先日「指数ビジネスはおいしい」という記事を書きましたが、仮想通貨の指数の提供をBloombergがデジタル資産運用会社のGalaxy Digital Capital Management LPと共同で開始しました。
BGCIは時価総額荷重のインデックスで、10種類の仮想通貨を組み込んでいます。
- Bitcoin 30.00% 仮想通貨の王、金
- Ethereum 30.00% スマートコントラクトの始祖
- Ripple 14.14% 国際間送金のリーダー
- Bitcoin Cash 10.65% 思想の違うBitcoin
- EOS 6.11% Ethereum対抗馬
- Litecoin 3.77% 仮想通貨の銀
- Dash 1.67% 匿名通貨1
- Monero 1.66% 匿名通貨2
- Ethereum Classic 1.00% Ethereumハードフォーク
- Zcash 1.00% 匿名通貨3
仮想通貨の王であるBitcoin、取引量やスマートコントラクトの起源でもあるEthereumも順当、国際間決済に使われるRipple、BitcoinのオルタナティブでもあるBitcoin Cash、金であるBitcoinに対し、銀と言われるLitecoinも納得です。
スマートコントラクト分野では、Ethereumの対抗馬とも言えるEOSが入り、Ethereumと初期にハードフォークで分岐したEthereum Classicも入っています。
意外なのは、送金者、受信者、送金額などが追えないDash、Monero、Zcashといういわゆる匿名通貨が含まれていること。日本では、金融庁のアンチマネーロンダリングの方針もあり、コインチェックがDash、Monero、Zcashの取り扱いを打ち切る方向です。世界では意外と注目されているのかも。
ぼくの仮想通貨ポートフォリオだと、EOSとETH classic、そしてZcashが入っていません。またEthereumとRippleの比率が低く、その分Bitcoinが多い状況です。