FIer: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIerを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

実際に使っている銀行のイメージをまとめてみる

前回、「実際に使っている証券会社のイメージをまとめている」の記事が好評だったのに気を良くして、今回は銀行について同様のイメージをまとめてみました。ちなみに、決済口座としての利用でローンについては考慮していません。また、都内在住の投資家視点なので、その点はご留意を。

各銀行の預金残高

最初に各銀行の位置づけを確認しておきましょう。まず銀行の規模感を見る指標として、顧客から預かっている預金残高比較です。ざっと見ると、2兆から6兆円といったところ。住信SBIネット銀行と楽天銀行が競り合っていて、イオン銀行、ソニー銀行、auじぶん銀行が2番手グループ。PayPay銀行はかなり規模が下がり、GMOあおぞらネット銀行は本当にチャレンジャーです。

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ちなみにメガバンクだと、個人預金残高で50兆から85兆円くらい。ゆうちょは189兆円という巨額な残高になります。

住信SBIネット銀行

比較考慮の結果、生活費決済のメインバンクに躍り出たのが住信SBIネット銀行です。こちら、実によくできた銀行で、手数料は振り込み、ATMともに最安クラス。というか、クラスをアップさせることでほぼ使い切ることのない無料回数となっています。

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特筆すべきは、UIとアプリの出来の良さ。他のWebサービスに比べれば同等レベルという感じですが、他の銀行と比べると頭一つ抜けています。口座振替を依頼すると、しっかりWebのほうで承認を求めてきたり、振込の詳細として誰に送ったのかが確認できるなど、銀行に必要なUIとしては最良の部類です。

 

認証も、振込の際にはアプリ側に通知が来て、それを「了承」すればOKという、分かりやすく手間のかからない仕組みとなっています。セブン銀行、ローソン銀行のATMで、アプリをキャッシュカード代わりに現金を引き出せる「アプリでATM」機能も素晴らしい。2021年に入ってから、キャッシュカードは持ち歩いていません。

 

しかし課題もあります。まずアプリがたまに不安定になること。1回だけですが、ログインできなくなり、結局、アプリを削除してWebページから再度登録しました。認証のキーであり、Webにログインするにもアプリの認証が必要なので、アプリの安定性は最重要です。

 

2つ目は、個人と法人でアプリが分かれていないこと。住信SBIネット銀行の活用にはアプリが必須なのですが、同じスマホにアプリは1つしか入れられません。つまり、個人口座用か法人口座用かのどちらかしか、アプリを利用できないのです。ここはあり得ませんね。BaaSとして同社が進めている提携企業のNEOBANKでは、別アプリが利用できるわけで、早く法人向けの専用アプリを出して欲しいところです。

 

サービス面では、Pay-easy非対応が悔やまれます。税払いや登記簿謄本の取得などはPay-easyからしか行えず、公金払いの仕組みに不備。公金側で対応してほしいと思いつつも、だって払えないのだから仕方ありません。こういうときは、楽天銀行を利用しています。

  • メリット:素晴らしいUI、アプリ、手数料も最安部類
  • デメリット:法人口座とセットだと面倒、銀行証券連携しても金利が上がらない

楽天銀行

楽天銀行は投資資金置き場に使っています。住信SBIネット銀行が、生活に必要な最低限の資金しか置いていないのに対して、楽天銀行は投資に必要な現金をだいたい置いている感じです。

 

UIは素晴らしいというほどではありませんが、過不足ない感じ。ただし、認証については他銀行に一歩譲ります。というのも、スマホアプリ認証ではなく、生年月日とメールアドレスによる認証なのです。スマホへのプッシュ認証に慣れた身からすると、これはけっこう面倒。ただし、住信SBIネット銀行でアプリの不具合で焦った経験からすると、メール認証というのは安心感もあります。

 

利点はやはり楽天証券との相性の良さです。楽天証券で買付の際には自動的に楽天証券の資金を使ってくれるし、1日の終わりには楽天証券にある現金が自動的に楽天銀行に移ります。またリアルタイムの即時出金も可能です。楽天証券と連携すると、普通預金金利が0.1%にアップするのもいいですね。

