

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評価時に、発電量が下振れした3月の値を今後20年分について外挿したため、評価額が大きく下振れました。これが11.7%マイナスの要因です。正直、1年分くらいのデータが集まるまでは、将来データはシミュレーション通りで計算したほうが良いのかもしれません。難しいところです。

 

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ヘッジセグメントが躍進 +15.3%

ヘッジのはずなのに、株式などと同じような動きをしているのがこのセグメント。4月は、金もクリプト(仮想通貨)も上がり、先月比で15.3%増となりました。金が一ヶ月で5%上がったのも大きですが、ほかのクリプトの上がり方がすごかったです。Ethereumは+54%と大きく上がりました。

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ただし、過去からの推移を見ると、特にオルトコインは値が戻っていません。Bitcoinは2月ぶりに一時100万円を付けました。しかし、昨年からのトレンドはまだ下落です。5月には、3回目となる半減期が来ます。そこでどんな動きがあるのか、期待しています。

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金の方は、安定した動きです。この1カ月も上昇しましたが、じわりじわりと上がり続けています。

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ヘッジセグメントの内訳は、金のインゴットが6割、Bitcoinが3割弱、ほかはオルトコインとなります。

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オルタナティブ(現金)は▲1%

現金と短期の安定した売買を行うオルタナティブセグメントは1%の減少でした。あれ? 何か損失のある取引をしたわけではないの? と思ったのですが、要因は下記の2つですね。

  • 3月の優待クロスポジションが解消され、貸株料などのクロスコストが計上。一方で、優待は未着
  • 先月からドル円が1.1%ほど円高に。円換算ではその分資産が減少

このところ、円高傾向です。コロナショック当初のように、瞬間的に101円を付けたりする動きは落ち着きましたが、円安になる感じがしません。総資産の円比率は、46%といったところです。

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オルタナティブの中では、いくつか変化がありました。まず、FX金利アーブ(スワップアーブ)のポジションをすべてクローズしました。有用なスプレッドが取れず、コロナの影響もあって、為替もスワップも安定しないためです。 

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また、月間2000円分のポイントを稼いでいてくれた、LINEワンコイン投資も、ポイント制度の改悪に伴い撤退です。まだポジションは残っていますが、売却予定です。4月は有効的な優待もなかったので、現在現金が遊んでしまっている状況です。もったいない。

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インカムの状況

4月の、配当や貸株などの状況です。この月は、毎月恒例のBND、MBB、IEF、PFFなどの債券以外に、ARCCとIVVという株式から配当が入りました。結果、そこそこの額が入り、4月末時点の総資産のうち、2020年の累計配当が占める割合は0.39%となっています。このまま推移すれば、年間で資産の1.2%ほどが配当からもたらされることになる計算です。

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今後の方針

3月、4月と相場の下落に伴い、VTを買い増しました。2カ月でだいたい総資産の3.3%ほどを費やした形です。このあともう少し買い増すかどうか。ちょっと悩むところです。二番底が来るかもしれませんし、このくらいの絶対額は気持ちいい大きさだからです。

 

先月、株式・債券セグメントのシンプル化をしていきたいと書きました。いくつかの債券は、それに基づいて処分しました。一方で、現金の比率が少々高くなってしまっています。リスクにさらさない資産というのはもったいないので、ここも少し考えたいところ。

 

6月の優待クロスに必要な資金を残して、残りはなにかに突っ込むのもありかもしれないと考えています。

 

なお、各セグメントは下記の目論見書に従って運用します。

また計算上の注意点は下記です。

  • このポートフォリオには、生活防衛資金、401k、各種貯蓄性保険、年金、家族の資産/NISA口座は入れていません
  • 株主優待は現金化したもの以外、資産計算していません。取得コスト分だけ資産にマイナスの影響が出ています(ここは今後検討です)
  • 含み益も資産として計算されているので、ここから税払いが発生する場合があります
  • 法人と個人の資産を合算しています

【前回3月のポートフォリオ】

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