太陽光発電を営んでいると、雨か晴れかとか日照時間とか、そういうことに敏感になるものなのですが、実は知らなかったことが。12月22日は冬至で、それは昼間の時間が一番短くなる日なのですが、日の入りが最も早いのは別の日だったのです。
日の入りが最も早いのは冬至ではなかった
冬至というと昼間の時間が一番短い日で、当然、1年で最も遅くに日が昇り、最も早く日が沈むと思い込んでいましたが、実はそうではありませんでした。次のように、日の入りが最も早い日は12月6日に来て、日の出が最も遅いのは1月7日に来る。その調度間の12月22日=冬至が、一日が最も短くなるのだそうです。
「東京だとね、今日が一年で一番日の入りが早い日なんだよ。知ってた?」
— ぐるぐる@日曜東キ50a_C103 (@guruguruuzumaki) 2023年12月6日
「去年、データを間違えたこと、すごく後悔してたんだよ。知ってた?」
「昼が一番短いのは冬至の日なんだって伝えたいって、今でも思ってる。知ってた?」
「じゃあ、さよなら。もう逢えないけど。…これは知ってたでしょ?」 pic.twitter.com/Ucli8N552z
太陽が空を動く速さが年間を通して一定なら、日の出・日の入りの早さ・遅さは昼間の長さだけで決まるのですが、実際には、太陽は季節によって動く速度が違うためにこんな現象がおきます。なぜ速度が違うかというと、太陽の傾きと軌道が楕円だからなのだそうです。
- 太陽の通り道である黄道と天の赤道が23.4度傾いているため、太陽が天の赤道に対して動く速度が一定ではない
- 地球の公転軌道が楕円であるため、太陽の日々の進みが一定ではない
発電量は4万4859kWh
さて11月の太陽光発電量をチェックしましょう。日が短くなって日照時間が減り、発電量は更に落ち込んで4万4859kWhとなりました。
ピーク月の約6割です。ただまぁ計画どおりではあって、実は木更津と筑西を除き、計画値を上回りました。
粗CFは20万2000円に低下
売上からローン返済額を引いた粗CFは約20万2000円でした。収益的にも冬!って感じです。木更津発電所も、昨年から1ヶ月遅れで赤字のシーズンに入りました。
実は、今月で発電所が稼働してから平均3年が経過しました。
- 木更津 3.8年
- 筑西 3.2年
- いすみ 2.9年
- 白子 2.9年
- 君津 2.8年
- 石岡 2.4年
- 平均 3年
太陽光発電のビジネスモデルは、土地代や諸経費などの初期費用を、毎月の売電で回収していくものです。売電売上の累計に消費税還付を足した合計収入によって、初期費用をどれだけ回収できたかを表したのが下記のチャートです。
全体としては初期投資の約5割を回収済みで、発電所によって長短はあれど、平均あと6年ほどで残りの回収も終わる見込みです(木更津は10年ローンのためちょっと状況が違う)。そこからは純益を積み上げるターンに入り、そしてローンが終わる15年目以降は、1基あたり年間約200万円の売上≒利益が入ってくるようになります。つまり5年で1000万円。7基で7000万円という目算なわけです。
つまり、下記のようなライフサイクルを取ります。
- 1〜3年:初期費用回収期前期 (今)
- 4〜9年:初期費用回収期後期
- 10〜15年:純益積み上げ期
- 16〜20年:爆益期
- 21年〜:FIT切れ。7〜8円/kWhあたりでゆるゆる売電
平均して3年が経過したわけで、まだ初期費用回収までの道は遠いのですが、着々と進んでいる感じがあります。
各太陽光発電所のスペックは次のとおりです。
- 1号基 木更津発電所 2020年3月連系
- 2号基 筑西発電所 2020年10月連系
- 3号基 いすみ発電所 2020年12月連系
- 4号基 白子発電所 2021年1月連系
- 5号基 君津発電所 2021年3月連系
- 6号基 石岡発電所 2021年7月連系
FIT単価はいずれも18円。システムのスペック(パネル/パワコン)は次のようになっています。
- 木更津発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
- 筑西発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
- いすみ発電所 JAソーラー(98.8kW)/オムロン
- 白子発電所 JINKO(87.42kW)/オムロン
- 君津発電所 JINKO(97.2kW)/オムロン
- 石岡発電所 Qセルズ(98.8kW)/オムロン
↓10月の太陽光発電パフォーマンスはこちら。