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一見、住信SBIネット銀行も似たように思えますが、あちらは普通預金口座と証券口座とでやりとりできるわけではなく、新たに銀行内にハイブリッド預金口座というものを作り、それが証券会社と連携する形。はっきりいって使いにくいです。

 

楽天証券のデメリットは、やはり振込、ATMの無料回数の少なさでしょう。ハッピーステージのクラスを最大まで上げても、振込手数料無料回数は最大で3回。ATMも7回がマックスです。

 

そんなわけで、振込やATMを利用する生活費決済には住信SBIネット銀行、投資資金を置いておくのは楽天銀行という棲み分けを、僕の中ではしています。

  • メリット:楽天銀行とのシームレスな連携、普通預金金利を0.1%
  • デメリット:今時メール認証、振込などの無料回数が少ない

PayPay銀行

続いては老舗ネット銀行の1つ、PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)です。ただ、まぁコスト、UI、銀証連携のすべてにおいて、さほど特徴の無い銀行だったりします。さまざまなネット証券への即時入金は可能なので、使って不便ということはありません。ATM手数料が、3万円以上ならいつでも何回でも0円という利点はありますが、正直今となってはそこまで現金を下ろさないんですよね。

 

そんなPayPay銀行に口座を作る最大のメリットは、ヤフオク/PayPayとの連携です。ヤフオクの売り上げを即時無料で引き出せるのはPayPay銀行だけ。そのため、ヤフオク利用者ならPayPay銀行も口座開設しておくのが吉ということです。

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  • メリット:ヤフオク売り上げを無料で入金できる
  • デメリット:これといった特徴がないところ

auじぶん銀行

auじぶん銀行は、KDDIグループとの連携をグッと強めてきました。逆にいえば、KDDIグループ以外との接続性はけっこう低い。振込手数料/ATM手数料無料回数は比較的獲得しやすく悪くないのですが、他の証券会社との連携が悪いところが今ひとつです。

 

具体的には、楽天証券、SBI証券、GMOクリック証券に即時入金できません。マネックス証券は対応しているのですが、ほぼ無期限で停止中です。即時入金できるのは、auカブコム証券のほかは松井証券くらいでしょうか。

 

UIは今ひとつです。好みもあるでしょうし、auじぶん銀行は盛んに「UIUXについての賞を取った」と言っているので、人によっては評価するのでしょうが、僕にとっては使いにくい。例えばログイン画面では、IDとパスワードではなく、お客さま番号5桁+5桁、そしてパスワードを入力します。このとき、Chromeのパスワード保存機能が動作しません。ならBitwardenのChrome拡張が使えるかと思いきや、ポップアップウインドウが開く形でログインウインドウが開く形なので、そのままでは拡張機能も使えません。細かな話ですが、こういうメガバンクのような仕様がそこかしこにあるのです。

 

アプリでATMから現金を引き出せる機能は、auじぶん銀行が元祖。ここが魅力だったのですが、現在は住信SBIネット銀行でも使えます。KDDIグループとの連携は強化していて、auカブコム証券と連携すると、普通預金金利が0.2%にアップするようになりました。もしauカブコム証券がメイン証券会社という人なら、銀行もauじぶん銀行を使うといいのでしょう。

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  • メリット:KDDIグループ内連携の強さ、比較的振込/手数料無料回数を増やしやすい
  • 他の証券会社との連携の弱さ

GMOあおぞらネット銀行

最近口座開設したGMOあおぞらネット銀行は、設立が新しいだけに、UIUXは最も現代風です。ただ個人口座としては、これといった特徴がありません。銀証連携先も当然GMOクリック証券ですし、連携で金利が0.11%になるといっても、連携方式は住信SBIネット銀行と同じ「コネクト口座」という普通預金とは別の口座を設ける方式。やはり銀証連携は、楽天銀行方式が最も使いやすいですね。

 

楽天証券もSBI証券も、松井証券もGMOあおぞらネット銀行からの即時入金には対応していません。

 

また1%キャッシュバックで発行無料のデビットカードはいいのですが、こちらアプリのネイティブUIで利用のオンオフができず、アプリからWebに行く形。ロックも単純なオンオフしかできません。

 

カスタマーステージを上げることで振込/ATM無料回数が増加しますが、その手段が基本的に外貨普通預金残高というのもやっかいです。今ひとつ、個人のメイン口座として使う気にはなりません。

