投資でセミリタイアする九条日記

セミリタイアを実現したサラリーマン。ETF投資を中心に、太陽光投資や不動産投資、オプション、VIX、FX、CFDまで使って資産運用をしています。

超ローリスクで年利2〜3%のFXアービトラージ手法

ほぼノーリスクで、年利2〜3%程度の利回りが得られるFXの異業者間アービトラージを試しています。

 

これがどんなものかを簡単にいうと、こんな感じです。

  • FXで通貨を買ったり売ったりすると、スワップポイントという金利のようなものが毎日貰える
  • 同じ通貨の場合、買ったら20ポイント貰え、売ったら30ポイント払う、というふうに、たいていは売り買いでプラスマイナスが逆転する。
  • 同じ通貨を同量、買って売ったら、スワップポイントを合計すると、たいていマイナスになる
  • ところが、FX業者によってスワップポイントの値は違う。
  • うまく調べると、A社で買ったら30ポイント、B社で売ったらマイナス20ポイントなんてことがある。差し引き10ポイントの利益になる。
  • 同じ通貨を同量買って売る場合(両建てという)、為替が上がっても下がっても為替の損益は相殺されて0になる。
  • というわけで、うまく業者を選べば、ノーリスクでスワップポイント分が儲かる。

 

そんなわけで、試してみました。

↓米ドルでのFXアーブを毎日状況報告してみました。

kuzyo.hatenablog.com

 

まずは一般的な米ドルから。8月1日から半ばにかけて、1万通貨を3本(3万ドル)ほど両建てしてみました。

買ったのは、岡三オンライン証券のくりっく365。2017年09月22日時点で、ドル円のスワップポイントは1万通貨あたり1日で47円となっています。3万通貨なので、1日あたり141円の収入です。

 

同時に、DMM FXで3万通貨を売ります。同じくスワップポイントは、1万通貨あたりマイナス24円。3万通貨で72円のマイナスです。収入と合算すると、69円が毎日得られることになります。

 

1万ドルは約107万円なので、今回売り買い合わせて642万円に対して、1日あたり69円。つまり、0.00107%の利益になります。年率にすると0.39%です。これだけでも定期預金よりも利回りがいいですね。

 

しかもFXの場合は、レバレッジという手が使えます。1万ドルを買うのに107万円用意することなく、その一部を証拠金として渡せば購入できるというものです。つまり、レバレッジ2倍にすると、必要な資金が半分になりますので、321万円で済みます。利回りも倍になるので年0.78%とだいぶよくなります。

 

当然、レバレッジを上げれば上げるだけ利回りがあがるわけですが、例えば4倍にすると1.56%へ、8倍にすると3.12%、16倍にすると6.24%までいきます。

 

そんなわけで、為替を取り扱いながら、為替変動を無視できるこの投資法は素敵ですね。このようなやり方は機関投資家には当然無理で、複数の口座を用意できる個人投資家だからこそできる投資法だといえます。

 

ただし、リスクがないわけではありません。

  • ただし、売り買いに発生する手数料と、スプレッドに注意。普通は手数料は無料だが、スプレッドはあるので。
  • スプレッドというのは、売る時と買うときのレートの差を意味する。1ドル110円20銭で買えるとしても、同じ時に売るときのレートは110円19銭だったりする。この差が業者の利益になる。
  • つまり、両建てで通貨を買った瞬間に、決済するときは悪いレートになるので、その差(スプレッド分)は損をする。
  • いずれはスワップポイントが増えて、スプレッド差の損を解消することができるが、そこまでは赤字。

1つはスプレッドです。ドル円のスプレッドは、くりっく365が3銭、DMMが0.3銭です。1万通貨あたりに換算すると、両方合わせて330円かかります。これが実質的に売買手数料となります。3万通貨の両建てを行うとスプレッドだけで990円。毎日69円得られるといっても、最初がスプレッド分の990円マイナスなので、赤字解消に15日くらいかかることになります。

 

もう一つは「強制ロスカット」です。為替レートが変動すると計算上含み損が発生しますが、入金している証拠金に含み損金額が近づくと、強制ロスカットと言ってポジションが決済されます(買っていたものは売って損失確定、売っていたものは買って損失確定)。

 

これは本来は投資家を守るためのものです。証拠金以上に含み損が増えると、投資家は追加の支払いをしなければいけないものだからです。

 

ところが、FXをちょっとやると実感しますが、為替レートというのは一瞬だけ高くなったり安くなったりするのです。普段は107円なのに、ある一瞬だけ105円台になって、直後には106円まで戻ったりします。この一瞬だけ105円台になったときに強制ロスカットされると、投資家としては最も悪いレートで損益を確定されたことになります。

 

ですので、強制ロスカットが起きないように、レバレッジを上げすぎずに運用する必要があります。 

証拠金維持率 レバレッジ
2500% 1倍
1250% 2倍
500% 5倍
250% 10倍
100%以下 25倍
マージンコール
50%以下 強制ロスカット

考え方、やり方はいくつかありますが、私は証拠金維持率300%を目安に、資金を調節しています。レバレッジでいうと8.3倍というところです。 

 

やりかたとしては、売っている口座と買っている口座の証拠金維持率をそれぞれ見ます。片方が減っているということは、もう片方は同額増えているはずなので、増えたほうから出金して、減った方に補充します。これでOKです。

 

本当はすごくこまめに出し入れすれば、もっとレバレッジを上げても大丈夫だと思うのですが、手間がかかるのと、FX業者側からすると入出金手数料をその都度負担していることになるので、あまりに頻繁な出し入れがあると、口座を停止されるリスクがあるようです。

kuzyo.hatenablog.com

 

 

また、ほとんどのFX業者では入金はリアルタイム即時ですが、出金はリアルタイムではなく翌日か翌々日扱いとなる業者があります。するとその間、証拠金維持率が下がったままでいるか、別途の資金を先に入金することになります。つまり、資金効率は悪化するわけです。

 

そんなわけで、いまのところ300%くらいがちょうどいいかな、と思っています。

 

もう一つ、スワップポイントは固定ではなく、しょっちゅう変動します。変動すると、利益が減るどころか、場合によっては赤字になる場合もあるので注意が必要です。

 

いまのところ、キャッシュポジションのうち日本円に当たる総資産の5%程度をこの方法で運用しています。半年の結果は1.4%程度の利回りで、年率にすると3%程度になる見込です。資金管理さえしっかりやれば、ほぼノーリスクの運用なので、このあたりが投資の最低利回りだと認識しています。

 ↓米ドルでの利回りが上昇中です。

 

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