眠れる獅子JCBが本気を出してきました。2026年1月13日にスタートする新ポイントプログラム「J-POINT」に合わせて、特定店舗での還元率を大きく高めてきました。ファミレスやカフェ、マクドナルドなどのファストフードで10%還元です。
最大10%還元の概要
では新しいポイントアップ対象プログラムの概要です。なお対象カードはJCBプロパーのいわゆるオリジナルシリーズになります。
- 要店舗ごとにエントリー
- 対象期間は店舗ごとに異なる
- 翌月25日頃にポイント還元
- 対象カードはJCBオリジナルシリーズ(ApplePay、GooglePayも対象)
期間はややこしいのですが、ざっと見ると12月16日からスタートするものと、1月13日のJ-POINTスタートに合わせるもの(事前エントリー)に分かれる感じです。

10%還元は、三井住友カードやMUFGカードの基本7%と比べても還元率が高いように見え、なかなかに競争力があります。ただし、三井住友カードやMUFGカードは基本が7%で、さまざまなサービスを使うと還元率が上乗せされて最大20%までアップするのには注意です。まぁ普通に使っていれば10%くらいまでアップされている人が多いのではないかと思います。
5%還元のほうは、ちょっとミスリードで、下記のすべてのサービスが5%還元になるわけではありません。例えばAppStoreは一般カード2倍=1%、プレミアムカード5倍=2.5%還元です。セブンイレブンは3倍=1.5%と振るいません。Uberなどは、2026年1月13日からポイントアップ開始で、4月12日までが15倍=7.5%、4月13日からは10倍=5%とけっこう複雑。よく店舗ごとにチェックする必要があります。

1月13日のJ-POINTでさらなるキャンペーン期待
来年のJ-POINTスタートは、JCBにとっても数十年ぶりの大きなポイントプログラムの改定です。従来の1ポイント5円→1ポイント1円に変わり、利用額に応じたボーナスポイントなどいまや定番となったプログラムもスタート。優待店舗個別のポイントアップも用意するなど、三井住友カードやMUFGカードを意識した最新のプログラムに生まれ変わります。

とはいえ、細かく見ていくと、基本で上回っても純粋な「還元率」では未だに他社のほうが有利。 JCBには個別のキャンペーンに期待しましょう。