投資でセミリタイアする九条日記

セミリタイアを実現したサラリーマン。ETF投資を中心に、太陽光投資や不動産投資、オプション、VIX、FX、CFDまで使って資産運用をしています。

2020年2月の成績とポートフォリオ公開 暴落後

2020年2月は、新型コロナウイルス騒動で大暴落のあった月でした。損切りや買い増しなどいろいろな思いも心をよぎりましたが、実はメイン資産の売買はまだ何もしていません。さて、どのくらいの影響があったのか、確認してみましょう。

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 全体は▲3.0% こんなもん?

まずは資産全体の状況です。資産全体の月次リターンは−3.0%でした。あれ? 思ったほど減りが少ないな……とは思いましたが、株式比率が4割弱だとこんなものでしょうか。

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2018年10月には、総資産に対して11%の下落を食らっています。1ヶ月で、です。このときは株式比率が81%とかなりフルインベストに近い状況だったので、けっこうなダメージでした。そこから2年かけて、分散を図ってきた結果です。もっとも、そのままフルインベスト状態なら、この2年間の株高の恩恵をもっと受けていたはずなので、なんとも言えないところはありますが。

 

5セグメントそれぞれの月間リターンも見てみます。さすがに株式は▲7.7%と大きな下落です。また、債券も-1.1%となっていますが、これは景気に連動した信用スプレッドを取っているものが下落したせいです。セグメントごとにみると、VIX取引をしたオルタナティブ以外はすべてマイナスという厳しい結果となりました。

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年初からで見ると、ヘッジセグメントが+12%と貢献しています。金価格の上昇と、年始から見た場合は暗号資産が好調です。

 

各セグメントのアセットアロケーションは、次の通りです。なお、リターンの計算には入出金を加味しています。つまり、入金した分はプラスリターンとは数えず、出金した分もマイナスリターンとは数えていません。一方で、アセットアロケーションのほうは入出金も計算に入れて出しています。そのため、比率の変化とリターン状況は必ずしも一致しません。

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株式セグメント ▲7.7%

いやぁさすがに株式の下げはきつかったですね。全体としては7.7%のマイナスですが、全地域でマイナスです。

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それでも、Amazon、Google、Facebookは相対的に下げが小さいという状況です。また、途上国も相対的にはあまり下げていません。一方で、先進国、日本は8%を超える下げです。

 

株式セグメントの比率は、GAFA(除くApple)が32%、日本が4.8%という状況です。

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もう少し個別に見てみましょう。軒並み下げているなか、ちょっと不可思議なのが、全世界株式です。VTが-7.2%なのに対し、上場MS世界株(1554)はなんと12.5%も下げています。VTはFTSE Globalに連動、上場MS世界株はMSCI ACWI(日本除く)に連動している違いもありそうですが。。。 

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チャートを見ると、うーん。先月末時点での乖離がけっこうあったというのも影響している感じです。3ヶ月チャートではいずれも似た動きです。ちょうど金曜日終値で比較しているので、乱高下が続いている現状、米国市場と日本市場のタイムラグによるところもあるのかもしれません。

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この1ヶ月の売買は、野村つみたて外国投信に楽天カードで定期積み立てを行っただけです。

債券セグメントも▲2.9%

1月の下げでは債券セグメントがいいクッションになってくれました。ところが、一転、2月はこちらもけっこう下げて▲2.9%。年初からも▲1.1%です。個別に見ていくと、高配当BDCのARCCがけっこう下げました。こちら、株式以上の下げですね。

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また優先株式を中心としたPFFや、ハイイールド債も下げています。信用リスクを取っている債券は、こうした下落相場ではスプレッドが急上昇して価格が下落します。想定どおりではありますが、業績悪化や倒産によるデフォルトが起こらなければ、株式よりも早くスプレッドが戻るのは、こうしたフィックストインカム系の強みでしょう。

 

一方で、モーゲージ債(MBS)のMBBや、総合債券のBNDはわずかに上昇。さらに、米国中期国債のIEFは3%近くも上昇しました。この辺を見ると、債券比率もちょっと考え直したくなりますね。

 

配当は、BND、IEF、MBB、PFFという毎月分配ものから。また上場MS世界株からも配当がでています。債券セグメントでの売買はありません。

リアルアセットは▲0.8%

リアルアセットは▲0.8%です。毎月の税理士報酬のほか、法人活動で使った経費ですね。株式などのペーパーアセットは、経費部分はリターンにインクルードされていてコストが見えませんが、リアルアセットは使った分だけ経費というコストが発生します。このあたり、「事業」という感じです。

 

