8月は新たに石岡発電所が連系し、保有太陽光発電所は計6基となりました。それでは8月の発電状況はどうだったのか、まとめていきます。
月間発電状況
8月の発電状況は次のようになりました。1基増えているのですから当然ですが、総発電量は5万7345kWh。過去最高を更新です。1基当たり平均だと9557kWhとなり、まぁ夏らしい値。出力50kWhが上限の低圧発電所の場合、月間で1万kWhを超えれば「よく発電したね、よしよし」というのが肌感です。
続いて各発電所の計画比を見てみます。こちらは、まさかの全発電所で計画割れ。8月はけっこう雨が降ったんですよね。
下記は、ウチのエース白子発電所の8月の日別実績です。かろうじて月間発電量は1万kWhに達したものの、12日から17日にかけての落ち込みは大きいですね。
2年目に突入している木更津発電所を見ても、8月は前年を割っており、雨が多かったことがよく分かります。
売電とCFの状況
続いて、売電額からローン返済額を引いた粗CFです。石岡のCFが極めて大きいのは、まるまる1カ月は発電していないものの、ローン返済もまだ始まっていないからです。それを除くと6月並といったところでしょうか。木更津もかろうじて黒字であり、良かったといったところ。
発電所評価額
8月の状況を反映した各発電所の時価評価額をDCFで算出したものの推移が下記です。新発電所の稼働により合計評価額が17%アップしました。
DCF評価額の内訳は次のようになります。今のところ新造石岡発電所の評価額は計画値で入っています。
IRRの予実を発電所ごとに見ると、次のようになります。白子といすみは上振れ、筑西は少々計画を下回り、木更津と君津は大きく下回っています。
各太陽光発電所のスペックは次のとおりです。
- 1号基 木更津発電所 2020年3月連系
- 2号基 筑西発電所 2020年10月連系
- 3号基 いすみ発電所 2020年12月連系
- 4号基 白子発電所 2021年1月連系
- 5号基 君津発電所 2021年3月連系
- 6号基 石岡発電所 2021年7月連系
- 7号基 栃木県 不明
FIT単価はいずれも18円。システムのスペック(パネル/パワコン)は次のようになっています。
- 木更津発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
- 筑西発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
- いすみ発電所 JAソーラー(98.8kW)/オムロン
- 白子発電所 JINKO(87.42kW)/オムロン
- 君津発電所 JINKO(97.2kW)/オムロン
- 石岡発電所 Qセルズ(98.8kW)/オムロン
7月の太陽光発電パフォーマンスはこちら。