FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

2021年9月の太陽光発電所パフォーマンス

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夏も終わり、まだ気温は高めなものの、日差しが弱くなったのを感じる今日この頃です。いかがお過ごしでしょうか。6基の太陽光発電所の発電状況について、9月分をまとめます。

月間発電状況

いやはや、発電量が減りましたね。1万kWhはおろか、8000kWhを超えたのもいすみ発電所だけ。月別の比較で見ると、軒並み2月を下回っており、太陽光にとって苦しい季節になってきました。

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各発電所の予実を見ても、まさかの全発電所が計画値を割っています。これまで優等生だった白子発電所もついに100%を切りました。

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なお、いすみについてはちょっと補足が必要です。というのも、9月計測期間が8月21日から9月22日なのですが、ちょうど8月21日にケーブル切断という事故があったからです。太陽光は複数のパネルをつなげてパワコンに入力し、パワコンから系統に電力を売ります。低圧発電所というのは最大50kWまでなので、通常は出力5.5kWのパワコンを9台つないで、合計出力49.5kWにします。

 

このうち、ストリングから9台目のパワコンに電気を流すケーブルを切断してしまったんですね……。ということで、発電量もピュアに9分の8になっています。88.8%に減っているということです。

 

いすみ発電所は、この状況の中でも8293kWhを発電しており、ケーブル切断がなければ、9330kWhまで行っていたかも……と思うと、なかなかにやるせないものがあります。

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ちなみに、エースの白子発電所も、9月は400kWhを超えた日が4日しかありませんでした。半分くらい雨が降っていたかな? という感じ。

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木更津発電所(9月8日〜10月7日)の発電量も、昨年をわずかに上回った程度です。1日〜6日がずっと雨だったのに、これか……。

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売電とCFの状況

発電が少なければ、実入りも減ります。売電額からローン返済額を引いた粗CFはかろうじて30万円。といっても、石岡発電所のローン返済がまだ始まっていないので、それを除くとわずか15万円です。そして木更津発電は赤字でした。

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念のためですが、木更津は確かに単月で赤字ですが、これはローン返済期間が10年と短いことも影響しています。10年経過後は、売電量がまるまる手取りになるって寸法です。

発電所評価額

そんなわけで、発電所の時価評価額をDCF評価した合計値は3%の減少です。まぁそんなもんですね。

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評価額の内訳はこの通り。先月と大して変わってはいません。いやはや、山の中にある木更津と君津の評価額の低いことよ……。山の中だと土地が安いというのが利点ではあるのですが、やっぱり発電量も低く、結局得られる合計利益は小さくなってしまいます。

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これはIRRで見るとよりはっきりします。木更津2.2%、君津3.6%。なかなかに国債のような利回りです。少なくとも6%は出してくれないと合格点とはいえませんし、DCFでも割引率は6%で置いています。

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各太陽光発電所のスペックは次のとおりです。

FIT単価はいずれも18円。システムのスペック(パネル/パワコン)は次のようになっています。

  • 木更津発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
  • 筑西発電所  JAソーラー(97.2kW)/オムロン
  • いすみ発電所 JAソーラー(98.8kW)/オムロン
  • 白子発電所  JINKO(87.42kW)/オムロン
  • 君津発電所  JINKO(97.2kW)/オムロン
  • 石岡発電所  Qセルズ(98.8kW)/オムロン

8月の太陽光発電パフォーマンスはこちら。

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