FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

2023年11月の太陽光発電実績 発電所稼働から平均3年が経過

太陽光発電を営んでいると、雨か晴れかとか日照時間とか、そういうことに敏感になるものなのですが、実は知らなかったことが。12月22日は冬至で、それは昼間の時間が一番短くなる日なのですが、日の入りが最も早いのは別の日だったのです。

日の入りが最も早いのは冬至ではなかった

冬至というと昼間の時間が一番短い日で、当然、1年で最も遅くに日が昇り、最も早く日が沈むと思い込んでいましたが、実はそうではありませんでした。次のように、日の入りが最も早い日は12月6日に来て、日の出が最も遅いのは1月7日に来る。その調度間の12月22日=冬至が、一日が最も短くなるのだそうです。

 

 

 

太陽が空を動く速さが年間を通して一定なら、日の出・日の入りの早さ・遅さは昼間の長さだけで決まるのですが、実際には、太陽は季節によって動く速度が違うためにこんな現象がおきます。なぜ速度が違うかというと、太陽の傾きと軌道が楕円だからなのだそうです。

  • 太陽の通り道である黄道と天の赤道が23.4度傾いているため、太陽が天の赤道に対して動く速度が一定ではない
  • 地球の公転軌道が楕円であるため、太陽の日々の進みが一定ではない

1年のうちで、日の出、日の入が一番早い日(遅い日) はいつ? | 国立天文台(NAOJ)

発電量は4万4859kWh

さて11月の太陽光発電量をチェックしましょう。日が短くなって日照時間が減り、発電量は更に落ち込んで4万4859kWhとなりました。

ピーク月の約6割です。ただまぁ計画どおりではあって、実は木更津と筑西を除き、計画値を上回りました。

粗CFは20万2000円に低下

売上からローン返済額を引いた粗CFは約20万2000円でした。収益的にも冬!って感じです。木更津発電所も、昨年から1ヶ月遅れで赤字のシーズンに入りました。

実は、今月で発電所が稼働してから平均3年が経過しました。

  • 木更津 3.8年
  • 筑西 3.2年
  • いすみ 2.9年
  • 白子 2.9年
  • 君津 2.8年
  • 石岡 2.4年
  • 平均 3年

太陽光発電のビジネスモデルは、土地代や諸経費などの初期費用を、毎月の売電で回収していくものです。売電売上の累計に消費税還付を足した合計収入によって、初期費用をどれだけ回収できたかを表したのが下記のチャートです。

全体としては初期投資の約5割を回収済みで、発電所によって長短はあれど、平均あと6年ほどで残りの回収も終わる見込みです(木更津は10年ローンのためちょっと状況が違う)。そこからは純益を積み上げるターンに入り、そしてローンが終わる15年目以降は、1基あたり年間約200万円の売上≒利益が入ってくるようになります。つまり5年で1000万円。7基で7000万円という目算なわけです。

 

つまり、下記のようなライフサイクルを取ります。

  • 1〜3年:初期費用回収期前期 (今)
  • 4〜9年:初期費用回収期後期
  • 10〜15年:純益積み上げ期
  • 16〜20年:爆益期
  • 21年〜:FIT切れ。7〜8円/kWhあたりでゆるゆる売電

平均して3年が経過したわけで、まだ初期費用回収までの道は遠いのですが、着々と進んでいる感じがあります。

各太陽光発電所のスペックは次のとおりです。

FIT単価はいずれも18円。システムのスペック(パネル/パワコン)は次のようになっています。

  • 木更津発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
  • 筑西発電所  JAソーラー(97.2kW)/オムロン
  • いすみ発電所 JAソーラー(98.8kW)/オムロン
  • 白子発電所  JINKO(87.42kW)/オムロン
  • 君津発電所  JINKO(97.2kW)/オムロン
  • 石岡発電所  Qセルズ(98.8kW)/オムロン

↓10月の太陽光発電パフォーマンスはこちら。

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