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とはいえ、GMOあおぞらネット銀行はまだ口座を開設したばかり。もう少し使ってみたいと思います。

新生銀行

昨年まで個人の生活費決済口座として使っていたのが新生銀行でした。店舗を持つ銀行にもかかわらず、サービスはネット銀行っぽくて、預金残高100万円または投信残高30万円で、ゴールドクラスにアップして、ATM手数料完全無料、振込は月5回まで無料と、なかなか使い勝手が良かったものです。

 

ところがATM手数料無料となるATM種別がけっこう複雑になったことを契機に、住信SBIネット銀行に乗り換えることになりました。

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振込の際の認証は、SymantecのVIP Accessを利用しており、振込手続きをするとアプリに通知が来て承認する形。他のネット銀行に比べても使い勝手がいい仕組みです。ただし、スマホ1台にしか登録できず、スマホを交換するときにはコールセンターに電話する必要があるなど、ところどころでアナログな処置が残っています。

 

通帳が存在せず、ステートメントシートが郵送されてくるのもアメリカの銀行っぽくて好きです。また、毎月のエントリーで、口座に対するアクションに応じてポイント(Tポイントなど)が貯まるプログラムも、ネット銀行っぽいですね。

 

サービスは先進的で好きだったのですが、証券などとの連携に出遅れたことが、僕の中でいま一つ使い勝手悪く感じた理由でしょうか。昨今、新生銀行はマネックスルグループとの関係を深めており、今後もしかしたら銀証連携なども始まるかもしれません。ただ、相手がマネックスというのはちょっと困ったところです。

 

ただSBIHDが新生銀行にTOBを掛けるというニュースが9月9日に突如発表されました。おそらくこれは実現するでしょうから、さてどうなるか。SBIの思惑次第ですが、リテールから基本的に撤退して法人向けに特化するように予想しています。

SMBC信託銀行

SMBC信託銀行は、もともとシティバンクのリテール部門でした。それをSMBC信託銀行が買収したものです。当初は「PRESTIA(プレスティア)」というブランド名でサービスしていたのですが、時が経つにつれて「SMBC信託銀行」の名前を全面に出すようになり、なんというか、日本の銀行っぽくなったなぁという感じ。イメージカラーのブルーも、すっかり緑になり、まさに三井住友銀行という感じです。

 

シティバンクをシティバンクたらしめていたさまざまなサービスは順次改悪され、現在はあまり特徴のない銀行になってしまっています。外貨に強いのが魅力だったのですが、最近はすっかり海外に行かなくなってしまいましたし、海外への強さではソニー銀行も頑張っているので、SMBC信託銀行を使い続ける理由はもうありません。

 

ちなみに、シティバンクのときからそうだったのですが、外貨預金20万円または総残高50万円以上ないと、月額2200円の口座維持手数料を取られるのには注意です。僕の場合、初めて買った投資商品がシティバンクにあって、これを密かに大事に持ち続けています。

メガバンク

メガバンクは三井住友銀行の口座だけを保有しています。これはこれで1つは持っていて良かったと思います。三井住友銀行は、個人口座・法人口座間であっても同行宛ての振込手数料が無料(オンラインのみ)という貴重な銀行なのと、SMBC日興証券への即時入金が可能だからです。

 

それにしてもメガバンクをあまり積極的に使いたくない理由は次の通りです。

  • 通帳記帳が面倒すぎる:そのくせオンラインでは昔の入出金履歴を見るのに制約があったりする
  • 何か手続きが必要になると、店頭に来いという:そのくせ、コロナなので来店予約を先に行えという
  • ハンコが必須:ネット銀行でもハンコを撤廃できているところは少ないのですが、メガバンクは当然ハンコが必須です。ハンコと通帳、店舗の3点セットは反DXの3大アイテム

とはいえ、ほとんどの大企業はメガバンクのどれかをメインバンクにしていて、会社によっては給与振り込み先銀行を指定しているところもあると思います。この仕組みによって、サービスが大してよくなくても、顧客を抱え込めるという仕掛けです。ぼくの勤務先は自由に銀行を選べるようになっていて、経費精算の振込では毎週精算されます。こういう自由度は重要ですね。

 

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