こちら、木更津において、土地の決済も無事に終わり、2月中旬から発電所1号基の工事が始まりました。順調に進めばそろそろ連携のはず。売電収入が実際に発生するのは4月末を見込みますが、まぁ楽しみです。

 

現時点では、かかったコストを入れ込んだほぼ簿価を資産として計上していますが、稼働後はDCF法による時価評価に切り替えていく予定です。

ヘッジセグメントは▲0.9%

ヘッジセグメントは合計で-0.9%です。こちら、1月に100万円を越えてきたBitcoinが下落したのが主要因になります。一方で、同時に上昇したEthereumは高値から下落はしたものの、1ヶ月前と比べるとまだ高値です。

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19年3月末を1とした、各仮想通貨の価格推移です。アルトコインが不調なのに対して、Bitcoinは悪くない感じです。Bitcoinはデジタル・ゴールドだという話もありますが、値動きを見る限り、株式市場とは全く連動せずに動いているように感じています。つまり、株価下落時の防波堤にはなりませんね。

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ただしポートフォリオ理論が教えてくれるところは、相関がゼロの資産は、それを組み込むだけでパフォーマンス(リスク当たりリターン)の向上につながります。その意味ではBitcoinを入れておく価値はあるのでしょう。ただし、それは期待リターンがプラスの場合であり、期待リターンがゼロならば、さほど効果は期待できません。つまりは、Bitcoinの未来にどれだけ期待するかということでもあります。

 

というわけで、未来を見据えていますので、手持ちのBitcoinの過半はGMOコインのレンディング「貸仮想通貨」に年換算利回り5%で預け中です。

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一方で、頑張っているのは金です。この1ヶ月では0.7%の上昇でしたが、年初からでは4.6%の上昇。ジリジリと頑張っています。まさに安全資産という感じですね。

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ヘッジセグメントの保有比率は次の通りです。

f:id:kuzyo:20200302015332p:plainオルタナティブセグメントは+1.8%

さて、今月唯一のプラスとなったオルタナティブセグメントです。手元現金のほとんどを費やして、2月、3月の優待取りに行っています。けっこう現金不足を感じた1ヶ月でした。

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2月はオルタナティブにいくつかアクションがあります。ひとつは、VIXのロング、もう一つは日経225CFDのリバウンド狙いです。暴落は気が滅入るので、こういう遊びを少額でやるのも気晴らしになります。 

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また株価と併せて、為替も不安定でした。下記はドル円ですが、けっこうな値動きです。優待クロスで現金が心もとない状況でしたので、ドル円のFXアーブポジションをクローズして、現金化しました。利回りが2%くらいまで悪化してきていたことと、ドル円はスプレッドが狭いので、一旦クローズしても機会損失がそれほどないことが理由です。

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また、ランド円のポジションについては、比較的感触がつかめてきたこともあり、3倍程度だったレバレッジを3.6倍にアップしました。これにより、現金を作るとともに利回りをアップさせています。

 

ランド円のポジションは組成から9ヶ月を過ぎ、6%を超えるリターンを安定的に稼いでくれています。こういう状況であれば、もっと資金投入してもいいかもしれません。

今後の方針と注意書き

3月の動きをどうするかです。株価がけっこう下落しましたので、追加投資、というより久しぶりのリバランスを行おうと考えています。この1年、ずっと株式の上昇に合わせて売却し、債券比率を上げ、現金比率を上げてきました。

 

結果、70%程度あった株式比率が36%まで下がっています。一方で、10%しかなかった現金比率が30%に上昇しています。この比率を少し戻そうということです。

 

太陽光などリアルアセットの比重を増していきたいので、必要なのは日本円です。現金のうり、ドルが14%程度あるので、このドルを使ってそろそろ株式を買い付けたいと思います。当初は高配当株式ETFのHDVなどがいいかな? と思っていたのですが、今回の下落を見て少々検討中。いずれにせよ、ドル建て株式を狙います。

 

債券系のETFは、少々中身を見直しても良さそうです。インカムのリターンと、下落時のドローダウンを比較して、もう少しまとめる検討をします。

 

なお、各セグメントは下記の目論見書に従って運用します。

また計算上の注意点は下記です。

  • このポートフォリオには、生活防衛資金、401k、各種貯蓄性保険、年金、家族の資産/NISA口座は入れていません
  • 株主優待は資産計算していません。取得コスト分だけ資産にマイナスの影響が出ています(ここは今後検討です)
  • 含み益も資産として計算されているので、ここから税払いが発生する場合があります
  • 法人と個人の資産を合算しています

【前回1月のポートフォリオ】

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