昼夜の寒暖差が大きくなってきました。よく風邪をひく季節ですね。この時期は気持ちのいい秋晴れもあるものの、秋の長雨って言葉もあります。果たして、6基の太陽光発電所は、どのくらい発電してくれたのでしょうが。10月分をまとめます。
月間発電状況
10月の発電量は合計4万5815kWh。ほぼ9月と同じでした。発電所それぞれをみても、ほぼ先月と同じで、地域ごとのバラツキもない一カ月でした。
予実はどうだったでしょうか。なかなか厳しいことに、計画を上回ったのは石岡発電所だけ。エースの白子発電所も計画比96%でした。とはいえ、全体でいえば計画比99%。まぁ悪くはなかったといえそうです。9月は計画比91%でしたから。
ちなみに、8月末にケーブル切断の事故を起こしてしまったいすみですが、修理を依頼しておいたところ、いつの間にか修理完了していたようです。「いつ直りますか?」「あれ?とっくに修理完了していますよ」というやりとりが。早く知らせてくれればいいのに……。
ちなみにエース白子発電所の発電状況は次のとおり、7304kWh。31日中、雨でほとんど発電しなかった日が8日、半分雨という感じの日が4日ありました。晴れたのは残りの18日。しかも、400kWhに達した日は1日もなく、最大でも387kWh。日が短くなったことを実感します。
2年目突入の木更津発電所の実績を見ると、3月から10月までの実績で、昨対比101.6%。これまで計画比では90%ですから、当初のシミュレーションが強すぎたということです。
ただし、パネルの劣化というのは全然分からないですね。一応、計画上は毎年パネル出力が0.74%ずつ低下するという想定で計算しています。でも天候状態で低下どころか簡単に上振れるわけで。
売電とCF状況
発電量が9月と同等だったので、当然CFもほぼ同じ。粗CFは30万円でした。そして木更津はマイナスの季節に突入です。単体でマイナス2万6623円。連系からこれまでの粗CFを合計しても4万5976円しかありません。税金やら草刈り費用を入れたら完全に赤字です。早くローンの支払いが終わらないかな……*1。
さらに間もなく石岡のローン返済も始まるので、そうすると粗CFは20万ちょっとまで減少してしまいます。あと3カ月間、冬の間はガマンの時期って感じです。
発電所評価額
各発電所のDCF評価額はどうでしょうか。先月から2%増加ですが、まぁ誤差。ほぼ評価額が安定してきました。
各発電所の評価額のシェアは下記の通りです。いゃあ、山の中にある木更津と君津はやっぱりダメです。土地代が100万円くらいで初期費用が安かったので、投下資金に対するリターンの高さが魅力だったのですが、やっぱり日当たりに勝るものはありませんでした。失敗!
これはIRRで見るとよりはっきりします。IRRは内部収益率で、将来に向けてリターンが変動する場合に、銀行預金の金利と比較できるようにしたものです。木更津と君津は計画を大きく下回っており、どっかの配当か? というくらいしかリターンがありません。一方で、白子、筑西、石岡のリターンは優秀ですね。
各太陽光発電所のスペックは次のとおりです。
- 1号基 木更津発電所 2020年3月連系
- 2号基 筑西発電所 2020年10月連系
- 3号基 いすみ発電所 2020年12月連系
- 4号基 白子発電所 2021年1月連系
- 5号基 君津発電所 2021年3月連系
- 6号基 石岡発電所 2021年7月連系
- 7号基 栃木県 未定
FIT単価はいずれも18円。システムのスペック(パネル/パワコン)は次のようになっています。
- 木更津発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
- 筑西発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
- いすみ発電所 JAソーラー(98.8kW)/オムロン
- 白子発電所 JINKO(87.42kW)/オムロン
- 君津発電所 JINKO(97.2kW)/オムロン
- 石岡発電所 Qセルズ(98.8kW)/オムロン
9月の太陽光発電パフォーマンスはこちら。
*1:20年間のFITに対して、木更津は10年ローンのため。